佐々木融のレビュー一覧

  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    アベノミクスからほぼ14年。開始当初は歓迎する向きも多かったと思うが、三本の矢のうちの成長戦略がうまく機能しないまま、そのマイナス面である副作用が強くなり、コロナを契機にインフレと超円安が進行して、今現在停めるのに四苦八苦している。最も高市総理は円安に関してはそんなに気にしてないのかも知れないが。

    本書はその日本の経済的現状を的確に分かりやすく分析解説している。日本は生活必需品を自給自足できないのだから通貨は強くあるべきだという主張は単純にして分かりやすい。
    残念ながら高市総理の「責任ある積極財政」は今のインフレに喘ぐこの状況を好転させるとは思え ない。バラマキ(消費税減税)で目先の人気取り

    0
    2026年08月21日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    私が社会に出て働いてた期間が「失われた30年」と大いにかぶっている。
    若い日に海外旅行に行っていた感覚と、今のギャップ、この日本の相対的な貧しさ。気づいたらこんなに弱い円の弱い日本になっていた。
    その理由がわかりやすく書かれていて、自分の実感の根拠を理解。先行きも明るい要素がなくて、読めば読むほど恐怖と不安が広がる。
    この日本にいて未来はあるのか、子どもたちは。今の課題から転換できるだろうか。どうか手遅れでなく、日本、ここから変わって行って欲しい。

    0
    2026年08月19日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    日経平均15万円でも、豊かになったとは限らない。

    株価が大きく上がれば、日本経済も豊かになったように感じます。しかし、インフレや円安で企業の円建て利益が膨らめば、実質的な成長がなくても株価は上がり得ます。大切なのは数字が何倍になったかではなく、その数字で実際に何が買えるのか。「名目の成長」と「本当の豊かさ」は別物だという指摘が、大事ですね。

    0
    2026年08月14日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    日本でインフレ・円安となることの構造的問題、実質金利がマイナスであることの理屈、影響、海外への資金流出による円安助長、等日本が直面する問題についてわかりやすく書かれている名著。
    この流れが変わらない限り、何度も読み返したくなる。

    0
    2026年08月03日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    為替市場を長く見てきた実務家が、円安と日本経済の構造問題を平易な言葉で整理した良書です。図表を使った説明はわかりやすく、貿易収支とサービス収支の変化、対内直接投資の低さ、海外収益が国内に還流しにくい構造といった具体的なデータの提示には説得力があります。初心者向けの第一章から、資金流出という踏み込んだテーマを扱う第五章まで、無理のない難易度設計になっています。
    【目次】
    第一章  お金、投資、マーケットのそもそも
    第二章  なぜ円はこれほどまでに弱くなったのか
    第三章  日本政府の借金はなにが問題なのか
    第四章  マイナスの実質金利から抜け出せない円
    第五章  止められない日

    0
    2026年07月31日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    インフレ、円安、国債についてとても分かりやすく解説されてました。
    金融に関しては色々本を読んだり調べたりしてもわかりづらくよく混乱するのですがすんなりと入ってきました。(もちろん色々と調べながら読むケースはありましたが)

    特に政策金利、名目金利、実質金利といった内容も自身の中で理解できました。
    むずかしいですよね"名目"とか"実質"という言葉。
    名目GDPにも騙されてはいけませんね。

    日本が今後円安から復帰し国富流出を防ぐため、
    将来の子供たちのためにも高付加価値や高スキルのクオリティ戦略はぜひとも語り継ぎたいと思いました。

    0
    2026年07月07日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    ここ10年くらいの間薄っすら感じていたことを、的確に言語化してくれていると感じた。特に、円安にも関わらず対内投資が活発にならない現状とその要因についての議論に納得した。

    0
    2026年06月09日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    日本のマクロ経済の(暗澹たる)状況を、とても分かりやすく解説している良本。世の中には政治的イデオロギーの違いも含めて様々な言説があるが、ファクトベースかつマクロ経済を構造的・論理的にかみ砕いて仮説・結論を導いているので、とても説得力がある。
    「有事の円高」の幻想、経常黒字でも円高とならない理由、実質実効為替レートの凋落ぶり、現在の株高のからくり、など、経済の主要トピックスについて、基礎的な内容かもしれないがとても勉強になった。
    著者の体験談や個人的な想いなどもバランスよくちりばめられていて面白い。しいて言うなら、同じことを何度も繰り返して冗長なところがあるが、全体として素晴らしい経済本だった

    0
    2026年06月06日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    佐々木さんが最後の方に書かれていた「日本人は『生活必需品を自給自足できない島国』の文化的マイノリティであることを自覚する」という一節に痺れた。
    電気機器の貿易黒字が消失し、食料品、医薬品、エネルギーという生活必需品を輸入に頼っている円安日本。
    失われた30年から脱却する為の4つの提言は佐々木さんからのエールだと思う。
    良い・悪いの二者択一ではなく、広い視野で経済のことを学べた。

