花房牧生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“「どうしていきなり現れるの!この前もそうだったわよね」
アニスは眉をつり上げたが、
「ノックをした。入るぞと言った。たっぷり待った。返事をしなかったお前らが悪い」
とシドは決めつけ、謝りもしなかった。
「どうしていつもいつも私を悪者にするの?たまにはあなたが悪者になってもいいじゃない!悪者なんだから!」”
やべ。
前回に増して面白い。
クールデール卿とアニスとシドのやり取りには思わず吹いたし。
あと、シドがアニスを引き取った理由とかも若干あって、中身は充実してたんじゃないかな。
あ、でも、ビアンカとジークの出番が少なかったのには残念。
次に期待。
“「あ、ちょ……尻尾が!」
「クーち -
Posted by ブクログ
“「アニス、ここに来たばかりだから知らないんだろうけど。
シドの前で年の話はしない方が良いわよ。逆鱗に触れちゃうから」
「うう」
口を塞がれ囁きかけられてアニスはうめいたが、その内容はビアンカの様子からしてかなり重要なことのようだった。
「あのね、シドはね、年を取りたくて仕方がないの。でも、それは無理なことなのよ」
「……?」
「あの子、呪われてるの。不老の呪い」”
アニス:想像力豊かな赤毛の少女
シド・マスター:悪口豊富な老けない少年
ビアンカ:実は魔女の金髪少女
ジーク:竜好きの青年。あーっと、騎士、だったか?
セイ・ノーマン:悪いの
若干、最後が王道より。
だけど、面白かった。
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購入済み
設定は悪くないんだけどね
おそらくは主役なのであろうアニス。
しかし、作者がアニスをボケを通り越すほど頭が悪過ぎにしてしまい、本来であれば主役級の脇役であるシドとのテンポの良い掛け合いを狙ったであろう設定が台無し。
ここまでアホな女だと、可愛いどころか可哀想を通り越してなんか読んでる側がイライラしてくる。
シドも流行りのサド系のだのスカしたご主人様みたいな狙いなんだろうけど、これもサドを通り越して単なる偏屈で嫌味で意地悪なクソ野郎になってしまっている。
巻を進めれば進めるほどバカ女ぶりに磨きがかかり、作者が無理に面白くしようとすればするほどその傾向は酷くなる。
これは恐らく作者の才能の問題なんだろうけど、こん