福島肇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学生時代にクーロンの法則やキルヒホッフの法則などを習ってテストではそれなりに答えることができた。一方で、それら法則間のつながりや実生活でどのように役立っているかはよく知らなかった。そのせいか電磁気学をあまり面白いと思ったことはなかった。しかし、本書を読んでその考えは一変した。様々な名前のついた法則があるが、電磁気学の基本法則は 4 つであり、それらはお互いに関連していることがよく分かった。また、ラジオや電子レンジなど身近なところで電磁気学がどのように役立っているか説明されており、それによってより理解が深まった感じがする。それほど身近なものではないが、超電導磁石やそれを利用したリニアモーターカー
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
物理の魅力は、なによりも未知の自然を探究していくときのスリルと興奮にあります。
物理の「探検家」に必要なものは自分で考えるという心がけだけです。
本書は、全体で物理のおもな分野がひととおり理解できるように構成してあります。
[ 目次 ]
第1章 光の正体を追う
第2章 宇宙と運動
第3章 熱の本性を探る
第4章 空間の主人公―電磁場を考える
第5章 可能性の世界―量子力学入門
第6章 あたりまえの世界―特殊相対論入門
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆ -
Posted by ブクログ
わかりやすい説明でした。
しかし、まだわかった気がする程度なので、今後同じテーマの本を何冊か読んで、完全に頭で理解したいです。
文系で物理を習っていない私にも、わかった気がする程度まで持ってきてくれたのは非常に有難かったです。
相対論の説明で全てなのかと思いきや、アインシュタインの生涯や、科学と戦争についてもあり、いい意味で予想に反した本でした。
「科学と平和とが無知と戦争とにうち勝つであろうことは動かすべからざるところであると信じる」
ピエールキュリーの言葉を引用し、皮肉にもそれに反してしまった社会と科学に触れています。
この先、私たち一般市民もこの科学者の思いを引き継ぐべく、可能な限り知