前田勉のレビュー一覧

  • 江戸の読書会

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     会読とは、複数の参加者が1冊のテキストを使い、討論し合う読書である。共同で同一の本を読むことで、真理を探究し、発明することができる。教育史によると、この手法が普及したのは江戸時代の思想家荻生徂徠のグループの活動のおかげだという。藩校や私塾では、儒学を学び、素読、講釈を経て会読を行った。ちなみに寺子屋では、会読は行われず、また、書物も商業往来や百姓往来を主に読んだ。このように、江戸時代は各人の身分によって学ぶ場所、内容が異なっていた。興味深いことに、身分制が強かった江戸時代、藩校や私塾は個人の属性にかかわらず、平等な関係で討論できたと本書で指摘される。つまり、実力本位の討論を実践できる特殊な空

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    2024年12月30日
  • 江戸の読書会

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    江戸時代の思想史であり、教育史にもなる。っとても勉強になる本。江戸時代には会読という勉強法があり、その重要性を説いている。再読してみたい。

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    2019年08月11日
  • 読書会ブームが来た!

    購入済み

    読書会の魅力を知ることができる

    書かれた時期が少し前なので、現在は異なっているものもあるかもしれません。
    それでも、読書会というものに関する知識を得ることができ、長所を学ぶことができました。

    印象に残ったものは、江戸時代の「会読」について書かれている項です。

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    2020年02月13日