山本タカトのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ再読も遂にラスト、四巻目!
なんだか、駆け足で物語が進んだ気がする・・・
敵のやられ方も基本的にあっさりしすぎてて、なんだか拍子抜けしないでもない
それでも躍動感はあって、夫々目的や仇討ちに成功してるし、最後もハッピーエンドだけど・・・
縁結びをくじ引きで決めるってどうなの (親兵衛とか一の姫とくっついて、一番下の犬士と一番上の姫って・・・とか思わなくもない)
全体を通すと、善側の女性陣が可哀想な最期を遂げる人ばっかりだし
結局妙椿/玉梓が最後どうなったのか不明なままだし、あとがきを今回初めて読んだんだけど、原作を1/7に縮めてあって、その分読みやすくはあったけど、登場人物も少ないらしいし、籠山逸東太が別の人の役割も果たしたり、原作に出ない人が居たり、しまいには最後の戦いに親兵衛は出ないから原作書き換えたとか・・・
編集はいい点も悪い点もあるわけで・・・だからこそ原作を読んでみたいんだけど、原作はとても長いし、引用を見ると読みにくそうでもあって悩む
どこかに原作に本当に忠実で、それを現代風に読みやすくしたものはないんだろうか
あったら絶対読むんだけどな
☆5つあげたいとこだけど、初めて読んだあとがきで知った事実が残念だったので−1で -
Posted by ブクログ
悪漢・蟇田素藤と八百比丘尼・妙椿によって御曹司・里見義通を人質にとられてしまった里見家。伏姫の神託を得るべく富山を行く義実のもとに現れた刺客を退治したのは、まだ十歳にも満たない少年であるはずの仁の犬士・犬江親兵衛仁だった! 親兵衛が活躍する妙椿戦、そして犬士が集結した管領戦を収録、偕成社八犬伝ここに堂々完結! 著者によるあとがきと八犬伝解説、人物事典も収録。
第四巻もっと長いかな~と思ってたら三分の一があとがきと人物事典だったのでちょっと肩すかしくらったw なんかテンポいい感じ。さくさく進むけどちょっとダイジェストに近い感じの書き方になってるのはしょうがないかな。省略されがちな八姫との婚姻もやってくれたのは嬉しかったです。管領戦あたりは結構オリジナルというかあ、赤岩百中の存在…いえなんでもありませんことよ。それでも管領戦ってあんま書かれないのであってくれるだけ嬉しいですね。これから八犬伝に入る人が多いのですが原作をアレンジしつつも要所要所の大きなエピソードをちゃんと拾ってくれてるのでほんとに最初の八犬伝、入口としてお薦めしたいなあと思います。
あ、親兵衛がけっこうざっくばらんな喋り方なのが山童って感じで可愛いと思いました。今更気付いたけど句読点とか多めでやっぱり子供向け意識してるのかなとちょっと思ったり。
あとがきが八犬伝解説って感じでした、とても面白かったです。ほんとに、八犬伝って今の人気があるから(むりやり)長く続いた少年マンガのはしりみたいなところがあるよね。個人的には某ワンピに近いと思ってるんですけどね。次の子供向けは人形劇のノベライズ読もうかなと思います。 -
Posted by ブクログ
荒芽山で襲われちりぢりになった五犬士は諸国を旅し犬士達を探すことに。石浜城で小文吾が出逢ったのは、血塗られた対牛楼で仇を舞い殺す、智の犬士・犬阪毛野。庚申山で現八が出逢ったのは、化け猫が化けた父に苦しめられ妻・雛衣を喪う、礼の犬士・犬村大角。そして甲斐の国で信乃が出逢ったのは、死んだはずの許嫁、浜路に瓜二つの浜路姫だった――犬士のゆく先々、玉梓の怨霊の化身とも言える船虫たち三妖婦が次々邪魔をする。果たして犬士揃って安房へ辿り着けるのはいつになるのか? 犬士列伝の中でもピカイチの血生臭さと毛野の美しさがあまりに対照的な対牛楼編・冒険色が強く悲恋としても名高い庚申山編・和のシンデレラストーリーとも言える甲斐・浜路姫物語編を中心に、物語はいよいよ結末へ。
挿絵の毛野ちゃんが綺麗。女子か男子か?って問いにさあどうでしょうフフッと答える涼しさも素敵過ぎる。うちの毛野ちゃんはこの辺りが足りんな。対牛楼は大好きなところなのでわくわくしてました。続く庚申山編も雛衣(´;ω;`)ウッ… 大雛夫婦は永遠(´;ω;`)ウッ…ちょうど雛衣の話を書いているところなのでかなりきました。読んだのは構想中だったけども。挿絵の雛衣はとても可愛くてキャラデザの参考にしようと思いました。ほんとに大雛は永遠やでえ…