    0
    2026年05月06日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

     題名に品がないと思ってしまって、少し様子を見ていたのですが、読んでとても勉強になりました。黒田全日銀総裁や安倍元首相が、積極的な財政政策で国債を発行しまくり、大型経済対策でお金をばら撒き続けましたが、日本の経済力は凋落の一途でした。国債により新たに増加した円は、貧困者のためという名目でばら撒かれたとしても、最終的にお金持ちの懐に収まるということに気づかなくてはなりません。したがってお金をばら撒けばばら撒くほどお金持ちのところにお金が貯まり、格差が拡大していくのです。
    お金持ちから税という形でお金を徴収して、ばら撒くのならまだしも、国債を発行しまくって、それを日銀が買いまくっていたら、いつかイ

    0
    2026年04月18日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    ここ数年考えていたことをほとんどんすべて網羅して整理してくれている一冊である。なにかと言い訳したくなるような話に対して真正面から向き合い、まっとうな議論になっている。正直だから怖いのである。日本が間違いなく衰退の道を進み、さらにこれに加速度がついていることを直視せざるを得ない。

    日本は次のアルゼンチンになてしまうのか。かつての世界第2位の経済大国は、瀟洒な街並みが今でも人々を酔わすとはいえ、またタンゴのリズムが心地よいとはいえ、国家財政と市民生活は落ちるところまで行きついた。足下はインフレが少し緩和されてきていることだけが救いだろう。

    それでも日本はまだまだ切り返せる。誰かがこれを拒む「空

    0
    2026年03月31日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    ネットで見つけた本です、この本の著者である佐々木氏の本は初めて読みました、佐々木氏の経歴は日本銀行に入社したのちに、外資系金融機関に勤務されています。14年前に「弱い日本の円」という本において日本の将来を憂いた内容で書かれていて、この本はその続編(完成編)となります。

    このところ、円安が続いているのになぜ、日本は低迷が続いているのか、円高不況と言われていた頃を記憶している私はそれが不思議でしたが、この本に詳しく解説されていました、円高だった頃の日本と比較して、今は日本そのものが変わってしまったようですね。

    最後の章で解説されていた、スイス・イタリアと日本との比較は印象に残りました。また、多

    0
    2026年03月28日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    為替を主にした日本経済をテーマにした本だが、働き方、学び方という点でも示唆があるように思った。

    6章は特におすすめ。
    スイスとイタリアと日本の比較がすごくわかりやすい。

    0
    2026年03月23日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    タイトルとは裏腹に丁寧な語り口で日本の現状を述べられた本。内容はそうだなと思うし、私ではうまく言語化できない問題について、そうそうこれが言いたかったとばかりに分かりやすく説明されている。面白かった。

    0
    2026年03月12日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    はじめに

    第一章 お金、投資、マーケットのそもそも
    第二章 なぜ円はこれほどまでに弱くなったのか
    第三章 日本政府の借金はなにが問題なのか
    第四章 マイナスの実質金利から抜け出せない円
    第五章 止められない日本からの資金流出
    第六章 「失われた30年」は、なぜ失われたのか
    ー取り戻すために必要なこと

    おわりに

    0
    2026年03月06日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    「インフレ・円安・バラマキ・国富流出」の佐々木さんが14年前に書かれた本。為替についてよくわからなかったので読んでみた。非常に読みやすく、為替について全部はまだ理解できてないけど、わかることもあった。国力も人口減少も為替介入も為替相場の変動をコントロールする物ではないことがわかった。ゼロ金利政策や量的緩和政策といった異常な金融政策を続けていると、いずれは悪性のインフレになるリスクがあると、14年前に書かれていた。それが現実になってきているのかと思うと怖くなった。

    0
    2026年02月28日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    最近のインフレと円安。日本が現状に至るまで何が起こったのかよくわからないため読んでみた。わかりやすくて読んでよかった!
    政府の財政支出を投資家が国債を買うことで円の量に変化が起こらなければ円の価値はそのままだが、日本では現在、中央銀行が国債を買って支えているため、円の発行が増加して価値が下がっている。通貨価値が下がっても物の価値は変わらないからインフレになるのは当たり前。生活必需品の多くを輸入に頼っている日本には致命的なことだ。
    なぜ日本が失われた30年を経験したのかやツケを払わされている現状についても詳しく解説されていた。またスイスと日本の比較がとても興味深かった。両国は30年前から今まで、

    0
    2026年02月28日
  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    日本が高インフレ国となり、実質金利はマイナス状態、政治的意図から金利上昇は抑制され、円安は続いていく、見かけ上政府債務も対名目GDPで減少するため、為政者からすると都合がいい、という議論。

    また、企業が海外への投資一辺倒になり、円安に寄与していることが整然と説かれている。

    日本の抱える病の病態生理は明快であったが、それに対する処方はなんとなく歯切れが悪かった。
    が、それは手遅れに近い状況だからなのかもしれない…

    0
    2026年02月15日
  • ビッグマックと弱い円ができるまで

    Posted by ブクログ

    非常に読みやすい。経済用語を基礎的な部分から解説していて、近年の為替、投資、日本経済の問題点など幅広く書かれている。自分のような初心者にはぴったりの本だった。

    0
    2024年12月01日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    目から鱗の名著。為替相場に関して一般的な解釈や解説を一刀両断し、丁寧な解説がなされる。日頃あまり為替相場に縁がない人でも、十分に理解できるように書かれている。新社会人などにも最適。果たして円高は悪なのか、デフレは悪なのか。タイムリーな話題でもあり、永遠のテーマでもある。

    0
    2013年02月10日