立川談春のレビュー一覧

  • 赤めだか

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    『赤めだか』、落語の演目のような書名。文庫化される時点で、単行本は13万部以上売れたという。それも当然、内容はもちろん、その語りとサゲの巧さといったら。でも、それが本職か。
    17歳で談志の門を叩き、33歳で真打になるまでの自伝。そこに描かれている談志がいい。矛盾だらけで、迷いがあって、弟子にはそれをそのままさらけ出して。談志なりに可愛い弟子たちのためを思っている。
    最終章、真打昇進のかかった7日連続の独演会。談春は、なんと米朝と小さんに稽古をつけてもらうという正攻法に出た。そして小さんの稽古のつけ方が談志のそれだということに気づく。いい話だ。
    途中には、高田文夫が登場する章がある。これが抱腹絶

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    2025年05月07日
  • 赤めだか

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    ひとつも落語を聞いたことがない人間でも惹き込まれる内容と文体。落語を知らずして生きるのは勿体ないのかもしれない。

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    2024年05月07日
  • 赤めだか

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    2015年購入
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    久々に読んでみた
    6年前に読んだ時よりも談春さんもわかるし志らくさんもわかるしで理解度が変わった気がする。
    2015年にやってたドラマも見直したけど濱田岳の志らく感がめちゃくちゃ上手かった。
    いつか寄席行って落語をちゃんと聞いてみたい。

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    2022年11月04日
  • 赤めだか

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    立川談春さんが談志師匠のもとで落語を学び、幕内になるまでの出来事が書かれたエッセイ。落語に関して無知であるが、興味を持たせてくれる内容であり、読みやすかった。

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    2022年10月05日
  • 赤めだか

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    談志さん、談春さんの落語を聞きたくなった!何者かになるには、相当な覚悟が必要である。私も目指す者になるために覚悟を決めよう。

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    2022年02月26日
  • 赤めだか

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    耳で聞いているような文章だった。好みかというとそう言うわけでもなかった気がするのだけれど。作中に没入するとか、登場人物に共感するとか、そういうこともほぼなく。ただもうひたすら読めてしまった。「するする読める」という表現をこれほど体感した本もない。噺家ってすごいな。

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    2021年12月06日
  • 赤めだか

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    筆者の立川談春は、立川談志の弟子。本書は、談春が談志に弟子入りし、真打ちになるまでのことをエッセイにまとめたもの。
    驚くほど面白い。
    落語家の世界、特に天才・立川談志について書かれているので、題材として面白くない訳がないのであるが、ストーリーとしての面白さばかりではなく、談春という人は、とんでもなく文章が上手で読ませる。
    また、色んな意味で、過不足のない、絶妙なバランスのエッセイだと感じた。
    まず、文章の抑制の効かせ方が素晴らしい。落語家の子弟関係は簡単な関係ではない。お互いに愛憎半ばするはずであるが、師匠の談志についての記述が、これ以上書くと愚痴や悪口になるぎりぎりのところで留まっており、か

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    2021年01月24日
  • 赤めだか

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    師匠と弟子の理不尽でありながら愛情あふれる関係がとても良かった。

    談志に憧れ弟子となるも、破天荒な師匠の言動に反発したりする事も多々。確かに理不尽だと思うが世の中そんな事が多いよな、と妙に納得した。

    志らくとの関係も面白い。立川ボーイズで仲が良いのかと思っていたが、実際は色々とお互いに切磋琢磨していたライバル。複雑な胸の内を赤裸々に語るのはすごいね。

    談春は弟子に厳しそうだ。前にテレビで弟子に厳しくしていたのを見た事がある。自分なら志らくに弟子入りするな。

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    2020年07月15日
  • 赤めだか

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    文章に味わいがある。師匠である談志や弟子たちの姿が活写されている。最後の小さんと談志の関係には涙した。素晴らしいエッセイだった。

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    2020年05月09日
  • 赤めだか

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    夢中になって読んだ

    落語に少し興味が出ました

    己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬というんです

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    2019年09月27日
  • 赤めだか

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    ・買った経緯
    夏フェスで談春の落語をみて惚れた
    ・買った理由
    立川流に擬似弟子入りしたかったから
    ・のこってる感想
    この本が好きな僕を好きなってもらいたい

