ケルスティン・ギアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前巻は儀式の荒唐無稽さや黒幕の狙いがよく分からない事、ピンチらしいピンチも少なかったのもあり、リヴの口調や性格も相まって楽しいラブコメファンタジー要素が圧倒的に強かった。
けれど今回は悪意が明確になって来た分、スリリングな展開にハラハラするシーンが多い。
特に敵対するキャラが皆ことごとく狂気に満ちていて、ちょっと背筋が寒くなった。
そしてヘンリーとグレイソンが人気を二分するの、よく分かる。
最高の彼氏に最高の兄、リヴが心底羨ましい…。
ただ二人は格好いいけれど、シビアな展開が続いた分ジャスパーの緩い空気が恋しくなるのもまた事実。
新たな参戦もあったりで、前巻以上に続きが気になる終わり方だった -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作『時間旅行者の系譜』が大変面白いYA小説だったので、発見した瞬間に手にとってしまいました。
今回も面白い!
夢がテーマの不思議な話。
夢の中に扉があって、他の人の夢の中に入れたら?
主人公のリヴをはじめとした、個性的なキャラクター!
仕事で世界中を飛び回る母親、母親と離婚した父親も同じような様子。探偵になりたい妹。ちょっと口うるさいけど憎めないナニーのロッティ。
母親の新しい恋人とその子供、グレイソンとフローレンス。
そして、グレイソンを含む夢の中で出会う人たち…。
“花男”のF4かというくらいのイケメン揃い!!
4人の個性的なイケメン…。萌え要素が詰まってる。(この4人の中では主人公と -
Posted by ブクログ
いよいよクライマックスという感じで伯爵との直接対決。最後はすこし駆け足のような気もするけど、そっかそうやって終わるのかぁって。前巻までの伏線もどんどん回収され、そうつながってくるのねと。なんとなく予想できていた部分も明かされてきて、タイムトラベルものとして矛盾もそんなにおかしなところはなく、おもしろかった。気になるところはいくつかあったし、ティーン向けという感じが強く、ハッピーエンドだけど今後も気になるから、続編があってもよさそう。
最後まで読むと、グウェンドリンをはじめとして登場人物みんなが愛しくなってきて、それぞれの後日談も気になるから、ドイツ本国で二次創作が多いっていうのがよくわかる。 -
Posted by ブクログ
ドイツの作家さんのタイムトラベルファンタジー。16歳の現代っこが、思いがけずタイムトラベラーになってしまう。タイムトラベラーの遺伝子をもつ家系に生まれてたり、幽霊がみえたり、もともと不思議なことには耐性があるグウェンドリンだけど、タイムトラベラーたちの秘密結社のめんどくさいあれやこれやに巻き込まれてしまう。
ティーンエイジャーが主人公だけあって、わりとにぎやかに物語がころがっていく。ライトでコミカルだけど、タイムトラベルの設定や構造はわりとしっかりしているからそれだけじゃない。
まだ第一部のこの巻では明かされない謎も多くて、これからどうなっていくのかが気になってしょうがない。三部作いっきに読 -
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Posted by ブクログ
ネタバレある日突然、高校のカフェテラスでめまいにおそわれた「あたし」グウェンドリンは、過去へタイムトラベルしてしまった。タイムトラベルの力を持っているのは、いとこのシャーロットのはずだったのに…
謎の秘密結社の目的を果たすため、超ハンサムなギデオンとコンビを組んで過去の時代に送り込まれることになったあたし。
好きでタイムトラベルしてるんじゃないし、何もかも謎だらけ!
書店で平積みになってたのを見て、ジャケ買い…ではなくジャケ読み。
ケルスティン・ギア、全く知らず初読み。
タイムトラベルの仕掛けに特殊な一族の血を要するあたりはちょっとホラーファンタジーっぽく、色々な時代の衣装を整えるくだりはコス -
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