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Posted by ブクログ
繋ぎ留められている、のか、
繋ぎ留めてくれている、のか。
大学の頃、「女の子と会話してると選択肢が見えて、その選択肢の中からどれを選べばこの子とのルートに乗れるのかが直感的に解るんだ。バックグラウンドで動いてるプログラムが俺には見える」と云っていたバイト先のM君。
エロゲのやりすぎで頭おかしくなったんだと思ってたけど、実は彼はもっと凄いことを云ってたのかもしれない。
…いやいや。ルートに乗るってなんやねん。
さてさて。
なんてロマンチックなんでしょうね、これは!
恋愛小説としても勿論、なんていうか論理的ロマンに溢れているというか…
もちろん全体の構造と、それによって提示されるミステリ的な魅力も大きくあるのだけれど、
んーなんというか、そのへんはもう、思考の先にある必然で。
論理を突き詰めた先にあるものが、それがどれだけ馬鹿げて見えたとしても真実である、という言葉を思い出しました。
奇書、と呼ばれるものの多くが、論理的にありとあらゆる可能性を追求する迷宮のような構造をしているのに似ているようでいて、
その迷宮が、実は恐ろしく身近にあるものなのだと知らされてぞっとする。
けれど、そのぞっとする感覚には続きがあって。
日々の暮らしの中で、どうにか騙し騙し宥め賺している違和感―疎外感? ちょっと違う。乖離している、ズレている、という感覚。此処に居るのだけれど、此処に居ない感覚? 浮遊感、というのがいちばんしっくり来るかもしれない、そんな感覚、に、そのぞっとする感覚が繋がったとき、
自分が全く逆の意味でぞっとしていたのだと気付いてしまったり、して。
……はふう。
とにもかくにも登場人物がまったく、なんていうか浪漫武器で、その会話と云ったらもう、読んでてにこにこしてしまいました。
きっと何度も読み返すんだろうなぁ、と久し振りに素直に思えたので☆5です(そういえば元々そんな基準だったような気がしてきた。)
General-Purpose Humanの章とMiniature Gardenの章がいまのところお気に入り、ですが、きっと読み返すタイミングに依って変わるのでしょう。単行本から削られてる部分もあるとか云われるとそれも気になる…うーむ。
ちなみに現代のGoogle日本語入力はふいんき、で雰囲気に変換してくれます。便利さは罪か?
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