つるみ犬丸のレビュー一覧

  • 閻魔大王のレストラン

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    食に関しての未練を残した人のみ、訪れられる場所。
    そこは3人で創り上げられた店。

    連続短編、4人分のお客さん。
    プロポーズをしよう、としていた矢先に死んだ彼。
    大事な時に寿命が尽きてしまった彼女。
    親子になりたい、と頑張っていた継母。
    遠い昔に妻と約束した夫。

    ドラマなんかにありがちな、だったのは1話目。
    悲嘆にくれる彼女を見て、決意した彼ですが
    最後渡さなくて正解だった気がします。
    それがあれば、確実にそこに気持ちが囚われて
    そういう一歩は踏み出せなさそうでしたし。
    そもそも、それごと包み込む男は現実にはいません。

    始まりから怪しい、と思っていた2話目ですが
    予想的中、でした。
    一途に

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    2018年05月17日
  • 日本酒BAR「四季」春夏冬中 さくら薫る折々の酒

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    日本酒が好きなので、旨そうな日本酒とそれにマッチする料理をドラマ仕立てで紹介してくれるこんな本は大歓迎です。
    基本ライトノベルなので、肩ひじ張らずに読めるし、なにより読みやすい。
    ドラマの方も内容的に結構面白く、日本酒バー四季のバーテンダーである主人公とバーのオーナーである美貌の未亡人の関係もなんかいい感じで、今後の展開が楽しみである。
    著者の日本酒に対する愛情が伝わってくる作品でした。

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    2017年11月11日
  • 駅伝激走宇宙人 その名は山中鹿介!

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    戦国武将の名前だー同姓同名かなーとタイトルの名前部分しか目に入ってなかった。「駅伝激走宇宙人」だった。武将とSFがつながるなんて思いもしなかったので最初ええええ〜っとなりましたがお話はとてもステキで面白かったです。鹿介や小夜、早苗に対する出雲のツッコミやさらっとひどい毒が面白くて好きでした。宇宙人だからなんでもありなのかなと思ってたけどそうでもなく、ちゃんと駅伝の練習してる。ご本人ということや尼子のこと。もちろん物語とはわかっているけどもしそうだったらいいなとなんだかロマンを感じました。
    h29.5.22

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    2017年05月22日
  • ハイカラ工房来客簿 神崎時宗の魔法の仕事

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    ネタバレ

    やってきました大正時代! 革製品で問題解決?

    色々な職業小説があるけれど、寡聞にして革職人は初めて。革製品のうんちくも楽しく読みました。大正時代にタイムスリップというのも面白かった。大正って、古いような新しいようなところ。これからどうなるのかは少し心配ですが、なんとなくレーベル的にもあまりしんどいことにはならないかな。

    新しい技術をどんどん生み出した先代=神崎時宗本人なんじゃ……でもそれだったら元の時代に戻れない? それとも先代=正太? ここ、気になります。

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    2016年05月08日
  • ハイカラ工房来客簿 神崎時宗の魔法の仕事

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    目次を読んで完結かと思いきや、そうではなかった。シリーズ1作目。
    いきなりのタイムスリップにもめげず、大正時代に馴染んでいく時宗。周りとの掛け合いも微笑ましい。
    色々な難題を比較的あっさりと解決していく気がしないでもないけど、楽しく読みました。
    革製品に限らず、職人が主人公の話は好きです。

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    2015年09月02日
  • サムライ・ランナー! 続・駅伝激走宇宙人

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    「駅伝激走宇宙人 その名は山中鹿介!」がとても面白かった分、この作品は物足りなく感じました。全体に大味というか、詰め切れていない部分が多いように思います。今作は若者たちを中心に物語が展開、鹿介は脇に追いやられた感があります。もちろんそれ自体は良いのですが、コース設定も考えに入れると、鹿介たち「宇宙人」が地球にいる必要ってあるのかな?と思ってしまいました。

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    2015年03月19日