坪田一男のレビュー一覧
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院生や研究職に関する話と聞いて、最初は「高学歴ワーキングプア」と一緒か?と思ったが、こちらは視点がオプティミスティックでマッチョ。研究能力やプレゼン能力が全くない人は相手にされてない。ちなみに著者の顔写真からもマッチョ具合が伺える。
本書では研究能力がそれなりにある人に対して、人生を見据え、大きなゴールを持ち、そのために必要な能力を鍛え、戦略的に行動することを勧めている。
著者から受け取ったメッセージは、「理系の諸君。足下ばかりみてないで、顔を上げて目を見開き、視界をクリアにさせ、そしてゆっくりでもいいから着実に、ゴールに向かってまっすぐ前に進め」である。
ブルーバックスはこういう本も出すのか -
Posted by ブクログ
過去の習慣やしがらみ、効率化することに抵抗するのが日本人の特徴であり、それは学校教育から叩き込まれているので多くの人は失敗を恐れる傾向にあること、が改めて認識できた。
アメリカは続々と世界をリードするような企業が出てくるのに、日本はいつまでも大企業が変わらないというような状況は、教育や文化からそもそも違うだなと感じた。
そういったことを認識した上で、自分の快適なゾーン(コンフォートゾーン)から抜け出して、様々なことにチャレンジしていく姿勢というのは忘れずにいたいと思った!
共感できるところは数多くあったのですが、著者の自慢⁇と感じるところも多かったので星3つです! -
Posted by ブクログ
■概要
従来の組織のレールに乗っかって出世することが成功だった時代から、組織にとらわれず自分で考え行動した人が成功するということを書いた本。
組織で得られる自分の専門性だけを極めたI型人間に対して、専門性を軸としてそれからはみ出した領域に対して学び、活動することでT型人間になることを勧めている。
現在の日本では企業の中で何でもやるジェネラリストが多く、かつ努力も少ないため小さなT型の人が多いが、それだと何者にもなれない。それに対し、強いT型人間になるHowtoを著者の経験に基づき書かれている。
■感想
内容自体はよくある本であり、最近の社会の潮流に沿っているためあまりこの手の内容を知らない人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ近視に関する最新の研究成果(と著者は言っている)をまとめた書籍。
著者はレーシック治療を推奨する立場を取り続けている。
近視は放っておけば他の目の病気も誘発したり、最悪の場合は失明する可能性もあるため、近視の治療方法を早期に確立し保険適用を目指す活動を続けている。
さらに、近視になる前の予防の重要性も訴えており、その方法(まだエビデンス段階)も紹介している。
予防としては、1日2時間を屋外で過ごし380nmのバイオレットライト(著者が命名)を浴びると良い。だが、紫外線予防として400nm以下の光は様々なところでカットされているので注意が必要(眼鏡、コンタクト、窓ガラス、等々)。
また強度近視で -
Posted by ブクログ
修士では何だかんだ遊び呆けて、社会人9年目にしてやっと真面目に研究し始めたので読んだ。ガイド7〜10はためになった。それ以外はサラッと読む程度で十分だった。
英語論文を素早く読むには、まずイントロとディスカッションを押さえる。
意識して英語論文を速く読むようにする。
ポッドキャストを利用する。
ジャーナルのインパクトファクターに注目する。
論文の5W1Hを意識して執筆する。
なぜこの研究をするのか、これまでに誰がどんな報告をしているのか、この研究と先人の研究がどこで関係するのか、いかなる手法の研究か、その結果何を得たのか、それにはどんな意味があるのか、why,who,where.how.w