しかし船虫にしろ夏引にしろ箙大刀自にしろぜんぶ玉梓の怨霊みたいな書き方やめてくれよ…ってほんと思う 箙大刀自の挿絵ひどいよww いやこういう顔にしたいのはわかるけどこんなんじゃないだろww 私の中の箙大刀自は黒柳徹子さんのイメージです。しかし、玉梓って怨霊ってシステムなんだよなーと なんかこれで一つ考察を書きたいと思いますのです。 -
Posted by ブクログ
芳流閣から転げ落ち行徳に流れ着いた信乃と現八、そしてそこで知り合った小文吾が犬士と知り意気投合。しかし古河公方の命を狙ったと言うことで信乃達はお尋ねものになってしまっていた。そんな状況の中、信乃は突然の破傷風に冒され生死の境を彷徨うことに。更に夫の房八に突然離縁された小文吾の妹の沼藺。そこへやってきた房八は小文吾を挑発し、義兄弟が刃を交えることに――事態は混迷を極めていく。仁の犬士・親兵衛が血の海から再生する、涙なしには語れない行徳編から、道節、荘助を加えた五犬士達が逃走劇を繰り広げる荒芽山編までを収録。
自分でも↑のあらすじ書いててほんと混迷極めまくりだよよくついて来たな当時の読者。と思いました。しかもこの偕成社版、原典に忠実ながらオリジナルの手を加えてて荒芽山編まだ読みやすいけど、原作の荒芽山はほんと複雑な構成かましてるからな…三行でおkって感じるよ…
私はずっと山林夫妻(房八・沼藺)の義死が納得いかなくて、それこそ本当に、初めて読んだ時からとにかく納得出来なくて、今もなんかまだ上手く自分の中で解決出来てないんですけど、でもいろいろ年数が経ってく内に、二人は悲しい、悔しい気持ちで死んだんじゃないよね、死んだはずの大八が生き返って、「親」を忘れないよう、「親」兵衛って名前になって、彼が二人にかわって素晴らしい犬士になるんだから…二人は親兵衛の復活を見てきっと本当に嬉しかっただろうな、幸せだっただろうな…って思うと泣けてきました。確かに話だけ聞くとものすごくむごい話なんですけど、それだけじゃない。八犬伝て全体的にきっとそういうつくりなんだろうな。
次回は三巻! 毛野ちゃん!毛野ちゃん! 大角さん!大角さん! -
Posted by ブクログ
ネタバレ無事完結。
おもしろかった。
が、ちょっとあっけなかったか?
妙椿はどこに?
あの合戦のあと、玉梓の怨霊との直接対決があるとおもいきや、
なんか四天王埋めて一件落着。
しかも八剣士に八人のお姫様って・・・・。
まあ、画面としてはめでたしめでたしでいいんだが、
なんとゆーか物足りん感じもあり。
後書きがおもしろかった。
なんと原作の六分の1から七分の1だとは、
とゆーことは原作で読んだらこの6、7倍ってこと?
なんて大長編なんだ・・・・。
しかも完結まで28年って・・・・。
今より物語の種類も少なかったろうし、読者の渇望も強かったんだろうなあ。
キャラクターグッズもいっぱいあったとのこと。
今も昔も物語を楽しむ人の心は同じってことか。
でもってそこに商機を見出す商人も。
超娯楽大作だったってことだな。
それぞれ贔屓の犬剣士がいたりしたんだろうなあ。
そう考えるとなんか楽しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレちゃくちゃくと集まりつつある仲間。
しっかし、なんか周りの人死に過ぎでは・・・。
しかも壮絶すぎる。
ぬいさんたちとか。
ばっさり斬られてるし・・・・・。
しかも男女の血が混じって薬になるって、すごいな、あの伏線。
なんか感心しちゃったぞ。
顔が似てる、ってゆーとこでいやーな予感はしたのよね。
で、首もってこ~いってとこでこれは絶対だー、と。
見知らぬ人のため自分の命さしだすなんて・・・。
まあなんとゆーか祖先とか、いろいろ因縁はあるんだけどさ。
あの老夫婦も。ばあちゃん、矢、かっこいい~っとか
思ってたらこれもたまメッチャ痛々しい最期だし。
でも、なんか凄惨なんだが、私グロイのはキライなんだが、
そういやな感じをうけないのは、その死の後が感じられるからかも。
子どもは生き返るし、
おばあちゃんたち、幽霊で元気にでてくるし。
なんだかんだで、みなさん強いので、蹴散らし蹴散らし進んでいくし、
いけ~っ!ってゆー勢い感がすごい。
が、どーもみなさんバラバラになっちゃったようで、
これまたひと騒動あるんだろうなあ。
いやーホント、話の展開巧みだわ。滝沢馬琴だっけ?
