千川夏味のレビュー一覧
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甘くてちょっぴりビターな花嫁もの。王道BLを読みなれてる人ならだいたい想像がつくエンディングなので、正直もの足りなさもありました。でも心癒されたい時にはちょうどいい読み応え。
ひそかに憧れていた秀人に花嫁候補として選ばれ、やっと幸せをつかんだかに見えた薄幸で不憫な18歳の春己。ただかわいいだけじゃなく、明るく前向きに頑張る姿が18歳らしく純粋でよかったです。加納に向かって、ちゃんと嫌なことは嫌と言ってくれてほっとしました。
秀人は最初諸々の理由で存在感が薄かったwけど、春己を意識しだすようになってからはとてもその心理状態が面白く興味深くなってきました。
とにかく秀人の溺愛加減がハンパありませんでした。若い子相手に挙動不審になったりメロメロになったり、かっこいいはずの大人がとてもカッコ悪いことになって、秘書に笑われているのにニヤつきました。
溺愛、年の差、薄幸の受にツボつかれました。秘書の吉川もすごくいいキャラ。
SSの「がんばる花嫁」は、そんな吉川にまったく見当外れのヤキモチを焼いて、健気でかわいい嫁に迷惑かけまくったあげくケダモノになる秀人が残念で笑いました! -
Posted by ブクログ
ネタバレ事故で過去九年間の記憶を失ってしまった水沢実樹。
病院で目が覚めたとき、自分の傍らにいたのは、自分を心配するはずもない犬猿の仲だった浅葉修司だった。
ところが、その浅葉によると自分と浅葉は、仕事場兼自宅で一緒に仕事をし、一緒に暮らす恋人同士らしい。
水沢はその事実を信じる事ができないものの、記憶を取り戻すために、直前の自分の生活を知るために、仕方なく浅葉と暮らしていたという自宅に戻る事になる。
その事務所は、浅葉と水沢、二人でデザインしたというのだが、全然デザインした覚えがないのに、ところどころ確かに自分がデザインしたのであろうデザインがあって、感性がわかるのがとても面白い。
そして自分の部屋に入った時には、自分が大切にしていた本が並んでいて記憶にない自分の本も確かに、自分の趣味のものであって、ここで生活をし、一緒に働いていたことは間違いないと認めざるを得なくなる。
しかし、自分と浅葉が恋人同士だったという事実を認める事は別。
その点だけはどうしても納得できない水沢は、浅葉にそのことを尋ねると、「身体なら覚えているかもしれない」といきなり押し倒されてしまう。
記憶を失くしている水沢は、強く抵抗する事も出来ず、流されるままに浅葉に抱かれてしまう。
結局、記憶は戻らず、浅葉にフォローされながら、日々の生活を送り始めたのだけれど、水沢は自分が浅葉に惹かれていることを自覚する。
もし今、記憶が戻ったら、記憶を失ってしまった間のことは忘れてしまうのだろうか? 不安に感じる水沢。
一方で、事故にあった水沢の当日の行動がわからない。
直前に電話をかけてきた義妹の話によると、どうやら誰かと待ち合わせをしていたらしいのだけれど、その相手がさっぱりわからない。
携帯の着信履歴等も全て消してあり、当日誰と会っていたのか、何があったのかさっぱり心当たりがない。
そんな中、ゼミで親しくしていたという先輩から連絡があった。
しかも、彼は当日水沢と会っていたのだ、という。
自分が記憶を失った理由が少しでもわかれば……という気持ちで彼と会うことを承諾した水沢は……
という話でした。
結局、水沢の記憶は戻るのだけれど、実は浅葉と恋人同士であった事実はそこにはなく。
ではなぜ、そこで浅葉がそんな嘘を吐いたのか……? ということを考えると自ずと浅葉の気持ちがわかってハッピーエンド、という話でした。
この作者さんの本を読んだのは久しぶりなんですが、こんな話も書けるんだ……というのが正直な感想。
結構、今まで読んだ本が「勢いで突っ走る系の攻め」が多かったような気がしたので、こういうしっとりした話は好きです。
今回の攻めも確かに勢いっちゃ勢いですけど、受けが頭悪い感じじゃなかったのと、挿絵効果もあるのかな……? なんとなく、落ち着いている感じがしました。
しっとり大人BL読みたい人にオススメします。 -
Posted by ブクログ
ちょっと割のいいバイトという触れ込みで、待ち合わせ場所に向かった大学生の令。ところが、自分を待っていたのは、触れたら火傷しそうな濃厚な艶と、危険な夜の香りのする男だった。ろくに素性も知らぬまま、男の手管で快楽に溺れてしまった令。そしてその男と「婚約」することになった令の運命は…!?書き下ろし表題作他、兄の友人と「結婚」することになった青年の戸惑いを描く『その手のぬくもりを』を収録したロマンスノベル。
「あなたの嘘と恋の真実」ヤバイ雰囲気の社長X貧乏大学生
「その手のぬくもり」実家資産家&広告代理店勤務リーマンX同級生の弟&大学生
「月夜のひとりごと」おまけショート -
ネタバレ 購入済み
モヤモヤする
主人公ののぼせ上がりっぷりが読んでいて痛々しかったです。
攻めは勘違いに気づいているようなのに、どうして主人公に教えてくれないの?
誰か教えてあげてよ!と読み進めるのが辛かった。
ラストは有りがちなハピエンなんですが、奥さんが何も知らなかった人で私が救われました。
でも、執事が次男(高校生)を狙っているとかは無いですわ。
どうするの、この家?
こういう救いのない無駄なホモ展開やめて欲しい。萎えるわ。