古日向いろはのレビュー一覧
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事前に関築城の戦いが勝利に終わっていたというのもあるだろうけど、サクの合流でこれ程までに安心できる状況になろうとは
思えば、イサザは国で起きた反乱以来不安の中を過ごしていた。兄弟の再会は一つの峠を抜けたという印象を強くするね
てか、これによって瑞穂領への帰還も果たされると成れば、いよいよ危険領域を切り抜けたと言えるね。長かったような早かったような…
いやはや、イサザの旅は本当に波乱万丈だったよ
落ち着ける心地になったのだから、旅が終わったのだから。それぞれが整理をつける段になる
前巻終盤でヤチホは恐ろしい暴走を起こしてしまった。だから愛するイサザを守る為に彼女は彼を遠ざけようとする。対して一 -
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包囲された関築城の戦いを制する鍵は石化されたヤチホの解放。けど、その為にはイサザを彼女の下へと送り届ける必要があって
包囲戦という誰しもに余裕がない事態。それでも逆転を狙って彼を本陣へと帰還させようとする兵達の必死は凄まじいものがあったね
ヤチホの復帰は大勢の願い。けれど、最も彼女を乞い願うイサザは戦って欲しいというより、幸せを手に入れて欲しいと願って彼女に口付けているね
その様子からは彼がヤチホの伴侶に相応しいと改めて感じられるものだったよ
だから二人が戦場に戻れば初期のような守られてばかりの関係になる事もなく
少し見ない間に背中を預け合える間柄と成れた二人の姿はとても良いもの。それと同様 -
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イサザという少年は面白い少年だとこの巻を読んで改めて思ったよ
統治者の家に生まれながらも次男坊であった為に統治者そのものの視点は持っていない。けれど民を思う心は深く持っている
都から指示があれば江波領の統治者代理であるセイガイは罠を察知しつつも向かわなければならないと考える。でも、統治者でないイサザはそれに子供のような理屈で反対できるわけだ
勿論、そこには物事を直裁する判断力を持つヤチホが味方として存在しているのも大きいのだろうけど
そうして始まったヒイラギ連合軍への奇襲攻撃はどうにも奇妙な展開となったね
完璧な奇襲をしたのにヒイラギは既に逃れていて、代わりに居たのが瑞穂の元家臣だなんてね -
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イサザが手にした力が意外とヤバそうな代物で驚き。てっきりヤチホのおこぼれ的なものかと思っていたのに…
まだ制御はできないようだけど、触れていない石すら自在に操れて相手の石をも奪えるって石の民を相手に戦うには最高の能力なのかもしれない
兎にも角にもイサザが発現した能力はヤチホを守れる程の能力。第1巻ではヤチホに守られる立場のイサザだったけど、これでどうにか夫婦らしく釣り合いが取れるようになったように思えるよ
江波を目指すイサザ一行。特殊な力を使えるとは言え、道中に波乱が無い筈がなくて
目撃してしまったのは反乱分子によって略取される村人達
イサザが自分を少しでも優先する人間だったら彼らを見捨 -
Posted by ブクログ
和風ファンタジーな世界で繰り広げられるのは石を操る力を持つヤチホとその夫となってしまったイサザによる物語
第1巻はまだ序盤としか言い様のない内容だけど、世界観は期待せざるを得ないものだから、今後の話も楽しみに思えてくるものとなっているね
というか、ヤチホが全編を通して全裸か半裸だったのって凄いな……
イサザは若いながらに統治者としての自覚有る人間のようで。と言っても、彼は領主ではなく、その役目を担うのは兄のサク
共に瑞穂の土地を守っていこうと誓った兄弟、能力に違いが有ったから必然的に役割も異にする
サクは戦を通して土地を物理的に守り、イサザは絵を通して土地を精神的に守っている
そうした -
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和風王道ファンタジー。最大の特徴はヒロインが常に半裸で、股を見せていることだろう(もちろん、吹き出しやら何やらで大事なものは隠しているので、読者からは秘部は絶対に見えない)。ただ問題なのは、シリアスな戦闘中でも股を出しっぱなしで、石の破片や効果音で不自然に隠しているので、エロ系ギャグマンガに見えてしまい、全体的に緊張感がないことか。結局エロも戦闘も中途半端に感じてしまった。