いまでゆーと、東野圭吾だわ~。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ期待して読んだ「伏」がそうでもなかったのが
なんだかひっかかっていたので、
ちょいと本家本元を読んでみることにする。
が、本文にあたる元気はなく児童書で。
思いがけずおもしろく、一気に読んでしまった。
ああ、こーゆーお話だったっけ。
なんか悪い奴はとことん悪い奴でいっそ小気味いいくらい。
はっきりしてておもしろい。
珠ってゆー小道具がやっぱ効いてるよなあ。
はっ、そーいやドラゴンボールの珠もこのへんからきてたりするのか?
なんか無条件にわくわくする。
八房はあるいみ呪いの一部、ってことなんだろーなー。
なんたって狸の乳で育ってるし。
とすると、その犬を伏姫が気にいるってゆーのも、呪いなのか?
それともこのへんからもう浄化が始まってるのか。
浜路、いきなり殺されるとは・・・・。
信乃と行けてたらなあ。
荘助が切ない。
早く助けてあげて~~! -
Posted by ブクログ
いや~、あっという間でした。 ホント、呆気ないほどサクサクと読めちゃってちょっと唖然としているぐらい・・・・。 もっとも、この第4巻はかなりバタバタと駆け足で纏め上げちゃったという雰囲気もあって、前の3冊と比較すると何かと不満も多いんですけどね。 それとね、これはこの最終巻に限った話ではないんだけど何とな~く記憶に残っている物語とところどころ違うのがちょっと気になります。 もっとも KiKi の場合、八犬伝と言えば「例の人形劇」と「この偕成社版全4巻」と「ぶつぎれのシーンごとの人伝伝聞」しかないわけで、本家本元の原本には未だ手を出していないわけだから、「何が正か?」は知らないのです。 つまり、KiKi の記憶にある物語の断片が正しいとは言い切れないのですから、偉そうにあげつらうわけにはいきません。 ^^;
でもね、この本の編者である浜たかやさんの「あとがき」によれば、
原作を六分の一から、七分の一に縮めるのですから、原作の後半部分はおもいきって割愛し、ストーリーもかなり単純に整理しました。 約400人と言われる登場人物も、大幅に整理しました。 たとえば、籠山逸東太(こみやまいっとうた)は原作にも登場する敵役ですが、数多い敵役を整理し、籠山逸東太に兼ねさせたので、原作よりはるかに多い出番をもつことになりました。 又、安西土佐、山下小助のように、原作にはない登場人物もいます。 話の都合上、エピソードをかえた部分の多々あることもおことわりしておきます。
とのこと。 う~ん、そう言われちゃうと何だか「原本を読みたい気分」がかきたてられちゃいますねぇ。 でもね、滝沢馬琴のこの作品、言ってみれば現代のマンガのような、もしくは韓ドラのような書かれ方をしていて、要は熱狂的なファンの期待に合わせて、馬琴先生が当初考えていたストーリーからあっちへはずれ、こっちへはずれ、ある意味では連載を長引かせるために余計な挿話なんかも増えちゃっていて、特に後半にいけばいくほどその影響を受けている・・・・・と以前に聞いたことがあるんですよね~。 そうなると、やっぱり全10巻な~んていう作品を読み通せる自信はないし・・・・ ^^; もっともあの文語調の何とも言えないリズムの文章には興味があったりもするわけですが。
(全文はブログにて) -
Posted by ブクログ
八犬士そろって戦う。もっとドラマチックかと思いきや結構普通な感じ。それまでバッサバッサと人を切っていたのに、最後はみな慈悲深く敵の大将も逃がしてやる。未来の和平への道を進むスタートとなる感じで話がまとまる。作者が「あとがき」で八犬伝や滝沢馬琴について解説してくれる。また、本書は原作になるだけ忠実に、でもおよそ7分の1の分量にするために、ストーリーを単純化させたり、エピソードを変えているところがあると。原作には約400もの人が登場するそうで、むー、原作を読んでみたいと思ったけど、なかなか手ごわそう。あとね、やっぱりルビがずうううっとふってあって、本当に読みやすかった。特に人物名、フと気付くと違う読み方しちゃってたりしたので。まぁ自分だけで楽しむ分には(人前で音読、または登場人物について誰かと意見交換などしない分には)、問題ないんですけどね。
-
Posted by ブクログ
