鶴原吉郎のレビュー一覧

  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    読みやすいし、よくまとまっている。
    少し前の本ではあるが、なぜ世界の流れはこうなっているのかというところまでしっかり捉えて解説しているので、今読んでも大変勉強になる本だった。

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    2025年09月07日
  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    クルマのビジネスモデルが大きく変わる
    所有からサービスへ

    Ⅰ.クルマの課題 ①交通事故死②CO₂③小売りの変革
      実用価値⇒情緒価値エンターテインメント性
      ハイブリッド車は元が取れない
       イニシャルコストに寛容
       ランニングにはシビア

    Ⅱ.2040年までにガソリン・ディーゼル車を禁止
      中国は世界最大のEV大国 2017年80万台
      水素車FCVは扱いにくい
      
    Ⅲ.自動運転 ①LiDAR②カメラ③ミリ波レーダー
      5G通信
      5つのレベル 高速道路から 一般道は30年

    Ⅳ.サービス化をめざす MaaSモビリティ
      電動化 自動化 コネクテッド化→通信が不可欠

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    2019年05月03日
  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    安全、環境の問題そして消費者ニーズの変化に直面するクルマの現状から、環境面での問題解決を図るEV、安全を目指す自動運転をとても分かりやすく解説、そしてITで大きく変化する消費者ニーズに対応して、モノからサービスに向かう自動車産業の未来を考察します。
    クルマの未来はもちろんのこと、ブラウン管から液晶へ変化した電化製品と自動車を対比してビジネスモデルのあり方なども含めて解説する著者の深い洞察力にとても勉強させて頂きました。

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    2018年06月03日
  • 自動運転で伸びる業界 消える業界

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    現在、急速に進行している「所有から利用、モノからサービス」をいくつものレイヤーから構成される「複層的な価値形成」と定義して、自動運転を支える様々な技術の解説から自動運転が既存の自動車産業や関連する他の産業にどのように変化をもたらすかを考察します。
    エレベータで低層と高層の価値が逆転した話が特に興味深く読めました。地方では駐車場の必要性から、駅前の商店街の価値が低下して、広い駐車場が確保できる、ロードサイド(郊外)の価値が高くなって、間延びした街が形成されています。また、東京のような都会では、まだまだ駅近に価値があります。それらが、自動運転で駐車場が不要になると、街の形態がどのように変化するのか

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    2017年10月15日
  • 自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える破壊的イノベーション

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    「自動運転」のタクシーが、現実のものになるのに、もうすぐだという。にわかには、信じられない。
    この本は、未来を予言しているのではなく、日本を元気にするために目指すべき姿を表したものだという。
    アーノルド・シュワルツェネッガーの、「トータル・リコール」を思い出した。

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    2015年01月21日
  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    インターンに際し、EVの勉強をするために読んだ。なぜ今車が100年に一度の転換期と言われているのかその理由が分かった。車が所有するものからサービスとして利用するものに移行しつつあるかもしれない、ということである。
    昨今の電気自動車の流行に疑問を持っていた自分にとって76〜78ページまでの記述はまさに自分が知りたかったこと、すなわち、電気自動車はエコではなく、ガソリン車の方がエコではないか。という言説に対する反論はかなり面白かった。火力発電の割合の多い日本では電気自動車の利用がかえって二酸化炭素排出量を増やしてしまうのではないかという懸念だが、現時点ではそれが正解だとしてもそういった正誤判定が大

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    2025年08月30日
  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    ■目的
    自分が勤めている業界の動向(何が起きていて、この後どうなるのか?)をざっくりと理解しておきたかった。

    ■要旨
    ・車を「所有」してもらうビジネスを続けるには、「機能的価値」ではなく、「情緒的価値」に重きを置かなければならない。
    ・現在の自動車業界はこの「情緒的価値」を高める努力が為されていない
    ・「情緒的価値」を高めるには
     ①電動化
     ②自動化
     ③コネクティッド
     の力を高めることが大事。

    ■参考になった点
    ・車は外貨稼ぎの大黒柱。海外に売るだけではなく、現地に工場を作ると、そこで生まれたお金がまた、国内に還流して来る

    ・「EVが流行らない理由」に対する反論
     ①EVはエコでは

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    2022年12月04日
  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    自動車業界での大きな流れである電動化、自動運転、コネクテッド化について、その巨大なインパクトが語られていた。
    自動車産業はもはや日本経済をほぼ一本足で支える存在であるが、高まる環境規制の中で日本企業が得意とするハイブリット車を閉め出してEVを主戦場とする流れが作られた。テレビ事業の液晶化の流れにビジネスモデルを対応させられなかった家電業界の轍を踏まぬよう、オープンイノベーションや外部連携を積極的に進める必要がある。環境性能車の一分野として認められている燃料電池車における優位性を発揮するためにも、逆説的ではあるが、技術を囲い込まずにオープンにすることで普及を促す戦略が必要である。
    自動運転は、カ

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    2021年08月13日
  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    自動車業界を揺るがす CASE の激震を、主に電気自動車の観点から詳説し、自動運転とコネクティッド、シェアリング・エコノミーについても後段でそれぞれ触れる。

    自動車産業における EV をテレビにおける液晶ディスプレイと比較して分析したところは秀逸。「液晶にみながこぞって投資したのは、それが優れた技術だったからではない。既存のブラウン管技術が無くても新規参入できる領域だったからだ」と喝破。逆に既存のブラウン管技術や垂直統合に固執した TV メーカーは、水平分業で大量生産されることで劇的に値段が下がり続ける液晶 TV の前に破れ去った。自動車業界とバッテリーパックの間では、同じことが起きるのか?

