泉秀一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
丹念な取材に基づく出色のドキュメンタリーです。
私は、箱根駅伝の大ファンですが、著者が指摘するように、「ケニア人ランナーについてほとんど知らないこと」を気にもしていませんでした。池井戸潤の『俺たちの箱根駅伝』にも描かれているように、日テレのスタッフは駅伝をドラマにするために出場選手について入念な取材をし、それを中継で紹介しています。しかし、思い返せば、ケニア人ランナーについてその生い立ちやランナーとしての歴史が語られることはまったくありません。ケニア人ランナーは箱根駅伝というドラマのキャストとされていないのです。
本書の帯に書かれているように「生きるためには走るしかなかった」ケニア人ランナ -
Posted by ブクログ
正月のこたつで「あ、留学生速いな〜」なんてお餅食べてる裏側に、あんなに濃密で、切実で、ちょっとヒリつくようなドラマがあったなんて、、、
まず、彼らにとっての箱根は「青春」じゃないんですよ。
もちろん青春なんだけど、その中身は「一族の運命を背負った出稼ぎ」なんです。
ケニアの村の期待を全部背負って、言葉も通じない、雪も降る日本にやってくる。彼らのタスキには、物理的な重さ以上の「人生」が食い込んでるんですよね。
でも、この本の素晴らしいところは、彼らを「悲劇のヒーロー」だけで終わらせないところ。日本人の監督がどう彼らと向き合い、時には「勝つための道具じゃないか」と自問自答しながら、泥臭い信頼関係を -
Posted by ブクログ
非常に興味深く読みました。
エティーリ選手が初めて箱根予選に参戦した際、惜しくも東京国際は出場権を逃しました。あの時、周りの選手のあまりの嘆きっぷりにエティーリ選手が浮かべていた戸惑いの表情はとても印象的でした。
「生きるためには走るしかなかった」と帯にありましたが、あの瞬間からもう一つの理由が加わったと思います。
貧困からの脱却と箱根出場へのプレッシャー。本当によく頑張ってくれたと熱くなりました。
それにしても、そうか、学生という立場でも稼げていたのかとそれは新鮮な驚きでした。「助っ人」と呼ばれる意味がわかりました。
一番興味深かったのは留学生を受け入れることにした監督達の話。
特に上田 -
ビジネスに活かす「嫌われる勇気
週刊ダイヤモンドの特集を電子化したものなので、これ単体で目新しいことを言っているわけではないです。
「嫌われる勇気」を読んで、仕事面により活かしていく方法を知りたい人に良いかも。「嫌われる勇気」本編は概念的な部分も多く、やる気だけは出てくるんだけど何から手を付ければ…?という人にも。
まずは本編を読んでから、副読資料として参考にすることをおすすめします。 -
Posted by ブクログ
高校生駅伝、箱根駅伝ではケニア人留学生ランナーの姿を見ることが多くなりました。なぜケニアからの留学生が突出して多いのか、筆者はその背景を辿ります。
ケニア人ランナーを日本の高校、大学へ留学させるルートを構築した日本人が存在しました。様々な人との出会いが地元ランナーや、日本の陸上界との人脈を作り出し、システマチックに有望なランナーを日本へ送り込むようになります。ケニア人ランナーにとっても、”日本で走る”事は一家を支えるだけの収入を得る大きなチャンスとなっていました。
ケニア人ランナーの圧倒的な走力は所属する高校、大学を主要な駅伝で勝利に導くだけの力がありました。しかし、彼らを招聘した監督の多 -
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日頃陸上を見ているので、知っているケニア選手の現在がわかってうれしかった。
特にビダン・カロキ!日本でも人気があって、トヨタ自動車で服部勇馬と走る姿もみたり、国際大会でもよくみてきた。人格も立派な人なんだなぁ。
逆に身を崩している元選手もいて、悲しい。
あと、若いのに交通事故で亡くなる人が多いと感じていたけど、本当だったか。
箱根駅伝で活躍して、そのまま実業団に入る選手をみて、日本が気に入ってくれたのかなとお気楽なことを考えていたけど、母国で一族を支えていたんだな。みんなお金を当てにしているから、簡単には辞められないか。
足の速い選手がたくさんいるアフリカで、特にケニア勢の来日が多い理由が