【感想・ネタバレ】彼女が花に還るまでのレビュー

あらすじ

大学生の谷村温人は、ある日、同じ大学に通う学生で、どこか花のような儚さを思わせる花守木綿子と出逢う。一緒に花見をしたり、ナノハナ畑を見に行ったりと、様々な出来事を経験し、その優しい人柄に触れていくうち、徐々に木綿子に惹かれていく温人。しかし、木綿子には人に言うことができないある秘密があった——。切なくも温かく、そしてなにより美しい、唯一無二の愛を描いた落涙必死の感動作!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

良い本に巡り合えました。一旦終盤まで読んで、また最初から読み直している途中です。
読み終わってしまうのがさみしいです。

飲み終わりました。
娘が生まれてすぐ2年ほど育児担当していたので、主人公にたいへん共感しました。
また読み直つもりです。

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2022年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帯に惹かれて購入したが、書いてある通りのラブストーリーだった。
木綿子は花の声が聞こえるが、母からの記憶も受け継がれているのかなと思うほど、母親として死が近づいていく間に様々な物を用意しているところに泣けてしまった。

最後にひばりが花の声を聞いて温人(父親)に言った時、この子も運命に抗えないのか… お父さんはまた何かを失うのかと思い、この運命は繰り返されていくのかなとも思ってしまった。

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2021年07月15日

Posted by ブクログ

題名からラストが想像できるのに、帯に負けて買ってしまった本です。
花や木の色彩が見事に表現されて、田舎の風景がなんなく浮かびます。途中まではほんとに色彩豊かな物語です。
後半、わかっているのに涙が…。
出会えてよかった、と思える本でした。

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2021年06月27日

Posted by ブクログ

「誰かを好きになると、突然世界は輝き出す」

輝きを増すだけでなく、時間が進む速さまで変わるような、そんな恋のような物語だった。最初は恋に落ちてあっという間に時間が過ぎていくようなスピードで物語が進み、段々と速さが現実に戻っていく。
最初はあまりにもスピードが速すぎて、主人公の人生を流し読みしているような感覚に陥るため、面白さに少々欠ける物語ではあった。この物語の面白さは後半と併せて読むことで感じとれるものだと思う。
途中まで現実的なストーリーなのに対し、唐突に一部非現実的な要素が出てくるため、そういった要素を受け入れられない人には向いていないかもしれない。現実的か否かでなく美しい物語を読みたい人におすすめ。

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2022年09月07日

Posted by ブクログ

繊細な描写で語られる物語。お母さんのすごさに感動してるのか、彼の決意に感動してるのか。とにかく、後半は一気に読みました。

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2022年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

僕は妻と二人で娘の成長を見守るのがとても幸せだった。
か弱い声で泣いたり、あやすと笑ったり、初めて言葉を話したり、大変なことも二人で楽しみながら暮らしてきた。

それが出来ないことが分かっていて娘を生む事を決意した木綿子の覚悟はどれ程のものだったのだろう。また木綿子がいない現実でひばりを育てる温人の寂しさを想像すると辛すぎる。

温人を勘当した両親の心情も察せられる。その他の人たちも愛情に溢れており、とても悲しい話だったけど優しさに溢れた物語だった

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2021年12月07日

Posted by ブクログ

命を一つしか維持できないつらさと、木綿子の温人への思いが伝わってきて、途中からどうなるか予想できていたにもかかわらず、最後の一言が涙腺を...

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2021年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当に泣けるの??
半信半疑で、読み始めたものも
あー、ここが泣くポイントか??
と、身構えすぎてしまったためか非現実的な内容だし泣けなかった。
でも、非現実的なストーリー部分ではなく
現実的な部分で号泣

花守の家の秘密には、非現実的なストーリー
子供を産むと自分は死んでしまう運命
そのため、恋人は作らないと頑なに決意
その秘密を好きな人には悟られないように生きていく哀しみ
その人に告白されて、本当は嬉しいのに恋人にはなれないと距離を取る
私のことを好きになったことを後悔すると言ってしまう。
でも、結婚を決意してくれて親に勘当されてまで婿養子にきてくれて
子供を産むと自分が死んでしまうことは言えず
幸せな結婚生活だったが、相手に子供が欲しいと言われ
子供を産む決意
相手にそのことが知られた時に、恋人に私のことを好きになることを後悔する理由がこれだったとは。
自分が死ぬと分かりながら、生まれてくる子供のためにあれこれ用意。
抱くこともできないけど生まれてくる子供のことを思いながら用意するって辛い。
花守家に生まれた女の子の名前は白い植物の名前をつけることが継がれたけど
そのことに、反して ひばり と名づけた。
彼女が子供を産んで、この世を去ったけど
勘当してたはずの親との間を取り戻してくれていて
↑この辺りに泣けた。

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2021年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

花守家の秘密は切ないけど、2人の恋が結ばれてよかった。でもどうあがいても一緒にいられない2人を思うと本当に切ない。

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2021年05月28日

Posted by ブクログ

花は静かでつつましいなんて思ってる人も多いと思いますけどね、実は彼らはとっても戦略家なんですよ。
長い時間をかけて、虫を呼び集めるための姿になったんですから。
そうしてみんな、種を残していくんです。

どこにでもある普通の家で、普通の親で、だけど僕にとってはただ一人の、かけがえのない父と母で。

せって、するとかされるとか、ちょっと違うと思うんですよね。
私は温人さんと一緒に、幸せになるんです。

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2024年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自然と涙が出ました。
途中からなんとなく結末が見えていたけれども、実際、ひばりが産まれてきた日に交わしたやりとりが印象に残りました。
タイトルの彼女が花に還るまで、、
木綿子は穏やかに花になって、家族を見続けてるんだろうな

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2021年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル通りの結末な上、物語半ばくらいから流れも見えてしまった。けれど、植物の描写が綺麗でまるで目の前に香りが漂ってくるような繊細さを持ち合わせた作品だった。温人の両親が息子を勘当するときの愛情の覚悟には涙した。

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2021年07月22日

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