大島真生のレビュー一覧

  • 公安は誰をマークしているか

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    【筆者が知る限りでは、公安警察に身を置く人たちには「誰かがやらなければ」という強い正義感を持っている人が多い。一方で、汚れ役を自任するあまり、国と国民を守るためには場合によって手段を選ばなくてもいいという独善に陥る危険性を孕んでいるようにも思う】(文中より引用)

    外目からはなかなか何をやっているかわからない警察の公安部門。警視庁公安部を例に取り過去の担当事件も紹介しながら、その内実に迫った作品です。著者は、産経新聞で警視庁公安部・警備部の担当も務めた大島真生。

    警察ドラマなどを見ていると役職に漢字がやたら並ぶキャラクターが出てきて「実際のところどんな役割を担っているんだろう」と思うこともあ

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    2020年10月10日
  • 愛子さまと悠仁さま―本家のプリンセスと分家のプリンス―

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    改めて女性宮家や女系天皇の可否について考えさせられる。
    本書では旧皇族方や、遠縁ながら(遠縁という用語の使い方がここで正しくない事は承知している)天皇の血を引く家についても触れられていた。
    旧皇族の復帰が良いと思う自分にとってはいい勉強になった。
    女系天皇はどうも、違和感がある。

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    2012年10月02日
  • 公安は誰をマークしているか

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    著者は産経新聞入社後、警視庁公安部・警備部担当の記者になったキャリアの持ち主で、本書はその経験をもとに書かれたものです。

    著者の手による後書きによれば、本書は

    公安警察はテロやスパイ行為を防止するため様々な活動を行なっているが、その活動を国民の適切な管理下に留めるため、国民は公安警察に関する正確な情報を知る必要がある

    との観点から書かれており、警視庁公安部を中心とした警察庁、各都道府県の公安警察についての解説が載っています。


    冒頭、公安という言葉の意味についての解説から始まり、序章で

    ・刑事警察は殺人犯、強盗犯などの一般的な刑事犯罪を専門とする一方、公安警察は国家体制防衛を目的に行

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    2011年12月28日
  • 愛子さまと悠仁さま―本家のプリンセスと分家のプリンス―

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    本家のプリンセス愛子さまと分家のプリンス悠仁さま、皇位継承問題は難題です。
    ただ、早めに決めてあげることも大事なことだと思います。
    私自身としましたら、現行皇室典範どおり、悠仁さまが皇位を継承され、愛子さまは宮家を創設されるのが相応しいのでないかと思います。
    有識者だけで話し合っても決めるのは難しいでしょうね。
    陛下のご意向をお伺いするのもひとつの方法だと思います。

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    2009年10月04日
  • 公安は誰をマークしているか

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    ネタバレ

    ・公安は、警視庁(東京都)の公安部・警備部と、警察本部警備部公安課・その直下の各警察署公安担当をまとめた総称である
    ・それとは別に、警察庁警備局があるり、表向きは警視庁公安部や全国道府県の警察本部公安課の予算配分や指揮系統を統率しているが、実態は警視庁公安部の力量が大きすぎて、彼らの発言権・決定権が強く、調整役といったほうが適している。
    ・刑事部が個人や組織の犯罪を取り締まる役割を担うのに対し、公安は国家を脅かす犯罪を取り締まることが主務とされる。テロ、スパイ、左翼の違法行為など。
    ・両者は時として捜査対象が重複することがあり、刑事部が完全な上下の指揮系統で動くものの、公安は同じ警察本部・警察

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    2013年04月28日
  • 公安は誰をマークしているか

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    公安部、警備部を担当した元新聞記者が書いている。公安と名がつく組織にも指揮系統によって、その下部は様々な役割が与えられている様だ。誰をマークしているか と言う表題通り、それぞれの相手に対してと言う事がわかり易く書いてあった。

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    2023年08月22日
  • 愛子さまと悠仁さま―本家のプリンセスと分家のプリンス―

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    ネタバレ

    父が貸してくれた本。
    自分じゃ絶対手に取らないタイプの本です。

    現皇室典範では皇位継承権がないのにもかかわらず皇太子家(執筆当時)に生まれた愛子さんと、同じように天皇の孫(執筆当時)でありながら、なおかつ皇位継承権を持ちながら、宮家に生まれたというだけでいろいろと差をつけられている悠仁くんについて、多くの視点から比較し憤慨している著者。

    勉強不足の若手ライターが書いた本なのかと思いきや、現役の宮内庁担当記者だそうで、だとするとこれはたちが悪いなあと思った。

    今後のことはさておいて、今現在(いや、執筆当時)、皇太子家と宮家は差をつけねばならないでしょう。
    例え兄弟だとしても、今は立場が違う

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    2019年08月13日
  • 公安は誰をマークしているか

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    文字通り公安というのがどういう組織で、どんな仕事をしてるかを綴った一冊。

    国民から見えにくい公安の活動について知ることができた。

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    2016年01月09日
  • 公安は誰をマークしているか

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    聞いたことはあるけど、知らなかった世界。
    昔話かと思ってたけど、今もしっかり存在する団体。
    「過激派」「赤軍」などの思想は今もあり、公安は密かに戦ってるんだなあ。
    日本人として、も少し危機感持っていかないとなあ

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    2013年04月29日
  • 公安は誰をマークしているか

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    公安組織とその実状がバランスよく記述されている。
    逆に言えば,内容が表面的で深みがあまりない。

