内藤里永子のレビュー一覧

  • 一夜だけの詩遊び
    谷川俊太郎さんと、詩を書き始めて一年の内藤里永子さんが初めて顔を合わせて、打ち合わせなしで、一夜の詩遊び(朗読披露)をしたときの記録だそうです。

    私は谷川さんの大ファンなのでやはり谷川さんファンであられる内藤さんが谷川さんに向けて詠まれた詩がすごく新鮮にかんじられました。

    内藤さんの詩では
    「谷...続きを読む
  • 絵本作家ターシャ・テューダー
    ターシャさんの
    絵本作家としての仕事が
    網羅されていて
    非常にありがたい。
    描かれた折々の状況も紹介される。
    ターシャさんの絵本も
    ターシャさんの生き方そのもの、
    というのが、よくわかる。

    私は、
    小さい頃から繰り返し読んで想像していた
    「大きな森の小さな家」の世界が
    目の前で写真になっている!
    ...続きを読む
  • 一夜だけの詩遊び
    テーマを決めて二人で詩を読みあう。
    一夜限りの楽しげな遊びである。

    谷川俊太郎さんは詩人である。

    言葉が何も見ていない所がすごい。
    彼の言葉は、きっと記憶すら届かぬ深部から掬いとったもの。

    内藤里永子さんは詩を詠む人である。
    その言葉はしっかり「生」を直視している。
    ぴったりとくっついた詩をは...続きを読む
  • 一夜だけの詩遊び
    谷川俊太郎さんと内藤里永子さんによる、一夜限りの詩遊び。

    言葉と言葉が重なって、紡がれて、
    朗読していて優しい気持ちになりました。
    自分の気持ちに素直になることは、心地良いことです。

    「ことばのかくれんぼ」「春に」「青い花束」「芝生」すきでした。
    テーマ「傷つくいのち」の詩は、胸が詰まりました。...続きを読む
  • 一夜だけの詩遊び
    楽しそうな感じがとてもよい。
    言葉たちが大切に扱われているのがわかる。
    響くうたがたくさん。

    何度も見返して、たいせつに噛みしめていきたい本。
    とてもすてき。装丁やアートワーク含め。
    宝物になりそうです。


    この一夜を経験した人がうらやましい!
  • わたしは名前がない。あなたはだれ? エミリー・ディキンスン詩集
    エミリー・ディキンスンさんの詩集ですね。
    エミリー・ディキンスンさん(1980ー1886)は、アメリカ、マサチューセッツ州生まれ、詩人。
    訳は、内藤里永子さん、詩人、翻訳家。
    エミリー・ディキンスンさんは三十歳半ばから家の敷地から外に出ることなくなくなりました。作品は死後に発見されて、アメリカ文学史...続きを読む
  • 限りなく繊細でワイルドな森の生活
    身近な人を亡くした著者が森の古屋に一人で移り住み、自然の中で癒やされていくエッセイ。いつまでも変わらないっていうことはないんだよな、と思う。森の生活にも少し憧れるが動物との触れあいは楽しいことばかりではなく大変そうだった。
  • 限りなく繊細でワイルドな森の生活
    202103/翻訳家の著者が、親友の死がきっかけで森で暮らした60代からの10年間が書かれている。生と死を意識させられ、わりと独特な文体もあって思っていたようなライトなものではなかったけど、かと言って陰鬱なものではなく、あらすじにあるようにまさに「レジリエンスエッセイ」
  • 一夜だけの詩遊び
    ひと夜 詩遊びをします。
    詩人谷川俊太郎さんと、詩を書きはじめて一年ほどのわたしと。
    時は、桃の節句、雛の祭り。古風な内裏雛と桃の枝が飾ってあります。
    所は、小さいところ。

    ひと夜、詩遊びをします。
    詩人谷川俊太郎さんと。桃の花が薫っています。

    詩遊びとは、声のことばを たくさんの聴く耳に触れる...続きを読む