いしかわじゅんのレビュー一覧
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ネタバレ民事訴訟で訴えられたいしかわさんが、弁護士を雇って裁判に応じる。民事裁判で訴えられたことは自分にもあるので、そうだそうだと思って読む。弁護士の文章が、そういうものであると思って読みにくいなあと思って読んだものだが、「文章が下手」と言われてみると確かにそうだ。わざと読みにくくして法曹界の人たちで情報を共有して、一般人をなるべく遠ざける意味があるのだろうか。甲とか乙とか言うのもやめたらいい。甲とか乙にしないで、そのままコピペすればいい。
弁護士にいきなり200万払うのがもったいない。まず無料相談に行って、それから2~3件当たって感じのいい人を選ぶべきだ。偉そうにしている人や感じの悪い人と接す -
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蔵書整理のために再読
いしかわじゅんの本はおもしろい。悪口シリーズの本もおもしろいが,本書もとても読みやすい。
いしかわじゅんは,裁判手続きをかなり正確に再現していると思います。
作者が自ら書いているように,もう少し自分から弁護士に連絡をとってもよかったとは思いますが,それにしても,これほど依頼者と打ち合わせをしない弁護士は今時少ないのではないかと思います。
ちなみに,裁判官への悪口は直接言っていないし(不満はありそうですが),最後は,判決ではなく和解で終了しています。後書きの高橋源一郎や他のレビュアーの方も,せっかく作者が正確に書いているのですから,そのあたりはきちんと読んだ方がよいのではな -
Posted by ブクログ
いしかわじゅん氏の書く文章は面白い。
自分が雑文を書くきっかけになったと言っても過言ではない。
初めて氏の文章を読んだのはEYE-COM、週刊アスキーの前身誌である。
まだMS-DOSにWindows3.1が載っていた頃の時代。
しかもPCー98全盛。
MACなんて触ったことないのに氏のおかげで偏った知識が身についたかも。
いつの頃からか週アス読む目的が情報収集ではなく連載物を読むために変わっていったのも氏の影響だった。
一時期スタパ齋藤氏の文体は真似してみたけど、いしかわじゅん先生の軽快さは真似できないね。
今作に出てくる作家は知っている方が少ない。
知っていても読んだことない人ばかり -
Posted by ブクログ
いしかわじゅん久しぶりの漫画、らしい。氏の作品はずいぶん昔にエッセイ本を読んだっきりだった。吉祥寺を舞台にした洒落たエピソードの連作で、手慣れて読み応えがあるが、これは2012年を舞台にしているのだろうか?舞台設定をみるかぎり2000年代だろうと思われるが、80年代の空気をそのまま引きずっているような印象もある。ひょっとしてこのあとで2011年3月が訪れるという展開なのかもしれないなあ。
考証:冒頭で三鷹オスカー(名画座)が出てくるが、閉館したのは平成2年。2011年に少しだけイベント上映が行われているが・・・作中、吉祥寺ヨドバシカメラ(2007年〜)が既に建っている。微妙に時間がずれている -
Posted by ブクログ
昨年読んだ不条理な法廷闘争を綴ったノンフィクションを紹介。
漫画家、いしかわじゅんは厳寒の山中、夜行スキーバスに置き去りにされる。
後続のバスに拾われ事無きをえるのだが、置き去りにしたバスの
運転手も乗務員も謝罪しようとしない。
怒りの余り当の旅行会社をエッセイ漫画で批判すると逆に「謝罪」を
求められ「名誉毀損」で訴えられる羽目になる。
雇った弁護士はちゃんとした連絡をよこさない、必要書類の日本語が変、
しばらくすると当の弁護士がいつのまにか別人に!
旅行会社は都合のいい嘘ばかりを主張し、その場にいなかった「証人」まで出現する。
怪しい人物が続々と現れるし文庫のための新章