若井吉樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
製造業の会社のコスト削減を、生徒と先生などの会話のやり取りで理解しやすくまとめられている。
製造については知らないことばかりだが、製造における問題点やその対策を垣間見ることができた。
<まとめの項目>
・百聞のコストは一見にしかず
・小さなムダよりも大きなムダ
・一に整理、二に整頓
・すぐに必要のないものはつくらない
・できるだけ「こまめに」つくる
・「段取り」にかける時間を短く
・「必要な作業」に潜む小さなムダを削る
・先人の知恵を借りる
「動作経済の原則」
身体の使用 作業場の配置 設備・工具の設計
「ECRSの減速」
Eliminate Combine Rearrange -
Posted by ブクログ
タイトルどおり非常にわかりやすい内容だった。
特に興味深かったのは、カンバン方式を用いた在庫の管理。
トヨタのカンバン方式という在庫管理方法があるというのは知っていたが、この本を読んで初めて具体的なやり方を知ることができた。つまり、使用する/販売するアイテムに目印(カンバン)をつけて、どのアイテムがどれだけ減ったのかを可視化することができるというもの。
これは小売でも利用出来そう。
例えば衣装ケースとかの場所をとる商品。
売場の規模は固定なので、商品ひとつひとつに値段とJANが書かれたシールを貼っておき、売るときにそのシールを剥がすと、売れた分だけシールが手元に残り、どれだけ補充すべきなのか可 -
Posted by ブクログ
在庫計画・管理の手法を一通りまとめた本。
私の仕事は、在庫計画立案のITソフトの導入コンサルであり、この本に書かれている内容は、それなりに知っている内容。新しい知識の修得に役立った、というわけではない。
けれども、本書の在庫計画を語るときの切り口、説明の仕方は、とてもとても参考になった。
この本は切り口がユニーク。在庫削減を、利益をあげるための1つの方法として、位置づけているのだ。この切り口だと、在庫管理を実際に担当している人たちだけでなく、営業さんや、部長・課長さんクラスにも興味を持ってもらいやすいし、話が通じやすい。
また、ある会社の社長が、5千万円の利益向上を目標として、コンサル -
Posted by ブクログ
NEC出身「在庫削減コンサルタント」が在庫を持つリスクや、どのように在庫を圧縮すべきか、商品の発注方法、リードタイムなどの観点から、平易な語り口でアドバイスするビジネス小説。
特に身につまされるのが、「商品は腐る」との表現。季節性のある商品はもちろん、次に新商品が出ることが分かっていれば、当然消費者は買い控えをする。古い商品を一掃しようとすれば、それなりの追加コストが必要になる。
また、在庫期間が長いと言うことは、投入した資本が商品の形を経て、再び現金資産として戻ってくるまでの期間が長くなるということ。つまり、在庫を削減すれば、キャッシュフローが改善される。
以下、エッセンスをまとめると…