早瀬耕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ惚れた、のひと言に尽きます。気持ちの良いSF連作短篇。なんか村上春樹ぽいとか伊坂幸太郎ぽいとかって評価がちらちら見えますけど…うーん? 色恋を観念的に書いたら全部そう見えるの? 他に読むもんねぇの? って感じ← ナデシコとエヴァくらい違うわ、っていうのは個人的に使い古された比喩だけれど、あの時代にある種両極端に見えるふたつのアニメが作られて、ひとつは制作会社が吸収合併されてもうひとつはまだまだ健在、というのが00年代の流れを象徴してるよなぁ、とか解ったふうな口を利いてみる。いろんな業界が受け手を育て損ねてんだよね要するにさ。
あれ? レヴューどこいった?
年月を経たときにチープになってしまわないか、というのが、先進的な領域を扱った小説に付いて回る心配事だと思っていたけれど、時代を跨いで名作と呼ばれるものを読んでいると、結局のところ技術や現象の真新しさを売りにしているものでなければ、その物語を編む論理体系の新しさは古びないのだ。
SF、とミステリ、を行ったり来たりしているこの頃ですが、論理的であるということ、論理的に物事を解体していくこと、それが楽しくて読んでんだな、というのを再認識しています。
『グリフォンズ・ガーデン』買いました。てへ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ早瀬耕さんの作品は初読。
面白かったです。
最後まで読み終えたところで、冒頭に戻って内容を確認してしまいました。
読み始めたときは、交互に繰り返されるPRIMARY WORLDとDUAL WORLDの意味が理解出来ず、どうやら2つの世界があるらしい、くらいの認識でした。
話が進むうちに、PRIMARY WORLDの“ぼく”がDUAL WORLDをコンピュータ上に構築していることになっていると理解できたのですが、最後まで読み終えたところで、またよく分からなくなってしまいました。
まさに最終章の最後の言葉「- Möbius strip」です。
現実世界と思って読んでいたPRIMARY WORLDは本当に現実だったのか?
この2つの世界は両方ともコンピュータの中の世界で実はもう一つ世界があるのか?
など、色々と想像してしまいました。
(もっと読み込めば著者の意図が分かるのかしら?)
蛇足ですが…
コンピュータ(プログラミング)の専門用語が多く、最初は分からない用語を読み飛ばしていたのですが、ちょっと面倒ですが途中から知らない用語の意味を調べて読みました。その方がより面白いですよ。