樋口武志のレビュー一覧
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Insight- 自己認識。「自分」を贔屓することなく正しく見つめられること。
をテーマに書かれた本。内容は基本的に著者の心理コンサルタントとしてのビジネス経験や過去の偉人伝から自己認識に
関する事例を紹介し、それを分析・解説するという感じ。
だから内容はプライベートいうよりはビジネスや組織論に重点を置いている。
また、学究的というよりは実用重視なので、すぐに取り掛かれそうなものが多いが、少し奥行きは浅く感じた。
面白い視点は自己認識と言っても「内的自己認識」と「外的自己認識」があり、どちらかに比重が重くても正しい自己認識は得られず、両方がバランスよくできていないといけない。
あとはある -
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・メンバーの進捗の管理こそがマネジメントにおいて最も重要
・進捗の管理をするには、インナーワークライフのことを理解してサポートすること。
・インナーワークライフは、職場での出来事に対する反応や状況認識を通じて体験する、認識・感情・モチベーションから成り立つもの。
・一連の仕事の中で自分がした作業の結果がわかるように各工程をデザインすること。
・やりがいのある仕事にするために、大切なのは自分の仕事が何かや誰かにとって価値あるものだと自分自身が認識すること。マネージャーは仕事がどのように役立っているかを伝える必要がある。
・仕事の価値を失くす行動を避けるべき。
やりがいを失わせてしまうきっかけは、 -
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ポジティブな感情、強い内発的なモチベーション、仕事仲間や仕事そのものへの好意的な認識。豊かなインナーワークライフを構成するこの3つが好循環する環境を作ることで、チームは高いパフォーマンスを発揮し、ビジネスを成功へと導く。これがマネージャーがしなければならない仕事。
「やりがいのある仕事が進捗すること」が最も大切である、と本書で述べているが、内発的な要素が濃く千差万別の“やりがい”に対して他者(外部)が働きかけることが出来るのだろうか?と以前から疑問に思っていた。
人間には、自己効力感 - 自分には望む目標を達成するために求められる作業をプランニングし、実行する能力があるのだという信念 - -
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ネタバレ▼NASAの清掃スタッフは「私は掃除することで、人類をつきに送ることに貢献しているのです。ロケットを飛ばす仕事をしています」と仕事に誇りを持っている。
▼マネジメントにおいて重要なのは、豊かなインナーワークライフ(個人的職務体験)を生み出す環境を作り上げることーポジティブな感情、強い内的なモチベーション、仕事仲間や仕事そのものへの好意的な認識を育める状況を作り出す事にある
▼進捗をサポートすることが日々社員のモチベーションを高める最善の方法である
▼マネジャーは進捗による内的モチベーションを用いることで、イノベーションを加速させる事ができる
▼チームリーダーとして取るべき行動
・チームの仕事に -
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本章は進捗の支援の大切さが書かれている。各プロジェクトの日誌を通して発見した本質を捉えた重要な事実。どうしても条件を中心に考えてしまうが、実は日々のコミュニケーションと出来事をどうフォローし言葉に変えて伝えるか、また、困難に逃げずに立ち向かう姿がマネジャーとしての真の価値を表しているのを感じた。進捗とは日々のモチベーションと関連し成長の一端を大きく担っている。
一方でマイナスのこと。イコール障害となることは良いこと楽しいこと以上に影響力がある。それは人間の防衛本能から来ているもの。
個人的には最近始めた営業活動終了後の5分間ミーティングを続けながら過去の週報をもう一度見直してみる予定。
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殆どのマネージャーは己の経験則に基づく独り善がりなマネジメントスタイルに固執し、それとは異なるファッションを無視してしまう。問題のあるマネージャーほどその傾向が強いだろう。その誰からもオーソライズされたことのない我流の手法が、ここで提示されているそれよりも優れているという可能性は、逆よりも遥かに小さいだろうに。自分がそうならないためにも、こういった本には時折目を通す必要がある。
本書の特徴は、様々な企業の従業員が綴る「日誌」を元に、データマイニングのような手法を用いて「何が創造性・生産性を高めているのか」を定量的に求める研究が基礎となっている点。すべてアメリカの企業だが本質的に何ら日本と変 -
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変革を起こすリーダーを目指すのであれば読むべき。見た目でわかる能力だけでなく、「立ち止まる」に代表される行動規範が必要なことを豊富な視座で著したものである。また、そういう人たちの生活習慣の共通性についても述べている。
端的に言えば「急がばまわれ」ということである。拙速に結論を求めるよりも、自らの内なる声を聞き真摯に対応する方が結果が良くなるということである。「7つの習慣」でも「刃を研ぐ」という表現で何度も言及している内容である。
この本の存在意義は「立ち止まる」ことの重要性が頭で分かっていても、実際の行動では行き当たりバッタリの残念な人が多いということに尽きる。私もそうなのだが、何らかの活動を -
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「育った環境や価値観が異なる人(文化圏が異なる人)と働くときに、行き違いや対立を避け、確かな信頼を築く技術」を多角的に説明してくれる。
コミュニケーション:空気を読むか率直に口にするか
評価:ネガティブフィードバックは直接か間接か
説得:原理優先か応用優先か
リード:平等主義か階層主義か
決断:合意志向かトップダウン式か
信頼:タスクベースか関係ベースか
見解の相違:対立型か対立回避型か
スケジューリング:時間に厳しいかゆるいか
様々な国の方と仕事をしてきた著者が、具体例を用いてそれぞれの文化、価値観の相違を解説。
図解もしているのでわかりやすい。
相対的というのもポイント。
アメリカ人がコミ -
Posted by ブクログ
おすすめ本として、本棚に入れていた。分厚い、分厚すぎるから、ポイント読みをした。
自分のことは分かったつもりでも分かっていない。自分自身のことはみんなあんまりよく分かっていない、でも理解できると人生が変わる。自己理解とは、内的なものの外的なものがある。
内的な自己理解では、なぜよりも、何がを意識する。何が自分の心を動かすのか自問する。日記があんまり…みたいに書いてあったのはあまり納得できない。自己理解では、ネガティブに捉えすぎないことが必要なんだよね。
外的な自己理解を深めるためには、信頼できる人を作り、その人の愛のある批判を素直を受け入れること。夫ですら、素直に意見を聞こうとしない、批 -