木村岳史のレビュー一覧

  • アカン!DX

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    ネタバレ

    相変わらずの木村節さく裂といえばそうなのだけど、クロステックで読んでいたので概ね中身は想像通り。日本のSIerという産業がいかにダメかっていうのはいつもの事なのだけど、DXの本質はデジタルではなくエクスチェンジ=変革だという主張を今回は強く感じた。まあ、当たり前のことなんだけど、世の中で言われているDXって単なるIT化であることが多くて、何がXなのか判らないものが多い。自分が今係わっている仕事も、現行踏襲というITの世界ではもっともやりたくない仕事であり、DXとかけ離れた仕事。本当に色々なことを考えさせられてしまいました。色々反省ついでにいうと、今回の自分の仕事も現場からのボトムアップで検討が

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    2021年12月26日
  • SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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    お馴染みのSIer滅亡論を掴みにユーザー企業のIT部門を滅多切り、終章ではこれからのSIerの方向性を考察する。自分の経験のなかでも優秀なIT部門もあれば、ユーザとの単なる窓口まで、色々とお付き合いさせて頂きましたが、一概にIT部門だけ責めるのも気の毒な気がする。紙媒体を売る会社さんがWebメディアに進出した際、以前、雑誌の販売管理システムでお世話になった方が、しばらくしてお会いすると、Webの開発マネージャになっていました。これは経営陣が新しいWebビジネスに向けて、IT部門の体制を大きく変えた事例だと思う。また、二つの対談でも述べられているコードを書く重要性についての言及はまさに我が意を得

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    2016年03月05日
  • アカン!DX

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    DXを切り口に日本企業の問題点を指摘した1冊。中盤までの指摘については、例えば今ブームになっている「脱炭素」に置き換えてもそのまま当てはまることも多いように思った。(後半のSIerに対する指摘等はDX分野に特化したものだったが)

    「そもそも変革すべき仕組みがない」、「勝手にやっている現場の集合体なので誰も自社の仕組みの全貌を把握していない」、「イノベーションの本質がわからない」
    →日々働く上で漠然と感じていたもやもやが言語化され批判されていたのでスッキリ&共感した。

    経営者に読んでもらい、自らの言動を悔い改めてもらいたい一冊。ただし、一従業員の立場からいくら「そうだそうだ」と思った

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    2024年01月05日
  • SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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    極論暴論だけでなく、本を読んでみようと手に取った一冊。
    令和四年まだSIerは死なず、蟹工船プロジェクトは世に蔓延り、ダメなiT部門とベンダーマネジメント()を得意とするSIer、枯れた技術に拘束されるソフトハウスの技術者という構図も変わりつつあるようでまだまだ存在する。

    蟹工船の一員として、なかなか身につまされる一冊。
    2016年に出た本ではあるが、今昔どうなった?という目線で今読むと示唆深い。

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    2022年05月21日
  • アカン!DX

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    言葉が一人歩きして不十分な解釈がされがちなDXを、正しい理解に導いてくれる本。
    DX導入本として優れているのではないでしょうか。

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    2021年08月21日
  • アカン!DX

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    日経クロステックを普段読んでいる身としては、復習が中心の読み方になりました。

    個人的には広まってほしい認識が詰まっているので、オススメの書籍に入ります。

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    2021年07月16日
  • SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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    タイトルは過激であるが、特に対談内容は考えさせられる。
    コペルニクス的転回になるのかもしれないが、まずは受け入れて、選択肢に入れていくべき。
    変革を後押しする一冊。

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    2017年01月06日
  • SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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    前著ほどではないかなーと思いました。
    というか、結構 Web 上の記事で読めてしまうので、本で読みたい方向けですかね。

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    2016年05月20日
  • アカン!DX

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    社内でDX関連の業務に携わることになり、関連書籍を手当たり次第読んでいます。著者の本を初めて読みましたが、歯に絹着せぬ物言いでバサバサと日本の現状を切っています。危機感を抱くのに適した本です。会社の上位層が読むべき一冊かと。

