竹内さなみのレビュー一覧

  • シュレディンガーの哲学する猫

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    正直ある程度知識がないと難しいかと思った。
    ニーチェの所でアポロン的、ディオニュソス的といきなり言われて違いがイメージできるかなと言った感じ。
    取り上げている人物は面白いし、優しく伝えようとする気持ちは伝わる。

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    2017年11月06日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    哲学関連の中ではとてもわかりやすくて読みやすいと思いました。結構何度も読み返してマーカーしたりして、愛読書になってます。

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    2011年09月24日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    福岡旅行の際に寄った古本屋で購入した一冊。私が持っているのは徳間書店のもので、帯に筒井康隆のコメントがあり思わず手に取った。著者の本は始めて読んだけれど、科学哲学者という文理融合した理解があるからこそ科学の哲学のようなものを感じた。個人的にも無限とか稠密性と量子力学とか数学・物理は突き詰めていくと考え方次第=哲学っぽいなあと思うことがあったので何となく共感できた。

    最近の哲学を知りたいと思ったきっかけはキルケゴールや現象学から来ていたので、ニーチェ、フッサール、ハイデガーと聞きたい名前に出会えたことはもちろん、薄くではあるけど有名な思想に触れられてよかった。シュレ猫とのやり取りも心地いい。引

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    2024年04月29日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    面白かった。哲学の入門書的な性格のものなので、こればかり読んでてもどうかと思うのだが、改めて手に入れたいなと思う。
    ウィトゲンシュタインのところで、言葉は、それぞれがその意味を存しているのであって、そこに一般的な概念を重ね合わせようとするからわからなくなる、というくだりは成程!と結構腑に落ちた。

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    2022年09月23日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    ソフィーの世界のように哲学を物語で紹介している
    本著の方が哲学の中身に踏み込んでおり読み応えがあった
    ウィトゲンシュタイン、サルトル、ニーチェ、ソクラテス、カーソン、サン=テグジュペリ、ファイヤアーベント、廣松渉、フッサール、ハイデガー、小林秀雄、大森壮厳と名を連ねる
    彼らの思索を一気に並べ読むと言葉は違えど重なり合う部分などの気付きがあり、それぞれの理解を深める助けとなった

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    2020年11月13日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    理学博士竹内薫、文筆家竹内さなみによる哲学の入門書。ただの解説書ではなく、作家と哲学者の言葉を語る不思議な猫を主人公にして、物語風に書かれているので、少しは敷居が低くなっていると思います。サルトル、ウィトゲンシュタイン、ハイデガー、小林秀雄など古今東西の哲学者たちの思想をそのまま説明、解説するのではなく、著者が掘り下げながら、著者の考えを展開しています。その辺は注意が必要。

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    2020年07月14日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    ウィトゲンシュタイン
    私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する

    実存主義
    自らの責任で自らを将来に向けてプロジェ(投企)すること。それが人間の形成である。

    いつから人間が動物の主人になったのか?
    人間が飼ってる動物しか生きる権利はないのか?
    ただの人間じゃないか!

    文化的免疫力
    サリンは、純粋培養された科学者が宗教に傾倒してしまった説。小さい頃から「良いこと」しか学ばなかった人たち?


    フッサール
    エポケー(カッコ入れ)
    セザンヌ

    小林秀雄
    徒然なる心がどんなに沢山のことを感じ、どんなに沢山な事を言わずに我慢したか

    文理の垣根を超える事。どちらかしか知らないのは世界の半分しか知ら

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    2019年01月03日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    シュレーディンガーというから、てっきり科学中心本かと思ったら哲学本。

    シュレ猫=ミステリアス、みたいな意味で登場させたらしい。物語は著者の妹さん、哲学は著者*竹内薫さんが書いているみたい。

    一番なるほどと思ったのは(唯一理解できたというのが正しい)、ファイヤアーベントの「何でもあり」という辺り。

    オカルトも最新科学も両方知ること。そして選べるほどの知識量になったら、そこから自分なりの答えを選択していくべきだ、と。

    著者*竹内薫さんが主張している理系/文系の垣根を取っ払うことの大切さの

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    2013年07月05日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    構造的に工夫がなされていた。小説的箇所と解説的箇所が交互にやってくる。

    ファイヤアーベントのくだりが特に印象的。
    科学哲学を愉快に面白く語る数少ない本なのでは?

    夢を見るのは、現実(私たちが暮らしているらしいこの世界のこと)を特徴づけるために必要なのである、みたいなくだりが面白い。小説だって、映画だって、ゲームだって、現実(私たちが暮らしているらしいこの世界のこと)を補完する装置なのかもしれない。

    ヘーゲル、ウィトゲンシュタイン、フーコー、ソクラテス、大森壮厳、フッサール、廣松渉 … …オカタイ彼らも「猫」といっしょならこわくない?!

