ソフィー・ハナのレビュー一覧

  • 閉じられた棺
    クリスティへのオマージュに満ちた作品。もちろん探偵は、ポアロ。ある日突然自分の遺産を、自分の息子たちではなく、病気で余命の短い秘書に相続させるという老婦人。その意図は何なのか?というのが、最初の方の謎。しかし、その後、被害者に意外な事実が発見されて、そこから見え方がガラッと変わる作品でした。最後の終...続きを読む
  • 閉じられた棺
    ソフィー・ハナ版2冊目。前のより面白かった。ポワロとして、と言うのはもう置いておくことにした。
    ちょっと独特のユーモアと言い回しの癖というか否定の否定みたいな複雑にしようとするきらいがあるけど、これって訳の問題かなあ。
    話として面白かったな。
  • モノグラム殺人事件
    ポワロ最新作。
    とてもおもしろかった。

    ドラマ再放送中のため、それを観た後に読む。
    俳優さんも声優さんもお亡くなりになってしまったが、
    私の中で彼らは永遠にポワロだ。
    だいすきだ~~。

    「カーテン」でショッキングなラストをむかえたポワロシリーズ。アガサクリスティは自分の死後、勝手に名探偵の話を続...続きを読む
  • モノグラム殺人事件
    名探偵ポアロシリーズをイギリスの作家が書いてみた、というやつ。白状すればポアロシリーズをきちんと読んだことがなく、テレビで見たくらいの浅さなので、実際のポアロと比べてどうか、という話は出来ない。なので単純にポアロという気難しい元警察官が出てくるミステリーとしてはそれなりに楽しく読んだ。まあ全体的に冗...続きを読む
  • モノグラム殺人事件
    クリスティ亡き後、ポアロの新作が読めるとは思っていなかったのでとにかく読んでみたのだが、別にポアロでなくても良いような、ポアロでなかった方がすんなりと楽しめたでは?と思ってしまう。以前クリスティーが戯曲として書いたポアロの「ブラックコーヒー」を違う作家が後に小説にしたものを読んだが、そちらの方は、す...続きを読む
  • 閉じられた棺
    ミステリ作家で元子爵夫人のレディ・プレイフォードの屋敷に招かれる。彼女の遺言が変更され、全財産を秘書のジョセフに遺すと発表される。そしてその晩にジョセフは殺害される。クリスティの世界観を踏襲してポアロの推理が展開される。犯人は意外のようで意外でもない人物だった。推理は多少強引なところもある。もっと推...続きを読む
  • 閉じられた棺
    評価は少し辛口にしましたが、前作『モノグラム殺人事件』に比べれば面白く、星4つの評価にも相応しいと思います。(それを星3つにした理由は後述。)
    『モノグラム〜』に出てくる登場人物が揃いも揃って魅力がない、というより嫌悪感を感じる人達ばかり(その最たるものが、今回も語り部を務めるキャッチプール)に比べ...続きを読む
  • モノグラム殺人事件
    名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は殺される予定だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当...続きを読む