社長の生態を知るにはいい資料。
タイトルに関連する記載は、はじめだけで、あとは、結構、まじめに過去の社長たちの特徴を整理整頓している。
・社長になったら自腹の機会がほとんどなくなる
・社長のパーティや会合での過ごし方
・社長のカネと女
・どうやら社長経験者の方が、その他取締役よりも長生きする
・司
...続きを読む馬遼太郎や塩谷七生を読むが、二代目は経営ビジネス理論書を好む
などなど、あるある、と思う事例が書かれている。
経営者の名前がどんどんでてきて、いったい何人の話がでてきたものか。
第四章の中小企業社長の話のところから、すこし悲しい現実を目の当たりにする。
・・・・引用
日本電産グループを率いる永守重信社長は、新聞のインタビューで次のような主旨のことを語っている。銀行から融資を受けようとしても担保がなく、生命保険に入れと言われた。その意味するところは、会社をつぶしたら自殺して返さなければならないということであり、死に場所も決めていたという。永守氏が創業した頃には、周囲の知人7人が事業を始めたが、そのうち3人は自殺。二人は残っているが、残り二人は行方が分からなくなっているとのである。・・・・・
なんとも社長といっても、大企業のサラリーマン社長、同族系オーナー社長、外資系社長、中小企業社長とでは、まったく違う生態であることがよくわかった。