國貞文隆のレビュー一覧
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東洋経済、GQジャパンの記者であった著者が出会った「社長」という種族を、日本の大企業、中小企業、外資系、同族二代目等のカテゴリーで生態をまとめた本。
タイトルよりも中身がずっといい。
古くは松下電器の「山下飛び」の山下社長から、最近の大王製紙まで新聞や雑誌には記事にされないエピソードも満載で世の中の見る目が広がって勉強になる。
ちなみに、エネルギッシュな社長達が朝からステーキを食べるからといって、ステーキを食べると出世するわけではない。それはイチローが毎日ブランチにカレーを食べるからといって、カレー食べたらイチローになれるわけでないのと同じ(笑) -
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ネタバレ社長たちは成功する前、成功した後も、限りある一日の時間の中から蒔ごとの合間の数時間、すっと勉強し続けている
社長の能力には会社の運命が掛かっている。
つまり、社員とその家族の生活が懸かっている。社長には教えてくれる上司がいない。いわば、自分一人で己を磨き、世のライバルたちに打ち勝つ能力を開発しなくてはならない。社長とは、勉強家であり続けなくてはならない存在である。
社長の勉強で特徴的なのが、「インプットよりアウトプットを重視する」
●アウトプット
①自分の目的、視点を作る
②実践し仕事に役立てる
③自己育成する
●インプット
A,人の話を聞く
B,本を読む
C,情報を読む -
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本書を書くために用意された著者の取材資料はどのくらいの分量だったのか?とどうでもいいことに興味を持ってしまうくらい、たくさんの『社長』に関するエピソードが満載されている。
読み物として、単純に面白い。加えて名経営者の哲学に触れることができるので勉強になる。さらにITベンチャー勃興の歴史なんかにも触れているので、知識も入ってくる。ということで、個人的に一冊で三度おいしい本であった。
特に引き込まれるのは、大企業における社長人事における駆け引きの箇所。ワタシもそれなりの規模の組織に身を置いており、『分かるなぁ』という納得の部分はあった。しかし『まさかそんなことあんの?』という内容も数多く紹介されて -
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●内容
・「300人以上の経営者を取材した」ジャーナリストによる社長図鑑。
・大企業、2代目、外資、中小、ベンチャーのジャンル分けで、それぞれの特徴などを語る。
・一部有名経営者のエピソードの引用などもあり、巻末の参考文献とあわせて読書を展開できる。
●感想
・タイトルは広告チックだが、そのココロは「社長は朝からトップスピードで活動するからエネルギーを欲する」というもの。
朝4時からランニングをするマクドナルド原田社長や、寝起きのままスポーツジムへ向かう社長の話が紹介されている。
・自分が役所勤めなので、「大企業」の事例に興味が湧く。
大企業で出世した人たちに共通する要素、特に「なぜ -
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①失敗の原因の共通項は?
・ない
・受験が多い
・失敗の数が多いがくじけない
②事前に失敗を回避する方法は?
・失敗を恐れず、あきらめない
・リスクを想定し、何か起った時のシナリオ作りをしておく
③気づき
・成功した経営者の共通点は「あきらめず成し遂げる力」
・稲森さんは受験、就職に失敗
・柳井さんは内気で、無気力
・孫さんは、創業当時、3年半入院
・井深大さんは東大を落ちている
・石橋正二朗は、大学断念
・松下幸之助は、失敗し続ければ、いずれは成功する
・日本マイクロソフト社長、樋口、失敗してもやめない
・星のリゾート星野さん、家業を継いだが、100人中2/3が辞めた
・本田宗一郎のバイ -
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●内容
・ビジネス誌ジャーナリストによる、社長インタビュー。
・設楽ビームス社長、堀グロービズ代表、荒井ブックフィールドキャピタル代表など、さまざまな業種、年齢の社長が登場。
・それぞれの学ぶ姿勢、勉強スタイルに迫る。
●コメント
○各社長へのインタビューを通じての総論。アウトプット重視であることが強調される。勉強=インプットは、求めるアウトプットに応じて行う。
(引用)
・社長の勉強法とは、課題をクリアするためにこなすものではなく、「自分に必要な能力を見極める」ところから始まり、「最も効率的にそれを身につける」方法を編み出すものである。彼らは、自分で決めた目的を果たすために、一日ごとに -
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タイトルが奇をてらっていて誇張しすぎですが、
本の中身は結構真面目な内容。
面白かったです。
(最近、こういう派手なタイトルの本が増えてきましたねぇ。
決して肉を食べれば、出世できるわけではないと思います。。)
主なテーマは会社の社長の実態を明らかにした本。
面白いのが社長といっても、
大企業・中小企業・外資系企業・ベンチャー企業で
社長の考え方・哲学や生活スタイルや
出世までの道のりが異なる点。
筆者の主張がどこまで正しいのかはよくわかりませんでしたが、
色々な本を調べたり、社長にインタビューして
導き出しているようです。
社長になりたい人、興味のある人は、
一度は読んでみると楽しめる内容