漆原雪人のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
オペラ座の怪人の回が泣けます
この作品は物語の中から出てきてしまった悪役が現実の人物に影響を及ぼしてしまうのを
召喚士が元の物語に戻して解決するお話です。
うん。月光条例と似た設定ではあるけれどアクションでどうにかする感じではなく、元の物語にいた解決役を頼ったり
別の童話の登場人物の力を借りたりして時に話し合ったりしながら解決します。
元の『オペラ座の怪人』もヒロインの味方ではあるのですよね。
手法がちょっと良くないだけで…
そんな怪人に依存してしまった登場人物の話が2巻の最初にあって思わず泣けてしまうお話で、良かったです。
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Posted by ブクログ
1年後に隕石によって壊れる世界において、世界を救っう為に自分を殺してほしいと、希望を体に宿す少女・ユーリに召喚された少年・大咲空。彼は、かつてこの世界を救った英雄の生まれ変わりであった。
ユーリに召喚され、世界を救う為に自分を殺して欲しいと頼まれた大咲空。
力の無い少年は、世界と大切な少女のどちらを選ぶのか。
終末世界という悲壮な世界観の下で、少年少女の暖かな関係やお互いへの思いやりが、穏やかな文体で語られる、良き作品。
いわゆる典型的なセカイ系の作品で、その味わいを十分に備えた作品でした。
落ち着いた前半に対し、急展開してゆく後半への駆け上がり方が良かったです。
しかし、細かなイベントに微妙 -
ネタバレ 購入済み
何故?、という感想しか出てこない。
『真祖』へ完全に成熟しても『心』を保つ方法を探すなら納得も理解もできるのだけど……。
生物的には、間違いなく最弱な『人間の遺伝子』が『真祖の遺伝子』を上回り『人間』になる方法を探すなんて、あまりに荒唐無稽で……それもたった半年でなんて微妙な気分になりました。
それ以前に、人外の生き物は大好きですが、人間はあまり好きでは無いのでその『目標?』はつまらない。
それ以外は割と満足していますが、後半の主人公の夢物語の発言にイラッとしてモヤモヤするのは否めない。