磯野宏夫のレビュー一覧

  • ミミズクと夜の王

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    10代ならではの作品!
    単純で、読みやすかったです。
    解説でも書かれているように、「昔々あるところに…」と小さな子へ語るような物語。

    少し背伸びしたような文体だけれども、決して教訓的でなく、心に湧き出た物語を素直に書き留めただけなんだと、その真っ直ぐな様子に、文章にケチつけるのも無粋に感じてしまいます。
    寝る前に読むのに最適で、心地良く、染み込むように優しく、ほっとするようなお話でした。

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    2016年10月31日
  • ミミズクと夜の王

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    奴隷として虐げられ生に絶望した少女は、機を見て逃亡するも、逃げた先は魔物が棲まうという深い森。そこで少女は魔物の王に出会い、苦痛に満ちた生を終わらせるべく、魔王に自分を食べるよう懇願するも、それは果たされない。森の中で魔王と過ごすうちに2人の間には奇妙な心の交流が生じる。ふとしたことから魔王への討伐隊が編成されることになり、少女は魔王に囚われていた人間として「救出」されるが、森を出たとき、魔王の呪いによって少女の記憶は失われる。討伐隊によって捕らえられた魔王は、討伐隊を派遣した王の、不具の王子を癒すために利用される。魔王の呪いを解くことによって少女の記憶は回復され、少女は囚われの魔王を解放する

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    2016年06月24日
  • 毒吐姫と星の石

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    全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。『薄汚い占者どもめ。地獄に堕ちろ!』姫君は唯一の武器である声を奪われた。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。

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    2015年08月03日
  • ミミズクと夜の王

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    とても可愛くて優しい話だった。
    ほっこりして、愛しくなる。
    幸せを知らなければ辛いこともわからないけど、幸せを知ってしまうと、泣いたり、手を伸ばしたり、ワガママになったり、するのかも。
    優しくされたわけではないけど、許してくれる。そういう優しさが、染みる。

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    2015年06月21日
  • 毒吐姫と星の石

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    毒吐姫。
    不幸な生い立ちから毒を吐かずにいられないお姫様のお話。

    前作にあたる『ミミズクと夜の王』は本当に素晴らしさ作品でした。
    シリーズ的な作品ですので今作読むなら個人的に必読です。


    毒吐姫は前作ほどの感動は得られなかった。
    なぜだろう。
    ・前作が素晴らしすぎて過度に期待していた
    ・ファンタジー物読む機会が多くマンネリに感じてしまった
    ・前作とリンクする部分があり、それもウリだったりするんだけどこれ一冊だと完璧に楽しめない。

    ってことで★3です。

    ラストシーンは素晴らしいです。

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    2014年05月15日
  • 毒吐姫と星の石

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    最近の自分と重なって耳が痛くなる毒吐姫…どこまでも純粋に幻想的な世界でも現実はばっこしていて、だれもが不幸で顔を伏せてしまっても良いのだけれど、人々は前をみて生きている
    私も毒吐き慎んで、人を思いやる気持ちの準備をせねばな、と

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    2013年08月18日
  • 毒吐姫と星の石

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    今作のヒロインは、随分けたたましくておてんばなお姫様でしたねぇ‥。

    あそこまで毒を吐けたらさぞかし気持ちいいだろうな。

    ディアの成長を見れてよかったです。

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    2013年06月17日