ソフィー・ハナのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレポワロ最新作。
とてもおもしろかった。
ドラマ再放送中のため、それを観た後に読む。
俳優さんも声優さんもお亡くなりになってしまったが、
私の中で彼らは永遠にポワロだ。
だいすきだ~~。
「カーテン」でショッキングなラストをむかえたポワロシリーズ。アガサクリスティは自分の死後、勝手に名探偵の話を続けられるのはイヤだったとのこと。
そーゆーものなのかなあ。
設定としては、原作の空白部分を利用しているらしい。
新しい相棒?助手?に若手の警部。
どこか彼を育て導こうとする感のあるポワロ。
事件はポワロのお気に入りの店で始まる。
そして3人の死体。
最後までどうなるどうなる、と一気に読み切れた。
おもしろい。
数年、数十年単位で過去に犯罪の原因がある、というのはクリスティの定番だなあっと思う。
まあ、どんな事件にしろ、原因は過去にあるのは当然なのだが・・・・。
今回は小さな村で起こった悪意が悪意を呼び、もたらされた死がその始まり。
愛だとか憎しみだとか、人間の感情ほど意味分からないものはないもんだ、全く。
ポワロが土に花を描いたシーンが印象的。
若手警部はトラウマ克服できるのか?とか
続けようと思えば続けられるのでは??
ホームズの認定続編もまた出版されるらしいですし、
こちらも是非続編を出してほしいもの。 -
Posted by ブクログ
名探偵ポアロシリーズをイギリスの作家が書いてみた、というやつ。白状すればポアロシリーズをきちんと読んだことがなく、テレビで見たくらいの浅さなので、実際のポアロと比べてどうか、という話は出来ない。なので単純にポアロという気難しい元警察官が出てくるミステリーとしてはそれなりに楽しく読んだ。まあ全体的に冗長すぎる会話や説明、どんでん返しにつぐどんでん返しの多さ、そして何より語り手である今回の相棒の内面のめんどくささ、そしてそれの活かされてなさ、などなど気になることをあげればキリがないが……まあ往年のファンが気に入らないことはなんとなくわかる。ムラは海外であっても怖い。
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Posted by ブクログ
ミステリ作家で元子爵夫人のレディ・プレイフォードの屋敷に招かれる。彼女の遺言が変更され、全財産を秘書のジョセフに遺すと発表される。そしてその晩にジョセフは殺害される。クリスティの世界観を踏襲してポアロの推理が展開される。犯人は意外のようで意外でもない人物だった。推理は多少強引なところもある。もっと推理にキレが欲しかった。ポアロがもっといやらしいほど自信家であったならもっと良かったかもしれない。ポアロが前面に出ている感じがしなかった。改めてクリスティの人物造形などが優れていたことに気がついた。作品としては及第点だが、クリスティの域には達していない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ評価は少し辛口にしましたが、前作『モノグラム殺人事件』に比べれば面白く、星4つの評価にも相応しいと思います。(それを星3つにした理由は後述。)
『モノグラム〜』に出てくる登場人物が揃いも揃って魅力がない、というより嫌悪感を感じる人達ばかり(その最たるものが、今回も語り部を務めるキャッチプール)に比べれば、『閉じられた棺』の登場人物はどこか憎めず、アガサ・クリスティーが描いてもおかしくないようなキャラクターが集まっています。語り部のキャッチプールも、前作のようなこちらが辟易するような独白は今回控えているので、その分少しは読みやすくなっていると思います。
『モノグラム〜』のメイン・プロットがクリスティーの《十八番》の応用で興味深いものでありながら、他にも色々盛り込みすぎたために、話が散漫となったのに比べれば、『閉じられた棺』のプロット自体はシンプルであり、
謎その1「なぜ被害者は殺されねばならなかったのか」
謎その2「なぜ被害者の死体はあのような状態であったのか」
という2つの謎で構成されており、その真相もなかなか意外性があります。
さて、ここからは本作の欠点です。相変わらず作品全体が冗長であるのは否めません。1つ1つについて丁寧に書かれてはいるのでしょうが、書き込み過ぎのような感じがします。クリスティー文庫に換算して、前作『モノグラム〜』の487ページ、本作490ページという文量は、クリスティーのポアロ・シリーズの中では格別長いわけではありません。(『ナイルに死す』が573ページ。)しかしながら、クリスティーの諸作に比べて簡潔な文体ではないので、読むのが一苦労です。
《以下、直接的なネタバレではありませんが、物語の構成に関して少し触れているので、ご注意下さい。》
例えば、第34章(405ページ)から事件関係者を集めたお馴染みの《ポアロ劇場》が始まるのですが、第36章の最終行(456ページ)にて「謎その1」が解明し、そこまでの流れは問題ありません。問題は、その後の第37章(エピローグの1つ前の最終章)において「謎その2」が解明するのが474ページ付近、謎その1とその2の解明の間に17ページも費やしているのですが、そこで《ポアロ劇場》の主導権を握っているのは、ポアロさんではなく犯人側。そのせいもあって、謎その2が解明されたときのカタルシスが減弱しています。
これが、本当のエルキュール・ポアロであれば、(すなわち、本当のアガサ・クリスティーであれば、)謎その1とその2の真相をもっとテンポ良く披露することで、劇的な効果を場内に(読者に)与えることを狙うはずです。そういうこともあって、この作品の評価を減点しました。 -
Posted by ブクログ
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は殺される予定だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった。
名探偵ポアロ・シリーズ公認続篇ということで、これは読まねばと。表紙デザインが非常にお洒落で良いですね。もう少しお安くしてくれたらなお嬉しい。文庫化するとき、クリスティー文庫みたいになるのかなぁ?ちょっと気になる。
初の公認続編ということで期待も大きかったのですが、非常によく練られたミステリーという印象。ところどころ分かりにくくて何度か読み返したりもしましたが、何だろう、話が複雑なだけじゃなく訳が微妙なのかなぁ。ポアロの口調や推理の道筋に関しては違和感なく読めました。謎とは関係ないけど、キャッチプールが結婚しないのには何か理由があるのかしら?かたくなな理由がよく分からず。