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    2023年06月26日
  • SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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    日経クロステックでも連載されてて、よくこの人の連載は読んでいたが、耳が痛い。。

    確かにIT業界に人が足りないと言われているが、その大半は「臨時工」や「COBOL見習い」なのかもしれない。景気が減退し、案件が少なくなると、「新規事業だ」といって新しいシステム作りに注力させる一方、既存の保守が盛り上がると「新規事業」から人を引き抜くITベンダー。正直その「新規事業」も、何のためにやってるのか分からないような格好つけの事業に過ぎない。その意味で、セコムの例は見習える。新たなサービスを作り出す。

    大企業では技術者がいないのも頷ける。大規模プロジェクトでは正直大きな部分を担うことがないので育ちよう

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    2022年01月10日
  • アカン!DX

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    DXの必要性や重要性を唱える動きが見られるが、DXの本質である「業務の仕組みの見直し」ができていない事例を、歯に衣着せぬ調子で鋭く批判する。DXではなくデジタルカイゼンに過ぎない点や、これまでの改善活動が、業務の抜本的見直しやイノベーションを阻害しているとも分析。経営者の意識や、人月商売として御用聞きに終始するSIerの問題を酷評。
    DXの動きが加速することによる、システム会社やSIer側にとっての不都合な真実等はとても興味深い内容。

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    2021年12月28日
  • アカン!DX

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    少しでも学んでいる人はこういうことは分かっていると思う。
    学ばないのに声が大きい人がのしているから混乱しているだけで
    でも学んでいて声の大きい著者のような方がもっと増えないといけないな

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    2021年10月09日
  • SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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    ネタバレ

    日本のSE、SIの現状やありかたを考える本

    Tipsメモ
    ・今の開発はERP、FinTechなどに置き換わる
    ・需要が一定でないと今のSIは成り立たない→下請けからつらくなる
    ・「ものづくり」「おもてなし」気質
     →現場の頑張り依存、マネジメント後進国

    ・仕様書を書く人がPGを書かない、プログラムを書く人が意味も解らず仕様通りに書く
     →生産性低い
    ・建造物では設計図・構造計算あり→建てなくても強度は解る
     →ITは「設計図と建物」より「レシピと食べ物」に近い
     →なんちゃってレシピでおいしいかおいしくないか関係なくレシピ通りに作る
     →あいまいな要件・仕様で、経験・行間読み・稼働で実現す

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    2019年01月01日
  • SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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    暴言暴論編に続けて読んだので、さすがに少し食傷気味。

    対談の中には興味深いものもあったのだが、ぜひもう少し突っ込んだ対談を聞きたいものだ。

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    2018年05月31日
  • SEは死滅する 技術者に未来はあるか編

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    ネタバレ

    大手金融機関の保守費用
    →一社年間500億円以上

    ぐちゃぐちゃなシステムをさらにぐちゃぐちゃにする
    →田舎の温泉宿の増築のよう

    日本企業は自分のたちの組織を守るために、非効率なシステムを導入し維持しようとする
    という前提

    本来のERPの目的
    →一般管理費の削減
    →儲けるため

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    2017年10月05日
  • SEは死滅する(日経BP Next ICT選書)

    ネタバレ 購入済み

    刺激的なタイトルなんだけど

    この業界で働く立場で読みました。

    私自身、この本で取り上げられている受注開発・人月ビジネスとは異なるは働き方ではあるものの、同じ業界にいるものとして、常々日本のIT業界の持つ異常性について、同様の問題意識を持っていた。

    それで、刺激的なタイトルだったので、立ち読みして購入し読んでみた。

    ―んですが、どうも途中で読むのが疲れてしまった。

    同じジャンルの書籍でも技評から出ている「システムインテグレーション崩壊 ~これからSIerはどう生き残ればいいか?」の方が個人的には読みやすかった。

    なんでかなと思い、著者の経歴を調べてみると、本書は日経コンピュータの編集者で、ITと経営をテーマにした

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    2015年11月12日