石野晶のレビュー一覧

  • 彼女が花に還るまで

    Posted by ブクログ

    命を一つしか維持できないつらさと、木綿子の温人への思いが伝わってきて、途中からどうなるか予想できていたにもかかわらず、最後の一言が涙腺を...

    0
    2021年08月29日
  • 彼女が花に還るまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本当に泣けるの??
    半信半疑で、読み始めたものも
    あー、ここが泣くポイントか??
    と、身構えすぎてしまったためか非現実的な内容だし泣けなかった。
    でも、非現実的なストーリー部分ではなく
    現実的な部分で号泣

    花守の家の秘密には、非現実的なストーリー
    子供を産むと自分は死んでしまう運命
    そのため、恋人は作らないと頑なに決意
    その秘密を好きな人には悟られないように生きていく哀しみ
    その人に告白されて、本当は嬉しいのに恋人にはなれないと距離を取る
    私のことを好きになったことを後悔すると言ってしまう。
    でも、結婚を決意してくれて親に勘当されてまで婿養子にきてくれて
    子供を産むと自分が死んでしまうことは

    0
    2021年06月04日
  • 彼女が花に還るまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    花守家の秘密は切ないけど、2人の恋が結ばれてよかった。でもどうあがいても一緒にいられない2人を思うと本当に切ない。

    0
    2021年05月28日
  • 水光舎四季

    購入済み

    やさしくてきれいなものがたり

    特期生…回りよりも、少しだけ、なにかの「力」をもつ子どもたち。それは、人によっては、また環境によっては、幸せの妨げになるかもしれない「力」…そんな子どもたちが集められ、共同生活を送りながら「力」と向き合う。とても面白い世界観でした。

    1つの季節ぶんしか、そこにいられない、という設定も良いです。そのことによって、不公平を含む、同じ「力」の仲間と向き合う。

    同時に、同季のさまざまな「力」の仲間たちと向き合う。

    すごく苦しいこともあるだろうけど、それでもみんな自分の仕事が好きで、仲間が好きで、自分をちゃんとしあわせだと感じることができる。
    自分も、こういう体験ができたら…なんてい

    0
    2021年03月05日
  • 水光舎四季

    Posted by ブクログ

    特期生(特別能力期待生)と呼ばれるささやかだけど人とは違った能力を持った少年少女が18歳まで毎年1年のうち決められた季節、3ヶ月間「水光舎」に寄宿し成長する物語。

    春の不安定な新入生の成長から始まり、夏、秋、冬とそれぞれの特期生の成長が描かれています。彼らの成長の話も変化に富んでいて惹きこまれました。夏、秋の話が特に好き。
    素敵な描写がいろいろ散りばめられていて良かった(四季それぞれの自然風景や、人物の感情描写など)266Pとか描写うまいなー好きだなーと特に思った。

    0
    2019年07月07日
  • 水光舎四季

    Posted by ブクログ

    能力を持つ子供がそれぞれ職業名を振られて、四季ごとにメンバーが入れ替わる寄宿舎での話
    表紙の絵のまま、優しいお話。
    自分の持つ柔らかな部分に届いてくるような綺麗さ

    私は秋の、霊能者?の話が好きです。
    友人の引越しで、別れを経験したところだったので色々共感しながら読んでしまいました。思わずホロリときた

    0
    2016年12月03日
  • 彼女が花に還るまで

    Posted by ブクログ

    花は静かでつつましいなんて思ってる人も多いと思いますけどね、実は彼らはとっても戦略家なんですよ。
    長い時間をかけて、虫を呼び集めるための姿になったんですから。
    そうしてみんな、種を残していくんです。

    どこにでもある普通の家で、普通の親で、だけど僕にとってはただ一人の、かけがえのない父と母で。

    幸せって、するとかされるとか、ちょっと違うと思うんですよね。
    私は温人さんと一緒に、幸せになるんです。

    0
    2024年01月24日
  • 水光舎四季

    Posted by ブクログ

    恩田陸さんの「麦の海に沈む果実」が好きな人は好きだとおすすめされたので読みました。春夏秋冬の季節ごとに寄宿舎で少年少女が暮らすという、私好みの世界観でした。あまり春のお話が好きという方がいないですが、私的にはどのお話もとても楽しめました。星3なのはページがきちんと切れていなかったので。

    0
    2023年06月26日
  • やがて飛び立つその日には

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作を読んでからこちらを読みました。

    命を繋ぐ選択をしたひばりはきっと最後に娘を抱けた瞬間、生を全うしたんだろうな
    蓮くんに頑張って欲しいな、でも無理はしてほしくはないな、とひばりの気持ちがよく分かりました

    花のことにしろ虫のことにしろ、景色の詳細が細かに描かれていて場面を想像しやすく、引き込まれる作品でした。

    0
    2022年10月26日
  • 彼女が花に還るまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自然と涙が出ました。
    途中からなんとなく結末が見えていたけれども、実際、ひばりが産まれてきた日に交わしたやりとりが印象に残りました。
    タイトルの彼女が花に還るまで、、
    木綿子は穏やかに花になって、家族を見続けてるんだろうな

    0
    2021年11月22日
  • 彼女が花に還るまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトル通りの結末な上、物語半ばくらいから流れも見えてしまった。けれど、植物の描写が綺麗でまるで目の前に香りが漂ってくるような繊細さを持ち合わせた作品だった。温人の両親が息子を勘当するときの愛情の覚悟には涙した。

    0
    2021年07月22日
  • 水光舎四季

    Posted by ブクログ

    特殊能力を持つ子どもたちが四季のワンシーズンだけを水光舎と呼ばれる寄宿舎で過ごしながら、それぞれの能力や自分自身を成長させていく。

    四季の自然の美しさや、動物や人との関わりがとても瑞々しく丁寧に描かれています。

    「秋」の物語がとても切ない。

    水光舎を卒業した後、この素晴らしき日々に囚われずに生きるのってなかなかつらそうだけど、きっとそれは彼らの能力が助けてくれるよね。
    世界はきっと美しい。

    0
    2015年05月06日