    文理融合の必要性も説かれていたなあ。
    好きな方向の

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    2013年05月28日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    シュレディンガーの猫ってのは、
    箱の中の猫は生きてる状態と死んでいる状態のなんかの理論で、
    なんとなくタイトルに惹かれて読んでみたら、
    なかなか本気の哲学書だった。

    しかし、今までイメージしていた哲学書とはちょっと違う。

    一つ目は、ストーリーがあって、そして哲学がある。
    ストーリーベースというのは、ソフィーの世界でもやったことではあるけど。
    シュレ猫のキャラクターも好きだし、
    テレビの中の学者に悪意を感じるし、
    (それはこの本の言いたかった文系とか理系とか
    そんなもので推し量るなという主張を見事に引き立てている)
    Sonyのグラストロンをやけに推す、
    そして時事問題でせめてくる。
    親戚のお

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    2013年05月10日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    哲学の本は、自分の体験に照らし合わせて共感する(したつもりになる)ことも楽しみのひとつだと個人的に思っているので、この本は入りやすかった。
    難しいところもあったけど、知的好奇心を刺激された。小林秀雄の本を読もうと思う。

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    2013年03月22日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    著者の竹内薫さんの本が好きだった昔、一度読んだ。当時読んでて意味が分からない箇所が多かったがなんか哲学ってかっこいいと思った本。
    年を取ってちょっとは理解できるようになったかな?と思ったが、まだ私には難しかった。
    説明パートとドラマパートが並行して進んでいく。
    もうちょっと二つの接続を密にして、ソフィーの世界みたいな感じになれば良かったのにと思う。
    大森荘蔵という哲学者をこの本ではじめてしったのだが、一度書いた本を読んでみたいと思った。

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    2011年07月06日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    まさに哲学の入門書。広く浅くって感じだけど、読みやすくてよかった。また今度読みかえして理解を深めたいなー

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    2011年06月07日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    科学作家として有名な竹内薫氏が書いた哲学の入門書。ただし、いわゆる「哲学入門」みたいな本では取り上げられない人も多く、人選という意味では新鮮である。ベースが小説になっており、その中に登場する本として哲学解説が出てくるという劇中劇のような形をとっている。小説部分はなんとなくその章に出てくるトピックに関係を持たせようとしている。やはり構造が独特なのと、人選が「正統派」ではないために人を選ぶ本ではある。

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    2011年01月17日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    レイチェル・カーソンやサン=テグジュペリが入っている時点で異色なラインナップである。科学啓蒙ライターとしてワクチンや原発に関する著作も多い竹内薫氏だが、本書のレイチェル・カーソンの項では意外なことに反近代主義的な一面をみせる。

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    2025年09月17日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    広く浅く学べる哲学ファンタジー。
    対話形式で話が進むので読みやすかった。
    特にサルトルの章と廣松渉の章が面白かった。
    後半は科学哲学者の紹介が多く理解しきれなかった。

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    2025年09月02日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    題名が気になり購入。物理学者の実験から哲学を語る趣向。著者はファイヤーアーベントの項で濫読の必要性、分野を超えたものの見方の重要性などを指摘している。これには共感。また、取り上げられた人物もややユニークに感じる。デカルトではなく、ヘーゲルでなく、カントでなく、小林秀雄?カーソン?大森荘蔵?
    おそらく哲学と科学を跨いだ横断的な記述を試みられたのだろうか。垢抜けた猫の記述と哲学の叙述のギャップにやや戸惑うものの、分野を超えた物の見方の重要性を再認識させてくれる点では一読の価値があったと感じる。

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    2025年01月04日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    (昔読んだ本の再読)

    小説的に描かれた哲学の解説本。


    シュレディンガーの猫をが著者の前に現れ
    このシュレ猫を案内役に
    以下の10章で哲学について解説している。

    ・ウィトゲンシュタイン
    ・サルトル
    ・ニーチェ、ソクラテス
    ・カーソン
    ・サン=テグジュペリ
    ・ファイヤーアーベント
    ・廣松渉
    ・フッサール
    ・ハイデガー、小林秀雄
    ・大森荘蔵

    自分にささる哲学者や理論に出会えたら、
    それを深掘りできるよう
    引用書物を巻末にまとめてくれている。
    入門書としては使えるかもしれない。

    人生で出会わなかった哲学者も登場し
    いろいろと学びもあったが、
    小説で紡いでいて全体的には
    ふわふわした印象の本

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    2024年08月27日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    これは何年後かにもう1回読む。
    サン=テグジュペリの章とか、面白いところもあったけれど基本的に難しかった。
    読みにくいと感じたのは、私の読解力が足りないのか、文章が悪いのか。
    誰が誰に語りかけているのか全くわからなくなったりしたし、最後の方はもうただ目が文字を追っているだけになってしまって、内容が頭に入ってくる感じがしなかった。

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    2018年07月21日
  • シュレディンガーの哲学する猫

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    なんだか絵本のような多次元構造なので、哲学者の名前は記号として頭に想起しても、その内容が理解しにくいようだ。

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    2018年10月14日