アレックス・カーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アレックス・カー氏の著書はもう何冊か読んでいるので、既視感がある記述も多いんだけど、何度読んでも納得できる指摘が多い。
文字だらけ(禁止文言だらけ)の観光地や電線だらけの町並みは、見ていて気持ちがいいもんじゃない(東南アジアなみにカオスになるとあれはあれで面白い 笑)。
〈商店街が観光地されることで、それまでの町とは関係のない業者や商品が入ってきて、その地域全体の文化や個性が消えてしまう〉ことはしばしば起こる。
横浜の中華街が典型か。店の人が中華街の中に住まなくなったことも背景にあるようだ。同じ神奈川だと鎌倉の小町通りも。最近は駅の逆側の御成通りも観光地仕様になってきている。
一時期、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ東京は住む環境に値しない。
長野県どん詰まりの田舎から東京に帰るたびに常々思う。
人が多すぎ、なんか生ゴミ臭い、空は狭い、水がマズい。
そんなコンクリートジャングルの汚い写真がこれでもかと本書には掲載されている。
だから本来の日本の風景を取り戻そう、というのが筆者の主張である。
さて、ここまで同意してきたのだが、この主張には反発してみよう。
一転反論である。
かつて日本の町は木と紙と土の家だった。
大地震が起き、戦争で焼け野原になり、その度に焦土の中から復興してきた。
現在の日本の(特に東京)のコンクリートジャングルは合理性の塊である。
地震に強い、火事に強い、さらには東