瀬川ことびのレビュー一覧

  • 厄落とし

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    例により「青春ホラー」の短編集なわけだけど、やっぱり笑える! この人すごすぎるわ。好きな作家リストに入れとこうかなあ。今回のお気に入りは「テディMYラブ」「戦慄の湯けむり旅情」の二つ。
    「テディMYラブ」は、「チャイルドプレイ」のテディベア版、といったところか。今ブームの「バースデーテディ」集めてる人は怖いだろうなあ(笑)。でもなんだか愛嬌はあるし、怖さよりも面白さの方が上。主人公の奮闘ぶりにはもう爆笑。ラストはなかなかに怖いけれど。
    「戦慄の湯けむり旅情」はタイトルからして笑える。どんどん話が意外な方向へ転がっていって、このオチ。一番怖いのは生きてる人間ってことなのか?

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    2010年01月14日
  • 夏合宿

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    この人の作品はかなりお気に入り。これだけ「笑える」ホラーって今までなかったんじゃ? 単に馬鹿らしいだけのお話じゃあないしね。ちゃんと怖い、なのにすごく笑える。これってかなりすごいかも。この人が長編を書いたらどうなるんだろう? 
    この一冊の中でのお気に入りは、表題作「夏合宿」と「たまみ」。「夏合宿」の老婆はあまりに素敵すぎ。会いたいです(笑)。このオチはホントに笑えた。まさに「そりゃないよ」。
    「たまみ」は言わずと知れた楳図さんの某作品のパロディ(?)だけど、本家本元よりこっちの「たまみちゃん」のほうがすごい。さすがに怖さは本家の方がぐぐっと上だけどね。あと、気になることとして、「三本角の恐竜」

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    2010年01月14日
  • 妖怪新紀行

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    ひたすら抱腹絶倒。今までのユーモアホラー作品群に比べると、恐怖感は薄い(というよりもほとんどない)。ホラー作品なのかどうかという点には非常に悩むけど、気持ちよく笑えるので個人的にはすごく好き。
    メジャーなのやマイナーなのや、とにかく妖怪がたくさん出てくる本作。「妖怪はロマン」だそうなので、妖怪好きにお薦め。しかしスナカケババアに日本産とアメリカ産がいただなんて……知りませんでした(笑)。これを読むと妖怪ウォッチングしたくなること請け合い。

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    2010年01月14日
  • 妖怪新紀行

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    面白い!妖怪がそこら辺にフツーにいて、バードウォッチャーのように妖怪ウォッチャーがいる。妖怪のネーミングも「ミシシッピーアカミミガッパ」とか「セグロアズキアライ」とか可笑しい。私もテンニョ、コテンニョを見たいなぁ。なんで、ホラー文庫??

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    2009年10月04日
  • 妖怪新紀行

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    これ好き。正統派妖怪ファンは怒るかもしれませんが、現代の妖怪はこうだよね? アズキアライとかウミボウズくらいの妖怪の知識がある人の方が楽しめます。笑えて最後はちょっぴりせつない。シリーズ化されないかな。角川ホラー文庫ですが、全然怖くないです。

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    2009年10月04日
  • 妖怪新紀行

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    角川ホラー文庫にしては異色な作品です.ホラーではないけれど,なかなか愉快なノリで楽しい一冊です
    (2004/4/7(木))

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    2009年10月04日
  • 夏合宿

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    ●「お葬式」と並んで紹介したいのが同氏作の「夏合宿」です。 こちらは夏合宿に行った先で奇妙なホラー体験をする少年の話。

    なんといっても印象に残るのが、最後のシーン。怖い怖い幽霊が、最後の最後で落としてくれようとは、誰が想像していただろうか!という感じ。

    読後の爽快感は、星新一氏よりもこちらのが強い気がします。スッキリホラーを味わいたい方にお勧め。

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    2009年10月04日
  • お葬式

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    現代の「新感覚」派ホラー小説です。ホラーなのにどこか可笑しい、思わずニヤリとしてしまう。若い作家さんなのに、いいえ、若い作家さんだからこそあの絶妙なタイミングが作れるのかもしれません。

