いしかわじゅんのレビュー一覧

  • 鉄槌!

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    ネタバレ

     民事訴訟で訴えられたいしかわさんが、弁護士を雇って裁判に応じる。民事裁判で訴えられたことは自分にもあるので、そうだそうだと思って読む。弁護士の文章が、そういうものであると思って読みにくいなあと思って読んだものだが、「文章が下手」と言われてみると確かにそうだ。わざと読みにくくして法曹界の人たちで情報を共有して、一般人をなるべく遠ざける意味があるのだろうか。甲とか乙とか言うのもやめたらいい。甲とか乙にしないで、そのままコピペすればいい。

     弁護士にいきなり200万払うのがもったいない。まず無料相談に行って、それから2~3件当たって感じのいい人を選ぶべきだ。偉そうにしている人や感じの悪い人と接す

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    2022年03月20日
  • 吉祥寺キャットウォーク 1

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    久しぶりのいしかわじゅん。
    久しぶりのマンガらしいマンガ。
    マンガらしいお約束が満ちていて思わずニヤリ。
    そしてホロリ。缶コーヒーが飲みたくなります♪

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    2012年09月18日
  • 吉祥寺キャットウォーク 1

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    いしかわじゅんさんだ! 懐かしい!
    大学時代にはまっていろんな作品を読みふけりました。

    あの、どこかやるせなくて儚げな描線と空気は健在。
    また新しい作品に出会えて嬉しいですw。
    続刊にも期待します(^^)。

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    2012年08月09日
  • 戦慄!まるプ業界用語辞典

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    1995.3.15 1版 560
    プロレスとは、人生そのものであり、人生とは、プロレスのごときものである、という真理に到達した偉大なる作家であり、比類なき冒険家である夢枕獏が、全人類に捧げる前代未聞の怪著。一読、眠れなくなる恐怖の物語、巨人のハートに意外な繊細さ等々、いしかわじゅんの名画と共に描く抱腹絶倒のエッセイ。

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    2009年10月04日
  • 鉄槌!

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    蔵書整理のために再読
    いしかわじゅんの本はおもしろい。悪口シリーズの本もおもしろいが,本書もとても読みやすい。
    いしかわじゅんは,裁判手続きをかなり正確に再現していると思います。
    作者が自ら書いているように,もう少し自分から弁護士に連絡をとってもよかったとは思いますが,それにしても,これほど依頼者と打ち合わせをしない弁護士は今時少ないのではないかと思います。
    ちなみに,裁判官への悪口は直接言っていないし(不満はありそうですが),最後は,判決ではなく和解で終了しています。後書きの高橋源一郎や他のレビュアーの方も,せっかく作者が正確に書いているのですから,そのあたりはきちんと読んだ方がよいのではな

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    2013年12月09日
  • 吉祥寺キャットウォーク 3

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    いつも感じるのは「変わらなさ」。

    同じような日常がめぐって、
    同じような想いに浸って、
    何かイレギュラーなことが起こっても
    またいつしか元の状態に戻っていく。

    でも、少しずつ少しずつ何かが変わっていて、
    いつのまにか、ちゃんと事態は動いている。

    そんなところが何だかもの哀しく、
    でもそんなところに惹かれます。

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    2013年09月13日
  • 吉祥寺キャットウォーク 1

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    吉祥寺にあるカフェ「キャットウォーク」で働く女子高生、小夏を中心に廻っていく群像ドラマ。

    ヤクザものからゲイに噺家、ホステスにパティシエまで、一癖も二癖もある登場人物が魅力的。なのに、話は淡々と、当たり前のように描かれていく。

    日常と非日常が溶け合うバランスが絶妙。
    雰囲気に浸れる漫画。

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    2013年09月08日
  • 鉄槌!

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    もう四半世紀前になるだろうか「法律で時代を読む」と前置きのついた「ワトソン JAPAN」という雑誌があって、その連載記事。ワトソン自体が早々に廃刊になってしまったので、後が気になりつつも、しばらく忘れていたのだが、これでやっとまとめられたものを読めた。
    ろくに話もきかずFAXのみでのやりとりとか弁護士のいい加減さにおどろいた一冊。

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    2013年05月25日
  • 吉祥寺キャットウォーク 2

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    キャラクターも雰囲気も
    定着してきたな~という感じの第2巻。

    ときどき、意外な登場人物の背景が
    妙にしっかり描かれるのが面白い。

    あれ? そういや今回猫出てきたっけ?