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    2019年07月04日
  • 赤めだか

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    好きなアーティストとの対談でそれまでは名前しか知らなかった立川談春と言う人に興味を持ち、先ずはと思い読んでみた。
    噺家のプロだからと言ってしまえばそれまでだが、文章にしても頁を捲る手が止まらない感じで惹き込まれた。
    師匠である立川談志という人も、テレビで見かけるバンダナを巻いた気難しいおじさんとしてしか知らなかった事を今更ながら悔やむ。
    今度は是非生の寄席に行きたい。

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    2019年08月22日
  • 赤めだか

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    立川談春さんの入門から真打ち昇進までの話。いやー落語家にだけはならないと心に誓いましたw 50個も噺覚えられないでしょ。みんな頭良いんだなあと感心します。子ども向けの見に行ったことありますけど、また爆笑しに行きたいですね。

    あとこの本は、師匠と弟子の関係から学ぶコーチングの本でもあります。

    >後年 、酔った談志は云った 。 「あのなあ 、師匠なんてものは 、誉めてやるぐらいしか弟子にしてやれることはないのかもしれん 、と思うことがあるんだ 」この言葉にどれほど深い意味があるのか今の僕にはわからないのだが 、そうかもしれないと思い当たる節はある 。

    >型ができてない者が芝居をす

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    2019年02月16日
  • 赤めだか

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    最後に集約される。師弟の愛情の物語。
    昨年末のドラマを見て、手に取ってみたが、とてもよかった。
    原作と映像、どちらもgood。

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    2019年01月04日
  • 赤めだか

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    ほとんど知らない、実はよくわからない。
    立川談春という落語家は素晴らしい
    エンターテイナーなのだろう。
    師匠を越えるということは、弟子の成長は、
    師匠を喜ばせること。なにかひとつ、
    どこでもいいから、ひとつだけでも。

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    2018年07月30日
  • 赤めだか

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    ネタバレ

    でもな努力して皆偉くなるんなら誰も苦労しない。
    努力したけど偉くならないから寄席に来ているんだ。「落語とは人間の業の肯定である」
    立川流は一家ではなく研究所である
    なんの確約もない言葉でも、人間はすがりつく時がある
    今後は自分達のために毎日を生きろ
    噺家は皆異口同音に、真打より二つ目になれた時の方が嬉しかった、という
    相場の神様は、人を出し抜く、ずるさを主とした才能は許さないですよ

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    2025年06月21日
  • 赤めだか

    購入済み

    面白い

    あーっという間に読み終わりました

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    2016年02月09日
  • 赤めだか

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    前に一度齧り読みしてるのかな、ところどころ読んだ事あるシーンが出てきたので。まぁ読んでるか。あの談春師匠の本だし。

    何年、何十年も前に一度小平で、談春師匠の独演会を観たことがある。まー完成度の高い高座に膝を打った覚えがある。

    観終わったあとの一杯やってるときの同行者との熱を帯びた会話がそれを物語る。

    文才、というレベル感かどうか分からんが、題材が題材なだけに談志ってのはほんとおもろいなぁ、落語という枠よりも生き方が面白いということが伝わってくる。

    自分としては談志はあくまで異端なので落語の本流とは思っていないが(知ればしるほどそう思う)、そんな彼に真底惚れ込んだ弟子たちの葛藤もまた面白

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    2025年10月06日
  • 赤めだか

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    やっぱりリアルな人のノンフィクションで破天荒な話は面白い!談志は「芝浜」しか聴いたことがないけど、この本を読む限り考え方はすごい。弟子への説明がいちいち納得できる。よく中村勘三郎が「型があるから型破り、型が無ければ型無し」と言ってたけど、落語でも言うんだなー。
    談春さんはいろいろ不真面目ではあるけれど、今は志の輔の下で志らくと二人で立川流を支えてる人。今度、生で聴いてみたい。

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    2024年08月27日
  • 赤めだか

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    なんとも不器用な男、立川談春のエッセイ。
    このエッセイのすごいのは背伸びをせず等身大にありのまま書かれているところ。だから人間くさくてリアルで面白いんだと思う。

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    2024年08月22日