AmyWallaceのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ピクサーを特別足らしめているもの、それは「問題は必ず起こる」と思って仕事をしていることだ。問題の多くは隠れて見えない。それを明るみに出すことが自分たちにとってどれほど不快なことであっても、その努力をする。そして、問題にぶち当たったときは、全社全精力を挙げてその解決にあたる。盛大なイベントでも、砲塔のある仕事場でもなく、それがあるから私は毎朝会社に来たいと思う。私にやりがいと、明確な使命感を与えているのはそれなのだ。
…問題について考え、対処するのは、爽快でやりがいのある仕事だった。我々の目的は、ただヒット作品を生み出すスタジオをつくるのではなく、問いかけを続ける創造的な企業文化を育てるこ -
Posted by ブクログ
ネタバレこれまでに少なくとも70冊以上のビジネス書を読みましたが、この本が一番僕にはしっくり来ました♪世の中には、医師やパイロットと言った定型業務をミス無く遂行する事が要求される仕事や管理系業務をされている人も居るので、全ての人に対してBestな本かと言われるとそうでは無い気もしますが、少なくともクリエイティブさを要求される仕事をしている人は必見!!
ジャンルで言えばビジネス書ですが、ジョブズやルーカスを始め、ググったらすぐ名前が出てくるような人たちの発言が出てきますし、様々なピクサー作品&ディズニー作品の誕生秘話も出てくるので、ドキュメンタリー小説(多分ですが文章の清書はエイミー・ワラスさんという -
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Posted by ブクログ
ネタバレこの作品の最も根本的な問題は、ジョンが最初にチームを呼び集めたときに言った、脱出冒険物語なのに先が読めて、さほど感情に訴えないという点にあった。『トイ・ストーリー』の出来事からおよそ三年後を舞台とする物語は、ウッディがはたして収集家のアルの言いなりになってちやほやされる(が、遊んでもらえない)「収集品」として生きるのか逃げ出すのかを中心に描かれている。持ち主だったアンディの元へ帰るチャンスをつかむために戦うのか戦わないのか。映画として成立するには、いつかは成長し自分を捨ててしまうアンディのいる世界に戻るのか、安全だが愛してくれる人のいない場所にとどまるのか、というウッディの迷いを、観る人が本
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Posted by ブクログ
2025/09/20
創造性をつくるには規律を作りすぎない。
→95%の正常な人を戒めるだけ、5%の常識乱用者には個別で対応すべき
ポジティブな声かけ
→p148
ジョブスの太々しさ
→自分の信念をつらぬく必要性を再認識。相手に否定された時も自分の意思・信念を貫くことも大切。
p74
無知と、旺盛な成功欲求との組み合わせ以上に、短期間での学習を促すものはない
p148 指摘の仕方
「このシーンの脚本がいまいち」よりも
「見終わった観客にあのセリフがよかったよねって言ってもらいたくない?」
→事実を伝えるよりも、その先の人をイメージさせる
人の知覚について
①人格は、自らのメンタルモデ -
Posted by ブクログ
ピクサー秘話にとどまらず、マネジメント本としても良い一冊。ただ、他のピクサー本(レヴィの「世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」)と同じく、最終章のジョブズとの思い出の章で全体の印象が上書きされてしまうのがズルい。私は読み終えた後しばらく、ピクサーではなくジョブズについてしばらく考えてしまった。
「彼はよく言っていた。アップルの製品はどんなにすばらしくとも、最後は埋立地にいく運命だが、ピクサーの映画は永遠に生き続ける。」(p393)
個人的には、トイ・ストーリーのウッディがディズニー上層部の意見によりどんどん意地悪なキャラになっていき、ストーリーの魅力が失われたとか、トイ・ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ英語のタイトルは Creativity, Inc. 。ピクサーの歩みを振り返りながら、創造的な組織をつくるエッセンスを述べている。ピクサーの映画を漏れなく観ていたらと、もっと面白く読めたかもしれない。巻末付録のポイントが仕事や生活の参考になるので、メモしておく。
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1. よいアイデアを凡庸なチームに与えればそのアイデアを台無しにし、凡庸なアイデアを優秀なチームに与えれば、それをテコ入れするかもっといいアイデアを返してくれる。よいチームをつくればよいアイデアに恵まれる。
2. 人を採用するときには、そのときの能力レベルよりも、これからの伸び代 -
Posted by ブクログ
1.映画では常にヒット作を出し続けるピクサーがどんな会社なのか、内情を知りたくて読みました。
2.ピクサーは誰しもが情熱を持って仕事をしており、自分の創造力を常に発揮しながら映画を制作しています。これは、自分自身の力だけでは衰退してしまったり、削いでしまうことがあります。マネージャーとして、ピクサーがどうあるべきなのか、どうしたいのか、どのような人を採用し、育てていくのかが述べられています。
また、著者自身がどのような経験を経てピクサーを育ててきたのか、周りの人間関係をどのように乗り越えてきたのが述べられています。
3.常に情熱を注げられる組織にすることはとても難しいと感じました。大抵の人 -
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