ワンカップ大関が如何に誕生したか。また大関の会社そのものと営業的な面も含めた革新性などが記された一冊。
まあまあ面白い。
しかし本書を読む限りにおいて、大関が日本酒の味そのものを革新した話は殆ど出てこない。
私はワンカップ大関を飲んだことも無いし、大関を買ったことも無いかもしれない。これは、「味で勝負」しているメーカーとは思えないイメージがあったからである。
日本酒そのものが売れていないこともあり、ワンカップ大関の出荷量は最盛期の半分以下に減っている。これは中身で勝負してこなかったツケではないだろうか。
そう思わされる一冊である。