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    2013年02月26日
  • 吉祥寺キャットウォーク 1

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    いしかわじゅんの久々の漫画作品。作風は「東京物語」に近く、シリアスとギャグを絡めて淡々とすすむ。いしかわ氏のギャグはベタなのでギャグ主体の作品だとお腹いっぱいになる事があるが、当作品だと程よいエッセンスたして、読みごたえを軽くしてくれるのでオススメ。読後感も良く、次巻が楽しみな作品です。

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    2012年08月16日
  • 吉祥寺キャットウォーク 1

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    いしかわじゅんさんが今になって高校生を描くのは無理があるなんて、つまらないことは思わない。だって、私だって今の高校生なんてちっとも知らないしね。ざっと読んで残ったものが求めていた色ならそれでいいじゃないかと…。

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    2012年08月14日
  • 業界の濃い人

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    げげっ!ホントウに悪口ばっかし!とても面白い。こんな好き勝手書いていて,いしかわ先生は大丈夫なのだろうか!という心配をよそに,本編でさんざんイジられている北方謙三氏が,巻末の解説を書いていたりする。う〜ん,いしかわ氏本人こそ濃いのだろう。

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    2009年10月04日
  • 業界の濃い人

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    プロレス好きのいしかわじゅんが杉浦日向子さんに延々とマニアックなレクチャーをしてしまう「砂のように聞く女―杉浦日向子」を収録。業界の知人の意外な一面を愛をもってズケズケ書いちゃった一冊で、唐沢俊一、夢枕獏、北方謙三、大沢在昌、関川夏央などなど私の興味ある作家のエピソードも複数入っていて嬉しい。文庫版特別付録の「校歌でゆんゆん宗左近」は爆笑必至。いしかわは、「唐沢俊一の貸本漫画の取り上げ方が気に入らない」と言うが、「校歌でゆんゆん」のアプローチの仕方にはかなり近いものを感じた。いしかわじゅんが「一番濃い人」かもしれないなぁ…。

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    2009年10月04日
  • 鉄槌!

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    民事裁判顛末記。相手との係争過程も面白いが、裁判と弁護士のいいかげんさに驚く。裁判所も御多分に漏れず司法関係者のために存在するのだなぁ。

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    2009年10月07日
  • 業界の濃い人

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    いしかわじゅん氏の書く文章は面白い。
    自分が雑文を書くきっかけになったと言っても過言ではない。

    初めて氏の文章を読んだのはEYE-COM、週刊アスキーの前身誌である。
    まだMS-DOSにWindows3.1が載っていた頃の時代。
    しかもPCー98全盛。
    MACなんて触ったことないのに氏のおかげで偏った知識が身についたかも。
    いつの頃からか週アス読む目的が情報収集ではなく連載物を読むために変わっていったのも氏の影響だった。
    一時期スタパ齋藤氏の文体は真似してみたけど、いしかわじゅん先生の軽快さは真似できないね。


    今作に出てくる作家は知っている方が少ない。
    知っていても読んだことない人ばかり

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    2015年07月30日
  • 吉祥寺キャットウォーク 1

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    バブルハジけた後の「東京物語」だと思う。道具立てが同じで怖い筋の方が狂言回しという例のスタイルである。東京に馴染んでしまった愛知県民の「俺は東京に住んでるんだ」という叫びが見て取れる。
    てか毒気が抜けてしまって何か大事なモノを置き忘れた感が作者に無いだろうか?

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    2013年02月23日
  • 吉祥寺キャットウォーク 1

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    いしかわじゅん久しぶりの漫画、らしい。氏の作品はずいぶん昔にエッセイ本を読んだっきりだった。吉祥寺を舞台にした洒落たエピソードの連作で、手慣れて読み応えがあるが、これは2012年を舞台にしているのだろうか?舞台設定をみるかぎり2000年代だろうと思われるが、80年代の空気をそのまま引きずっているような印象もある。ひょっとしてこのあとで2011年3月が訪れるという展開なのかもしれないなあ。

    考証:冒頭で三鷹オスカー(名画座)が出てくるが、閉館したのは平成2年。2011年に少しだけイベント上映が行われているが・・・作中、吉祥寺ヨドバシカメラ(2007年〜)が既に建っている。微妙に時間がずれている

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    2012年08月29日
  • 業界の濃い人

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    再読この本は,いしかわじゅんの業界(?)人とのつきあいについてのエッセイ集である。高千穂遙との話が面白かった。内容は普通に面白い。細切れに読めるのでトイレ本としてかなりよい。

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    2011年09月28日
  • 鉄槌!

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    漫画家さんの裁判記録。
    事件の始まり具合のいい加減さ、弁護士のいい加減さ、
    判決のいい加減さが奇妙に絡まって、裁判というのはおかしなモノだな〜という印象を受けた。

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    2009年10月04日
  • 鉄槌!

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    昨年読んだ不条理な法廷闘争を綴ったノンフィクションを紹介。

    漫画家、いしかわじゅんは厳寒の山中、夜行スキーバスに置き去りにされる。

    後続のバスに拾われ事無きをえるのだが、置き去りにしたバスの

    運転手も乗務員も謝罪しようとしない。

    怒りの余り当の旅行会社をエッセイ漫画で批判すると逆に「謝罪」を

    求められ「名誉毀損」で訴えられる羽目になる。



    雇った弁護士はちゃんとした連絡をよこさない、必要書類の日本語が変、

    しばらくすると当の弁護士がいつのまにか別人に!

    旅行会社は都合のいい嘘ばかりを主張し、その場にいなかった「証人」まで出現する。

    怪しい人物が続々と現れるし文庫のための新章

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    2009年10月04日