みののレビュー一覧

  • にほんのうた 音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    みのミュージックチャンネル、みのさんが執筆。
    海外の間違った邦楽通史に心を痛め、自らが書きあげました。もう、辞書です。すごいです。
    これからもいろんな音楽に触れるたびに、
    これを引いて、邦楽通史に肉付けしていきたいと思います。
    本書への「広範な討論や批評は養分となり、大樹として幹、枝葉、根を大きくしていけると信じている」
    愛の物語です。

    0
    2025年06月28日
  • にほんのうた 音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史

    Posted by ブクログ

     YouTubeで「みのミュージック」という国内外のロックやポップスの解説動画をよく見ている。みのさんのロックやポップスについての愛と知識が半端なく守備範囲も広いので面白いのだが、ある回では「ペリー来航」と日本の音楽の関係について語っていて、「守備範囲どこまで?!」と驚き、この「にほんのうた」の通史についての本を書かれていることを知った。
     普通、ロックやポップス専門の方なら日本の大衆音楽の歴史として、せいぜい昭和に入ってからの歴史を書かれるのではないかと思うが、この本ではなんと「縄文時代」から始まっている。出土した縄文時代の楽器を博物館から提供された写真を掲載して説明している。そして明治の前

    0
    2025年03月03日
  • にほんのうた 音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史

    Posted by ブクログ

    螺旋階段を登るような平面的には行きつ戻りつしつつ少しずつ上昇する構造は、読み手にそこそこの忍耐力と読解力を求める。
    多重構造的な内容を解説する難しさを痛感する一冊だけど、終わって全体を俯瞰すると、とてもよく纏まってて自分みたいな門外漢にはただただ面白い

    1
    2024年03月10日
  • にほんのうた 音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史

    Posted by ブクログ

    YouTuberとで自身も音楽活動をしているみのによる、邦楽通史。

    縄文時代から丹念に邦楽史を書いているのは素直に素晴らしいと思う。
    反面、自分が知ってる現代の邦楽において欠かせないバンド(YMOやBOφWYなど)が名前しか出てこないのは物足りなさを感じた。
    色んなアーティスト(これも90年代以降の表現だけど)が並列で出てくるのは良いけど、圧倒的に影響力を与えたミュージシャンはもっと大きく取り上げても良いのではないか?

    本人も言ってるように、これがたたき台になって今後邦楽史がさらに整備されることを願う。

    0
    2024年05月09日