太田蘭三のレビュー一覧

  • 逃げた名画 顔のない刑事・密捜行

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    香月シリーズの第7段

    もともと本シリーズは山岳描写のある小説だったのでカテゴリーを「山岳小説」に分類していますが本作は奥多摩のハイキングが一度だけ出てくる程度です。

    小説自体は娯楽作品としては純粋に楽しめます。

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    2013年01月15日
  • 断罪山脈 顔のない刑事・潜入行

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    香月シリーズの第6作目

    いつも山が舞台となっていくのだが、だんだん山行は付け足し程度になっていく。
    山岳小説の書棚に入れるのはどうかなとなってくる。

    奥多摩ハイキングで出会った女子大生が複線になっていく。
    また、最後は安達太良山でのやり取りが出てくる。

    また、冒頭から沖縄戦が絡んでくる。

    まぁ、香月は格好良いので、娯楽作品として良しとしましょう。

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    2012年08月19日
  • 尾瀬の墓標 顔のない刑事・単独行

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    こんな捜査方法があっていいのか!?

    こんな刑事がいていいのか!?

    と思ってしまうが、自分はこの手の話は好きですね。

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    2012年04月30日
  • 尾瀬の墓標 顔のない刑事・単独行

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    ネタバレ

    太田蘭三の『顔のない刑事』シリーズ第2作。
    今回も、香月刑事が大活躍する。
    尾瀬で見つかった刑事の心中死体。そこから単独捜査が始まる。
    尾瀬と北アルプス屏風岩の登攀が出てきます。
    山岳描写は少ないものの、シリーズにはまりそうです。

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    2012年03月31日
  • 鮫と指紋 顔のない刑事・特捜行

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    ネタバレ

    サメの胃袋から手首が出てきた・・・奇抜な発想で物語は始まる。相棒が出来てからの話は今までよりもハラハラ、ドキドキが少なくなった。身の危険を冒して潜入して情報を得なくとも、相棒、今日子の警察手帳を提示すれば事は足りる。ということで、退屈なシリーズになってしまうのか心配。

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    2012年03月26日
  • 蝶の谷殺人事件 顔のない刑事・脱出行

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    ネタバレ

    顔のないシリーズ。ヤクザな雰囲気の月さんはまたしても、死体の第一発見者になり、組織に潜入して捜査を始める。相変わらずモテモテだ。蝶々がどう関わるのか興味があったが、重大なキーワードでもなさそうだ。このシリーズを続けて読んでいるがワンパターン化してきたかな。終わり方が忙しかった気がする。今回は山歩きの描写より旅での風景の描写が印象的だった。

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    2012年02月23日
  • 蝶の谷殺人事件 顔のない刑事・脱出行

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    ネタバレ

    顔のない刑事、香月シリーズの第5弾です。
    まいかい、傷がついたり、指がなくなったり、墨を入れたりしていましたが、今回は素っ裸で縛り上げられるだけで済みました。

    山岳描写も非常に少なくなってしまい、普通の刑事物と言った感じです。

    それでも、香月は格好良い。
    いつでも駅弁に缶ビール2本。

    次回の出張では、まねしてみよう。

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    2012年02月16日
  • 顔のない刑事

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    ネタバレ

    初めての顔のないシリーズ。昭和の匂いがプンプンする描写が多い。男女の絡みのシーンは濃厚だった。ストーリーはサクサク読める感じ。気晴らしに読むにはもってこいの内容。女を買ってしまった刑事が責任をとるため警察手帳を返し、単独捜査をして事件を解決に導く。単独捜査といっても、結局は所轄の刑事に協力してもらったり、捜査機関と連携したりしているから単独捜査とは微妙。作者の好みが強く出ているシーンも多かった。

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    2012年02月14日
  • 死に花

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    老いの寂しさ、いや老いてもまだまだとちょっと面白くなってくる。さすが年の功、と感心していたがラストが切ない。老いってこういう事なのか。後味が悪い。

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    2011年06月23日
  • 死に花

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    おじいちゃんたち、元気です。
    こんな粋な老人が側にいたら毎日が楽しそうです。現在の日本は老いることに恐怖を覚えてしまう社会です。しかしそんな中で、かつてのスペシャリストたちは死に花を咲かせようと、持ち前の技でもって大バクチを打とうとします。
    元気になれる一冊。

