あらすじ
コスト削減のポイントがみるみるわかる!
「人を生かしてコストを減らす」とっておきの方法。
コストには大きく分けて「経費」「仕入れコスト」「人のコスト」の3種類があります。
中でも、もっとも積極的に取り組みやすく、効果を生みだしやすいのが「人のコスト」。
しかし、世間でよくいわれる「人のコスト削減」には、
ともするとリストラや工場の閉鎖といった、マイナスイメージがつきまとってしまいます。
結局、「人のコスト削減」は「人を切る」ことでしか実現できないのでしょうか? ……そんなことはありません。
誰もが抱く疑問を解き明かし、これまではつい見過ごされがちだった「人を生かす」コスト削減の方法を、
ストーリー形式でわかりやすく説いたのが本書です。
「人を生かすコスト削減」のコツ――それを知った時、
あなた自身の中には単なるコスト意識や新たなノウハウだけでなく、
仕事に対する姿勢そのものを見直すきっかけが芽生えているはずです。
*目次より
1限目 「現場」を知らずしてコスト削減はできない
2限目 できるだけこまめにつくろう
3限目 「ムダな動き」をなくせ
4限目 お互いに助け合えるしくみをつくる
5限目 結局、人を切る以外に方法はないのか?
6限目 「人を生かす」コスト削減の秘訣
7限目 価格の引き下げに挑戦する
8限目 人を大切にする会社 人に大切にされる会社
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・ECRSの原則
Eliminate なくせないか
Combline 一緒にできないか
Rearrange 順序の変更はできないか
Simplify 単純化できないか
P.112
・動作原理の原則
身体の使用に関する原則
作業場の配置に関する原則
設備・工具の設計に関する原則
P.109
Posted by ブクログ
製造業の会社のコスト削減を、生徒と先生などの会話のやり取りで理解しやすくまとめられている。
製造については知らないことばかりだが、製造における問題点やその対策を垣間見ることができた。
<まとめの項目>
・百聞のコストは一見にしかず
・小さなムダよりも大きなムダ
・一に整理、二に整頓
・すぐに必要のないものはつくらない
・できるだけ「こまめに」つくる
・「段取り」にかける時間を短く
・「必要な作業」に潜む小さなムダを削る
・先人の知恵を借りる
「動作経済の原則」
身体の使用 作業場の配置 設備・工具の設計
「ECRSの減速」
Eliminate Combine Rearrange Simplify
・一流の改善方法に学ぶ
・「空き時間」を生かしてお互いに助け合う
・他の人が代わりにできるように手順を整理する
・改善はいつからでも始められる
・人を切るだけの会社は見捨てられる
・外部に出ているお金を内部に取り込む
・原価計算のカラクリに惑わされない
・攻めの値下げで売上アップ
・安易に人を増やさない
Posted by ブクログ
コスト削減の説明本。ストーリー仕立てなのは、「ザ・ゴール」シリーズを思い浮かべるが、内容もTOCをかみ砕いたような内容だった。
伝統的な手法で合理化し、発生した余剰人員を付加価値を生む業務へと割り振れば、リストラなしで、コスト削減が達成できる。
それが出来れば、世の経営者は苦労せんわっ!
というようなお話だが、一考の余地はある。
Posted by ブクログ
コスト削減の方法論について居酒屋と工場を舞台にした物語風にして書かれている。
一つの方法論について一パートに分かれており、各パートごとに
まとめがされていてとても読みやすく、わかりやすい構成となっている点は◎。
また、”人を活かす”コスト削減の方法論は個人的にはとても共感がもてるやり方であると思う。
現実にはこの物語のようにうまくいくとは限らない(この物語では決定的に商品力がある会社が前提、実際はそこまで商品力のある会社ばかりではない)とは思うが、最初のとっかかりにはよい本であると思う。
Posted by ブクログ
トヨタ生産方式を導入しようと思っているけど、まず何をしたらいいのかわからない人
トヨタ生産方式について、全くと言っていいほど知らない人
にオススメの本です。
わかりやすく要点がまとめられていて、「世界一わかりやすい」というタイトルの通り、トヨタ生産方式の入門書と呼ぶにふさわしい本です。
Posted by ブクログ
『The Goal』の劣化版だったw。【ポイント】①生産の単位の最適化、②生産現場の最適化、③導線の最適化、④人員配置の最適化、⑤外注業務の内製化による人件費圧縮、⑥戦略的値下げによるシェア拡大。