    公安の導入本として読むといいと思う。

    公安に関する本は,本書が初めてなので,
    個人的には面白かった。

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    2014年03月19日
  • 公安は誰をマークしているか

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    最近、警察小説をよく読むのだが、公安の組織が今ひとつよくわからず本書を購入する。非常に読みやすいが新書で二百頁余りなので深い内容は端から期待できない。但し『公安警察の入門書』としてならお勧め。一方、監視される側の組織については、立花隆氏の『共産党の研究』、『中核VS革マル』がお勧め。30年以上前に書かれたものなので情報の古さは否めないが、著者が気鋭のノンフィクション作家として一番脂が乗っていた時代の作。さて、本書に戻るが大満足とは言えないまでも、資料価値はあるので読書の友として手元の本棚に突っ込んでおく。

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    2012年02月11日
  • 公安は誰をマークしているか

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    こういう抗生物質的存在の
    果てしなき「索敵」活動はかすかな不穏を感じさせる。

    たとえばこんな一文がある。
    「共産党の活動が下火になったため、組織を維持するために対象範囲を広げざるを得ない」

    縮小に向かう内部的な力はないであろうこの組織の手綱を
    誰がどのように握るのかは、注視されるべきものだろう。

    この本自体はそれほどセンセーショナルでもないが、
    あわせて野中広務を読んでいたので、なかなか楽しめた。

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    2011年12月10日
  • 公安は誰をマークしているか

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    職場の近くの公園で某大学のセクトが、10人ぐらいで反原発東電決起集会をやってたが、周囲には背広でマスクをした異様な監視者達。官の肥大化、予算の適正配分について考えさせられた。今みたいに限りなくライフ0に近づきつつある共産党や弱小セクトなんかにターゲッティングしている時点で何かが間違っている。その一方でオウムについては惨事を招いた。あれから15年以上経っても大してかわってないのではと思わせる風景だった。

    ゾルゲ間諜を見抜けず、共産党壊滅で自己満足していた特高警察の悪しき伝統再びみたいな予感

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    2011年11月27日
  • 公安は誰をマークしているか

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    ネタバレ

    タイトルと中身は少し違っていて、公安警察の内部を紹介している。
    名前だけはよく聞く「公安」というものをある程度知ることができた。

    また、それ以上に、日本にはどのような思想・主義を持った団体が存在しているか、スパイ対策のなさについても書いてあった。

    公安というものは前より秘密裏でなくなったイメージがあるが、なくなることはないだろう

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    2011年11月23日
  • 公安は誰をマークしているか

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    タイトルにひかれて購入。何とも怪しげ。

    中身は思っていたよりも普通で、公安警察のことを分かりやすく解説している。
    世の中にはこういう世界、仕事もあるんだね。

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    2011年10月29日
  • 公安は誰をマークしているか

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    「公安がマーク」。なんとも恐ろしい響き。ドラマの中でしか聞いたことがないような話ではあるけれど、やっぱり本当にあるのです。
    このところ政府や検察などがあれこれ批判されているけれど、公安は失態がたまに話題になる程度で、あまり批判的な話は聞きません。けれど特高の流れを残すような公安が、それこそ暴走すると恐ろしいことになるのでは。
    著者は産経新聞社の公安担当経験者で、書ける範囲で書いた、という感じで、そこら辺の突っ込みはほんのちょっとしかありません。刺激的なタイトルだけど、むしろ公安の機能の広報的な内容です。
    こんなこと書くとマークされてしまうのだろうか。

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    2011年10月21日
  • 公安は誰をマークしているか

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    ネタバレ

    中々知ることのないテロ・暴力団・工作員などの手口と公安の対応を知ることが出来る。反社会的集団と公安の攻防のような話が好きな人には面白いだろう。

    また、普通に暮らしているつもりでも、もしかしたら公安にマークされる可能性が無くはないということも書かれている。とはいえ、偶然知り合った人、もしくはその家族、関係者が過激派だったとか他国のスパイだったとかってことは極めて少ないだろうな。

    過激派の種類など、知らなかった知識を得られることはためになるかもしれないが、その知識を使うことはあるのだろうか?

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    2011年10月27日
  • 愛子さまと悠仁さま―本家のプリンセスと分家のプリンス―

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    [ 内容 ]
    四一年ぶりの男児でも、ここまで違うものなのか。
    皇室にはどこよりも、生まれた家の違い、男女の差が歴然と存在していた―。
    名づけ親、儀式の内容、ボディーガードの数、一家の予算、皇居を訪ねる際に通る門…。
    何から何まで、愛子さまと悠仁さまでははっきり異なる。
    その「立場の差」が意味するものとは何か。
    現役の宮内庁担当記者が、五歳違いのおふたりの成長から読み解く平成の皇室、その未来。

    [ 目次 ]
    第1章 皇太子家と宮家
    第2章 女の子と男の子
    第3章 宮内庁病院と愛育病院
    第4章 愛子さま「語録」と全活動データ
    第5章 プリンス誕生のドラマ
    第6章 赤誠の皇宮護衛官たち
    第7章 し

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    2011年05月23日
  • 愛子さまと悠仁さま―本家のプリンセスと分家のプリンス―

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    階層はあっても階級のない日本社会。いいえ、此処だけには階級があったのでした。
    同じ階級に属す人が少ない社会は生きづらいところだと思います。

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    2009年10月04日