近藤幹生のレビュー一覧

  • 保育とは何か

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    保育問題が話題だ。

    しかし感情論や、男性・女性、共働き・専業主婦家庭などにより意見は様々で、少し距離をとって全体像を把握する必要がある。

    「子どもがうるさい」といった理由で保育所建設が中止にもなる事例も多いが、著者が繰り返し記述している「子どもを社会が育てる」という視点が欠けているようにも思う。


    2014年に刊行された本書の著者は保育園の運営をした後、大学で教鞭を取っており、実務面と制度面がバランスよく記述されている。

    まず前提として押さえておきたいのが、本書における「保育者」は保育士と幼稚園教諭の両方を含んでおり、内容も両者にまたがることだ。

    次に、保育所は児童福祉法を根拠として

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    2016年04月20日
  • 保育とは何か

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     この著作は、現代の保育にまつわる様々な問題について、網羅的に知ることができる
    1冊である。内容は、待機児童問題、保育の現場で起こっていること、優れた保育園の実例紹介、子ども子育て支援新制度について、過去と現在の社会の変化による保育の変化、保育士の置かれている状況など。豊富な参考文献が下支えとなっている良書である。

     良書というのは、良きブックガイドになっていることも多いが、本書はまさにそうで、本書をきっかけに手に取る本を増やしていけば、より保育についての知見を深めていくことができるだろう。

     著者は大学教授であるが、約30年に渡り保育士、園長を経験したスペシャリストでもある。だからこそ、

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    2018年03月03日
  • 保育とは何か

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    本書は、長年保育の現場に携わってこられた著者が、現在までの保育の流れや制度、そこで働く保育者たちの実情、全国のユニークな保育の現場などをコンパクトな新書にまとめたものである。

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    2015年05月07日
  • 保育とは何か

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    待機児童を解消するために、国は規制を緩和して保育施設を認可している。そういう状況を詳しく説明しつつも、本来幼児期に必要な充実した遊びがどの施設でも保証されるべきだという筆者の思いが伝わってくる。

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    2015年02月07日
  • 保育とは何か

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    すでに10年は前の著書。保育を取り巻く環境は年々変化しているので参考にならん部分もあったけれども、子供に対する根本的なところは変わらんので勉強になった。

    題材が保育とは何か、なので保育の歴史は変遷などの比率が多め。正直なところ、取り巻く環境よりも対子供に向けたハウツーなんかも欲しかったのでその点では物足りず。

    ま、ブクオの110円本なので必要充分ではあった。また漁りに行こうっと。

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    2025年08月15日
  • 保育の自由

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    故あって保育について学習中。本書はあくまで保育者にとっての保育論(あるべき論)という印象。こうした理念を限られたリソースの中でいかに政策化していくかという点については、もう少し突っ込んだ議論が必要かと思います。(でも理念を語ることは大事)

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    2022年07月20日
  • 保育の自由

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    保育士業界事情を知るための1冊。

    著者は白梅学園大学の学長さん、保育士、保育園運営のベテラン。

    最近少子化対策がらみで目まぐるしく改定、増補が行われている保育制度と保育の定義を国の制度面からおさらいしつつ、現場を担う保育者の目線から、長年子どもたちを見守ってきたプロとして、子どもの健やかな成長を慮る。

    国は、施設もサービスも、数もメニューも増やした。働く女性のための(労働力を増やすため)無償化なども大胆に行い、待機児童削減のために厚労省管轄でなく内閣府管轄の企業主導型保育所も設定した。

    その一方、人員配置や保育者の給与水準は足踏みで、むしろコストカットを図るために基準を下げたりしている

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    2021年08月02日
  • 保育の自由

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    指針が改正されてから2年ほど経ちましたが、当時は新指針について学んだり考えたりしていたけど、ふと今は忘れかけていた…改めてこの本を読んで、ちゃんと保育について考えなければと思いました。

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    2020年12月13日
  • 保育とは何か

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    表題の「・・・何か」というほど、難しい内容ではありません。
    子ども・子育て支援制度にちなんだ出版かと思われるが、それならそれで、その制度について徹底させるべきべき。内容が散らばってしまってる気がする。

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    2014年11月11日