八犬士全員が登場した。特に今回は智の玉をもつ毛野と、礼の大角。大角は妻の雛衣がうっかり飲み込んでしまった玉がなぜか大きくなり妊娠していると勘違い…、悪霊に乗り移られた大角の父親に、胎児の生肝ほしさに切られてしまう…、それにより玉が大角の手元に戻るという、ものすごいストーリーなんだけど、さすが子ども向けだから、グロくない。あ、私がそう思うだけで子どもが読んだら、やはり怖くて縮みあがってしまうのだろうか?さて、そんなストーリーを読んだ翌朝、姿見に映る自分をみて、たまげた! まるで雛衣のように、玉が私の腹にも入っているようなのだ。ただきっと私の腹の中のは、犬士の玉ではない。だって大きすぎる。犬士の玉はきっとゴルフボールほどのものであろう(学生時代読んだ時は、なんとなく野球ボールくらいをイメージしていたが)。私の腹のボールはドッチボールくらいありそうだ。伏姫のお数珠にドッチボールが8個も連なるわけがない。もしもドッチボール大の玉が出てきたとしたら、きっと犬士の気品ある文字とは違って、ドデンと文字が書いてありそうだ。その文字は…。自分としては「仁」がいい。なんとなくだけど。でも脳裏をかすめるのは筋肉マンの「肉」の文字。仁の文字がいただけるように、人生精進したい。
-
Posted by ブクログ
「ルビとイラストがついていて読みやすい」とあり、イラストはともかく、ルビは確かに読みやすかった。 中学生くらいの頃に『南総里見八犬伝』を夢中になって読み、「すごく面白かった!」という記憶はあるものの、登場人物名はおろか内容も言えなく、 本当によんだのか私?と自分を疑っていた。 今はガッツリ読む気力も体力もないのだけど、この度、ぼんきちさんが 子ども向けだけど良いよと紹介されいるのを見つけ、こりゃいいと読み出した。 いや、本当に読み始めてよかった。 面白い! 面白いし、今で言ったらスピリチュアル系。 そして人として大切なこと「義・忠・孝・信・礼・仁・智・悌」を知り。勧善懲悪(に今後の展開でなっていくハズ)。 間違いなく私の思想の血肉になっている。 やっぱり中学生くらいで読んだんだわ私。(←まだ若干頼りない記憶…)このシリーズは計4巻、続きが楽しみだ。 4冊読めたら、大人の南総里見八犬伝も読めるかも知れないね。どんどん楽しみが増えてきた(^u^)
-
Posted by ブクログ
最終巻。里見家を守る八犬士が、安房に攻め寄せる敵軍を打ち破り、物語は大団円を迎えます。表題の八百比丘尼は、玉梓の化身の妙椿という名の尼さんのことです。山賊上がりの悪漢に入れ知恵をし、里見家を襲います。ただ、この尼さんは悪漢の死とともに物語から途中退場してしまいます。最後は関東管領・関東公方の大連合軍と里見軍との海上戦となり、こちらの方がクライマックスのように思います。個人的には最後まで玉梓に頑張ってほしかったなぁ。憎たらしいほど&ぞっとするほど執念深くあってこその仇役だと思うので。巻末にかなり突っ込んだ(子ども向けだからと手を抜いた感がない)解説があり、おもしろく読めました。原文からの抜粋もありました。なかなか調子がよく、流れるような文章です。江戸の人々は、あるいは、声に出して読んだり聞いたりして楽しんでいたのかもしれないなぁなどと思ったりしました。さて、いつかは原作に挑戦・・・?
-
Posted by ブクログ
八犬伝シリーズ三巻目。ブッククラブで送付されるシリーズ物は最初の巻だけ読み聞かせしてやって、後は子どもが勝手に読み進める(または2巻目以降には手を出さない)ことが多いのですが、このシリーズはやや難易度の高い単語が多いせいか、波瀾万丈故に一緒に盛り上がるのが楽しいせいか、ここまでずっと読み聞かせ。残るはあと1冊となりました。本シリーズもわかりやすくまとまっていて悪くはないのですが、どうせ読み聞かせるなら講談調でべべんべんて感じだともっと楽しいのかも。やっぱり原文も覗いてみたいような。玉梓が乗り移った妖婦が犬士たちの行く手を阻みます。表題は妖婦「三人」ですが、冒頭近くで登場する船虫の独壇場です。夏引は出番も少なく小物な感じ。もう1人は箙御前だと思うのですが、挿絵のインパクトこそ強烈(興味のある方は見てみてください。一見の価値有り)ですが、後の方になってちらりと出てくるだけ。ただこの3人のうち、箙御前だけが生き残っているので、4巻目でも活躍するのかもしれません。信乃の持つ名刀・村雨丸が血が付くと水を吹き出すことや、荘助が小柄であることなど、最初の設定がうまく使われています。馬琴が考え抜いて持ち駒を周到に動かしている感じがします。すごい人だな。*「妖婦」という響きから、色仕掛けがありそうな気がしたのですが、まったくなし。お子ちゃま向けだから本シリーズではそういうシーンを省いたのか、そもそも原作にもないのか。これは原典を当たらないとわかりません。