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    2019年02月02日
  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    クルマの「電動化」「自動化」「コネクテッド化」がこれから不可欠の技術動向であるという話から始まり,具体的な技術の流れの過去・現在・未来を克明に描写している好著だ.自動運転に必要な技術としてLiDAR,カメラ,ミリ波レーダーを挙げて,LiDARの開発がまだ途上であることを述べていた.最新動向としてトヨタのe-Palette,日産とDeNAのEasy Rider,SONYのSC-1を紹介している部分は非常に楽しめた.クルマに対する考え方がここ10年で大きく変化する予感がする.

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    2018年11月28日
  • 自動運転で伸びる業界 消える業界

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    自動車部品業界に勤務していますので、自動運転がいつごろ実現するのか、また自動運転は人間が行う運転と比べて何がどう変わるのか、特に自動車部品に与える影響についてとても興味があります。

    特に私が社会人になってからの30年は、私の取り扱っている部品(潤滑油)の高機能化・性能化・耐久性向上が開発のテーマであったといっても過言ではありません。この本では自動運転が進むことで影響が受ける業界を、二つに分けて、伸びる業界と消える業界に分けて解説しています。

    オートフォーカス・フィルム自動巻き上げのカメラができて、特定の技術は不要になりましたが、今でも多くの人が写真を撮ることは続けています、カメラで撮ること

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    2018年03月04日
  • 自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える破壊的イノベーション

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    ネタバレ

    ・日産自動車は、2016年から2020年にかけて段階的に、自動運転技術を導入することを2014年7月に表明した。この計画によると、2020年には高速道路、一般道路を含めて人間の操作がほぼ不要な自動運転が実現する見通しだ。世界で最も自動運転の技術が進んでいると言われている米グーグル社は、すでにステアリングもアクセルもブレーキもない実験車両を試作し、テスト走行を始めている。自動運転の技術は遠い夢物語ではなく、近い将来の現実の世界の話なのである。

    ・①交通事故の激減、②交通渋滞の解消、③電気自動車の普及によるCO2排出量の大幅な減少、④少子高齢化社会への対応、⑤物流コストの大幅な低減と人手不足への

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    2017年06月03日
  • 自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える破壊的イノベーション

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    自動運転車は2020年頃までに実用化するということで、技術的な解説に加えて世の中の変化も予測していて、刺激的でした。自動運転車になれば車は所有からシェアリングに変わり、必要があるときだけ呼び出す利用方法になると予測しています。本当かな?

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    2014年10月21日
  • ポストEVの競争軸 デジタルビークルの知られざる正体 人と対話するクルマの未来

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    文系ビジネスパーソンでもよく理解できる内容。
    CASEへの理解に有用。
    減速や多様化はあれど、内燃機関からEVへの流れは確定。それに加えて自動車のスマホ化も中国で先行。中国に、スピード、貪欲さ、柔軟性を学べ、という主張から、著者の危機感・焦りの強さが伝わってくる。
    パソコン、テレビ、携帯電話のようにならないよう、頑張りましょう!

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    2024年11月08日
  • 自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える破壊的イノベーション

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    タイトルに引かれて古本を購入したが2014年に執筆された本であり内容が古いと感じる。
    特に自動運転の分野は開発スピードが早いので最新情報を得るにはもう少し新しい本を読んだ方がいい。
    また、既存の延長線上で考えてはいけないという提言とは反対に、この本の中で語られる自動運転でできることは非常に既存の延長線上でしか無いと感じる。
    こういった本を読みながら読者自信が既存から脱却した新しい未来を予測する必要があると感じる。

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    2021年09月14日
  • 自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える破壊的イノベーション

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    自動車を個人タクシーとして使われるという着眼点が面白かった。でも現実的には実現はまだまだ遠い未来。
    トラックでの配送を無人にし、目的地に着いたら取りに来るシステムはなるほどと思った。

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    2021年05月23日
  • 自動運転で伸びる業界 消える業界

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    自動運転で変わる産業全体をまとめています。
    ニュースや記事で聞いたことおる内容がほとんどでした。
    伸びる業界はよくわかりましたが消える業界は結局よくわかりませんでした。

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    2018年12月30日
  • EVと自動運転 クルマをどう変えるか

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    ●現在、自動車産業は転換期にある、と著者は言う。変化のキーワードは、「電動化」「自動化」「コネクテッド化」の三つ。上記の技術進化により、自動車産業はもちろん、我々の生活も一新される。それがどのように起きるのか、開発の最前線を解説している。

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    2018年10月26日
  • 自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える破壊的イノベーション

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    ネタバレ

    自動運転が破壊的イノベーションであることを物語にしている。読んだ時点(2017/3/31)では、ちょっと古い本だが、書いてあることは至極まっとう。シナリオ予測本なので、技術一つ一つの考え方が100%あっているわけではないが、総論として、自動車産業がやばいということで、異論はない。深みのある本ではないが、重要なことを言っている。

    自動運転だから、EVが来る!、ということ。電動化が進展するのは規制ではなく、エンドユーザーのニーズにあるのだ。ロジックとしては、自動運転車=ロボタクシー/自動配車シェアカーなので、車という移動体を所有するのは個人ではなく、サービサーになる。となると運用ががらっと変わる

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    2017年05月07日
  • 自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える破壊的イノベーション

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    前半は「自動運転のことについて、ここまで考えてますよ、こんなに知ってますよ」という自慢のような印象を受けました。

    後半は、現在の技術レベル、今後解決していくべき技術的な課題に焦点が当てられていました。

    こういう本を読むと、「人間(ヒト)という生物(システム)は本当にうまくできているなあ」と、思いますね。

    ただ、この本に関していえば、自動運転の前にクリアすべき課題(社会的な課題)についてはほとんど触れておらず、あまりに自動運転に特化しすぎていて、ちょっぴり物足りないかな。

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    2015年06月17日