    短編がいくつか収録されているのでちょっとした息抜きにホラーを、なんて時に最適です。ブラックユーモアが程よく効いており、次回作が楽しみになる一品。

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    2009年10月04日
  • 夏合宿

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    ホラー短編集ですが、どの話も意外な落とし方が面白くて非常に読後感がよい。怖い話からの意外な展開が白けることなく上手くはまっていて、不思議と懐かしいほっこりした気分にさせてくれる。「夏合宿」「本と旅する彼女」「たまみ」が好き。
    「夏合宿」夏合宿先の田舎で不思議な体験をする少年。最高の一夏の思い出。
    「本と旅する彼女」予定調和的で破滅的。なんてはた迷惑な。
    「たまみ」怖すぎるよたまみ。
    ホラーと笑いは紙一重なんだなあ。

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    2017年04月03日
  • お葬式

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    何故かケッチャムに続いて読んだので、ギャップがすごく新鮮で。ユーモアというか、いやよく考えたら怖くね?という展開が、特に最終話の後からじわじわ来る感じが一番好き。

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    2014年06月29日
  • お葬式

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    非常に軽いホラー。短編集。
    『青に捧げる悪夢』で「ラベンダー・サマー」が気に入ったので購入。

    『お葬式』:グロさも軽く流されました
    『ホテルエクセレントの怪談』:オチが良い
    『十二月のゾンビ』:ラブコメ(笑)
    『萩の寺』:一番マジメ
    『心地よくざわめくところ』:ひたすら軽い

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    2014年05月22日
  • お葬式

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     おぞましい話だけれど、あまりにも軽妙に語られるのですいすい読めてしまい、最後には「よかったね」といいたくなる。怖い話が好きな人ってこんな感じで思っててたのかなあ。この人の作品をもう少し読んでみたいと思った。

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    2013年08月07日
  • 夏合宿

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    お気に入りの角川ホラー文庫の短編集。着眼点がすごく変わってて思いのほか気に入った。遠藤 徹をもうちょっとマイルドにした感じ。不思議と記憶に残る話が多いね。『本と旅する彼女』の主人公はちょっと自分と似てる気がしたわ。

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    2013年07月07日
  • 夏合宿

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    「夏合宿」「本と旅する彼女」「廃屋」「たまみ」「ドライ・オア・フレッシュ」の5つの短編集。ホラーだけど、最後にくすっと笑える。

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    2012年03月10日
  • お葬式

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    ホラーなのに軽い。良い意味で。客観的な感じの流れ。「お葬式」に期待していたが思いのほか違う短編の「十二月のゾンビ」がとても良かった。変な期待を裏切ってくれてよかったみたいな。なまぬるーいのに心地よい。

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    2010年06月05日
  • 夏合宿

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    怖い文庫本といえば、でおなじみの、角川ホラー文庫から出てるのに、軽い。読みやすい。面白い。夏にぴったりの短編集です。蒸し暑い真夏の夜に、すっきりとした刺激が欲しい人はにオススメ。星新一などのショートショートが好きな人にもオススメできる一冊です。

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    2009年10月04日
  • お葬式

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    どの話の登場人物もどこか覚めている感じがする。
    文体もキャラクターも現代風(?)。

    ホラーというよりもコメディ色が強い短編集。

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    2009年10月04日
  • お葬式

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    オチが素晴らしい!!
    ホラーなのかお笑いなのか際どいところってかんじ。
    オチのあっけら感があって気軽に読めると思います。短編ばっかだし。

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    2009年10月04日
  • 妖怪新紀行

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    ほんわかしていて、クスっとする笑いを提供してくれる作品。
    シュールです。素敵です。
    関係無いのですが、
    何故か小学生の頃を思い出しました。

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    2009年10月04日
  • 7

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    よくもわるくも軽い。
    行方不明の兄を探す過程でゆきずりの親子と地方伝説にまつわる土地を巡ることになっちゃったの展開が許せればそれなりに楽しめると思う。
    さっくり読めて嫌いじゃないけど、恐怖心を煽られる瞬間も印象深いシーンもさしてなかったかな。

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    2025年11月24日