早瀬耕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一昨年の神保町のブックフェスティバルで購入して以来、積んでいたのをようやく読破。SFマガジンに載っていた表題作を気に入ったのが、購入の決め手だった。
一個一個の完成度は高く、また連作短編という構造や、あくまで現実との地続き感のある(良い意味で)派手でない世界設定は好みだった。キャラクターたちの交わす議論や、登場する思想も興味深かったが、結末がボケている印象の残る(良く言えば余韻を感じさせる)作品が多かったように思う。ぼーっと読んでしまっただけかも知れないが。
最後に、SNS全盛期の現代において、それが外部記憶装置のように働いているのじゃないか、という感覚は自分にもあって、共感を覚えた。