食に関しての未練を残した人のみ、訪れられる場所。
そこは3人で創り上げられた店。
連続短編、4人分のお客さん。
プロポーズをしよう、としていた矢先に死んだ彼。
大事な時に寿命が尽きてしまった彼女。
親子になりたい、と頑張っていた継母。
遠い昔に妻と約束した夫。
ドラマなんかにありがちな、だったのは1話目。
悲嘆にくれる彼女を見て、決意した彼ですが
最後渡さなくて正解だった気がします。
それがあれば、確実にそこに気持ちが囚われて
そういう一歩は踏み出せなさそうでしたし。
そもそも、それごと包み込む男は現実にはいません。
始まりから怪しい、と思っていた2話目ですが
予想的中、でした。
一途に、純粋に、は彼らか子供ぐらいのものです。
当たりの卵が入るという事は、結構大きなたこ焼き?
嫌われないように、母親としてすかれるように、と
頑張る彼女の、嬉しい日になるかもしれない3話目。
ここまで考えてくれていると知ってしまったら
泣いてしまいそうな感情が胸に広がるかと。
そんな食事中での、あの焦り。
何が起こるかと思ったら…これは大丈夫なのか、と
給仕と一緒に問いただしたいです。
そして、待ち続けた人がくる4話目。
過去の回想シーンから、まさか…とか思いましたが
さすがにそこまでの裏はなかったです。
その後のアタックをした後輩。
どれほどの後悔を胸に抱いた事か。
次がある、からこそ突っかかったり
感情のまま動いたり。
それでも、悔やまないよう生きていきたいものです。
しかし…場所が場所だけに、どれもこれも
美味しそうなものばかり、でした。
とはいえ、どんなものかきれいに想像できるのは
たこ焼きぐらいでしょうか?
かろうじて、チョコ、はいける??