アレックス・カーのレビュー一覧

  • ニッポン景観論

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    確かにニッポンの景観は醜悪。
    ごもっともな指摘ばかり。

    皮肉がキツイので身内の悪口を言われているような気分にもなるけれど、ニッポン人も成長から成熟へと向かっていけるように、少しずつやっていくしかない。

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    2016年08月29日
  • ニッポン景観論

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    海外と日本の観光地は何かが違うなと思っていたことがこの本ではっきりしたように思う。
    もし日本にダヴィデ像があったらという合成画像など視覚的にも問いかけてくる本。
    2020年の五輪前である今だからより読んだ方がいい本かもしれない。

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    2016年01月18日
  • ニッポン景観論

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     アレックス・カー健在である、というか全く変わっていない。もう20年も前から日本の風景を愛するとともに、それをぶち壊す電柱や看板や現代建築物に異を唱えてきた。
     彼の主張にはまったくの同感である。
     本書は彼のブレのなさを示しており好感は持てるのだが、もっと新しい意見や提案などがあれば、さらにおもしろかったと思う。20年前よりも携帯電話やインターネットなど生活様式が大きく変化しているのだから、別な取り組みや発展した考察がほしいと思うのは、欲張りすぎるだろうか。

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    2015年06月14日
  • ニッポン景観論

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    日本の景観を世界へ、というモンタージュ企画は皮肉が効いていて面白いと思ったが、田舎のブルーシートにまで文句をつけられると正直「そんなもんくらいほっといてんか!」というナショナリストの血が騒ぐ。西洋の優れた見識でアジア未開人の蒙を啓くというイヤミはシンガポール等のアジア優等生を引き合いにだして論を立てたところで否定しがたい。

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    2015年04月30日
  • ニッポン景観論

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    今年話題の新書とのこと。日本に長く住むアメリカ人で、東洋文化研究者である著者が、日本の公共事業がどれだけ景観をぶっ壊しているかを熱く語ってる。お説ご尤も、全く異論ない、ばっさり切って当然、でもなんかものすごく脂っぽいラーメン食べた後みたいなもたれ感はなんだろう?(苦笑)

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    2014年10月29日
  • ニッポン景観論

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    ネタバレ

    東京は住む環境に値しない。

    長野県どん詰まりの田舎から東京に帰るたびに常々思う。

    人が多すぎ、なんか生ゴミ臭い、空は狭い、水がマズい。

    そんなコンクリートジャングルの汚い写真がこれでもかと本書には掲載されている。

    だから本来の日本の風景を取り戻そう、というのが筆者の主張である。


    さて、ここまで同意してきたのだが、この主張には反発してみよう。

    一転反論である。

    かつて日本の町は木と紙と土の家だった。

    大地震が起き、戦争で焼け野原になり、その度に焦土の中から復興してきた。

    現在の日本の(特に東京)のコンクリートジャングルは合理性の塊である。

    地震に強い、火事に強い、さらには東

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    2014年09月30日