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    2010年05月11日
  • 死に花

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    銀齢の果てを読んだので昔読んでたこちらを追加。
    人は老いても人生に華を咲かせられる。
    恋もエロもやんちゃも犯罪も、老人が最期に輝いた日々を柔らかに綴った小説。

    銀齢の果てが黒なら白
    負なら正
    生なら死
    そんな小説

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    2010年03月19日
  • 死に花

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    映画化作品。
    老人ホームの仲の良い男友達6人が主人公。
    自らの葬式のプロデュースに取り組んでいた一人が急死する。
    火葬の際に発生した奇妙な事件と意外な真実。
    死を意識し,人生最後の大博打に出ることを決意する男たち。
    文章が短く稚拙な印象も受けるが,テンポの良さも出ている。
    死に花を咲かせようとする男たちの姿をいきいきと描いている。

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    2009年10月04日
  • 失跡渓谷

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    東京・国立市のスナックのママが、店に血痕を残して失跡。
    その夜の最後の客は、なんと作家の釣部渓三郎だった!
    重要参考人となった釣部は、ふりかかる火の粉を払うべく、
    彼女の複雑な男関係を洗い始める。
    近隣のスナックママ行方不明事件、新たに起きた殺害事件との関連は?
    北多摩署の刑事、蟹沢や相馬とともに、釣部は絡み合う事件の糸を解きほぐせるのか。

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    2009年10月04日
  • 死に花

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    1ヶ月ぶりに本を読む時間が出来たので、今度映画化される「死に花」を読んでみた。実質星3個半ってトコ。話の内容は面白かったが、強盗をした後、容疑者扱いされることもなく暮らしていけるトコに疑問点を持った。もう少しスリリングな演出を期待しただけに残念だった。

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    2009年10月04日
  • 餓鬼岳の殺意

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    餓鬼岳は北アルプスの中にあつて昔ながらの靜寂さを殘してゐる山である。
    高校の頃から、一度は登つてみたいと思つてゐるのだが、未だに果してゐない。

    その餓鬼岳で殺人事件が起こされる。
    12月中旬の餓鬼岳で、釣瓶とアキが吹雪にとぢ込められてしまふ。
    10日間の停滯の後、テントから出て餓鬼岳小屋にたどり着くと、そこに殺されたばかりの死體がある。

    山登りをする人間に惡人はゐない、などといふのは昔のことで、今は山も都會も變はらない。
    ミステリーとしては勿論のこと、山嶽小説としても讀むこともできる、良質な作品であつた。

    2003年12月23日讀了

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    2009年10月04日
  • 死に花

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    なんて痛快なんだろう。おじいちゃんの年代のことはまだちょっと分からないけど、こんなに楽しく老後を過ごせたらいいな、と思わされた。
     映画化されたのでソッチで知っている人も多いと思うが、老人ホームの仲間たちが友人の死をきっかけに「自分達も死に花を咲かそう」と一念発起し、銀行強盗を企てるというもの。こういう場合倫理上ラストは犯人逮捕か玉砕かと決まっているのだが、老人達の末路はそう易々と予想通りにはいかない。なるほどね、と思わせるラストがちゃんと用意されているのだ。
     死をテーマに扱っているのに、ほのぼのとしていて、笑える。老人の話だけど、是非若者に読んで欲しい。

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    2009年10月04日
  • 死に花

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    有料老人ホーム『らくらく多摩川園』へ入居している菊島、先山、穴池、庄司、伊能らは“葬式は人生最後の花道でありイベントである”と豪語する源田金蔵が特注した棺桶と骨壷のお披露目を受けた。
    感心しつつ、相変わらず酒盛りへと転じる。そんな折、源田が急死した。源田自らがプロデュースした葬式が滞り無く進んでいたが、火葬場での骨上げの時、奇妙な事が起こった。
    やがて彼ら5人は死に花を咲かせるべく、とある計画を練り始める。



    「全て、シモネタに帰結かい!エロ爺め」というのが大きな感想(笑)
    面白くないわけでは無いが、思ったより面白くなかったという感じ。微妙にテンポが鈍いのか、
    会話の具合が良く無いのか定か

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    2010年04月19日