佐々木融のレビュー一覧

  • インフレ・円安・バラマキ・国富流出

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本の構造理解に役に立った。「実質金利」をテーマにおいて、そこから派生して様々な説明が展開されている。

    ただし、著者の立場として、インフレを容認しているのか、どの程度を理想としているのか、最後まで掴めかった。また、企業が一律に語られているように拝見したが、大企業と中小は全く異なるはずなので、その辺りの言及があるとさらに良かった。

    0
    2026年02月10日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    著者の日銀から外資銀行の経歴から導き出された為替相場の考え方が面白い!
    一般的に言われて来たことと、かなり乖離があり混乱する可能性もあるが、著者の考え方も相場の動き方からすると説得力がある

    0
    2019年06月12日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    目からうろこの名著
    為替は、貿易収支や所得収支、すなわち資本のフローによって影響されるのであり、一貫して経常収支黒字国である日本の円が経常収支赤字国である米国のドルに対して円高基調が続くのは当然だ。
    国力が弱いとか、人口が減るとか、景気が悪いとかいうようなことは、為替に対する影響はない、または逆の影響がある。むしろ日本の景気が悪いと円は安くなるという傾向がある。景気が悪くて、みんながリスクを取らなくなると、海外投資を引き上げるからだ。

    0
    2019年05月21日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    昨年購入して「積ん読」してる間に安倍政権になって円安がガンガン進んじゃって、時期を逸したかな〜と心配しながら読みましたが、全然そんなことなかった。
    外国為替のメカニズムについて、たいへん分かりやすく学ぶことができました。

    「少子化で国力が衰退する国の通貨が高いのはおかしい」
    「こんなに莫大な財政赤字を抱えている国の通貨が買われるわけがない」
    「大震災の直後なのに円が買われるのは何故だ?」
    巷間云われるこういった言説がナンセンスであることが解説されます。
    通貨の相対価値は「国力」などという曖昧な概念で決まるわけでない。

    為替市場はあまりに大きな市場で、多様なプレーヤーがそれぞれ異なる動機に基

    0
    2019年01月06日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    人気アナリストによる為替相場の解説書。著者は、長年、日銀やモルガンチェース銀行で為替取引に従事した知識、経験から説得力ある話が展開している。為替市場のアクターをはじめ、為替レートが動くメカニズムが理解できた。
    「円という通貨は、投資家のリスク回避志向が高まり、世界的に株価が下落するような時には最も強い通貨となる一方、投資家のリスク選好度が高まり、世界的に株価が上昇するような時には最も弱い通貨となる」p41
    「日本の物価上昇率が、他国の物価上昇率を下回り続けるなら円高方向、逆に日本の物価上昇率が、他国の物価上昇率を上回るようになるなら円安方向である」p99
    「今のように巨額な財政赤字を抱え、し

    0
    2018年11月04日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分がいかに思い違いをしていたかわかった。本文中で誤解されているということを自分では信じていた。たとえば、為替は国家間の経済の差を反映しているとか、日本の少子化にともなって円安になるなど。実際には為替は二つの通貨の交換レートというだけのもので、このレートは中期的には資本の流れによって、長期的には物価の上昇率の差で決まるとのこと。身近でありながら曖昧な為替というものをわかりやすく知ることができる。

    0
    2017年11月23日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    素人には、若干、難しいというか、筋を追うのに手間がかかる部分がありますが、為替の動きの基本的な原因を知るには、よい本だと思います。

    先日読んだ藤巻さんの本は、「とにかく円安に」という論調でしたが、こちらの本では、「現在の円高には、そうなる理由があり、その理由を考えると、今後しばらくは円高基調だろう」ということが、冷静な語り口で説明されています。

    この本を読んで、我々は、いかに、物事の一部しか見ていないかを痛感しました。
    言われてみれば当たり前でも、多くのことを見過ごしているんですね。

    0
    2017年11月12日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    筆者は、"為替について、間違った情報、浅はかな情報が多いことに危惧し、つとめてわかりやすく書いた本"という。私は1度読んだだけでは、深い理解はできず2度読んだ。それでも全部理解できたかわからないが、基本中の基本の知識がついて、良かったと思う。
    ・国力、人口の増減は為替に関係ない。シンプルに、その国の通貨で物の売買をするから、為替の取引が発生する
    ・世界の景気が良いと円安、ドル安へ → もっともお金を持つ国の人(米、日)が、自国通貨を売って株等に投資するから。
    ・為替は「実質実効レートで考える。(物価上昇率も勘案したレート)
    ・日本は資金の出し手である。日本にnegative

    0
    2017年09月17日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    「ビッグマック購買力平価(ハンバーガーとドル紙幣と100円玉)」の図が載っています。わかりやすく読めます。

    0
    2015年02月18日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結構面白い。
    ・為替は国力とは無関係
    ・対外黒字か否か,物価上昇率/デフレかインフレか、に影響
    と、実績からクリアに綴る。

    0
    2013年05月05日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    2011年、円が70円台後半で推移していた頃に書かれた一冊。為替ストラテジストの立場から、為替と国力が相関するといった為替に関する様々な誤解を説明する。
    ドルと円だけみていても為替相場はわからず、複数の通貨の動きを見る必要があることや、為替取引は巨大な市場であり、投機的な動きの他に、純粋にその通貨での支払いや利益確定が必要だからという企業などの動きも反映される。そのため、国による市場介入は無意味というような点は、目から鱗だった。
    円安がよいか円高がよいかという論点は、まさに現在のアベノミクスを巡ってなされている議論の中心。議論はわかれるところだろうが、本書のような為替の専門家の意見はもっと紹介

    0
    2013年05月02日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろい本でした
    為替についてわかりやすく書かれています

    為替は難しくてよくわからないというイメージが少し変わりました

    円高は円が高くなっているのか、ドルが安くなっているのかで違う
    円ドル相場ではなく円ウォン相場のほうが景気に影響している

    0
    2013年04月22日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    人気アナリストが書いた為替相場の本。なぜ円高になるのか、なぜ東日本大震災で円は買われたのか、理由がよくわかる『気がする』本。
    金融系の本としては素人にも分かりやすくて良書です。

    0
    2013年03月24日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    為替相場は国力を現すものではなく交換レートであることを改めて認識した。
    「(為替相場は)中長期的には主に貿易や資本のフローがどちらに向かって流れているかで決まり、長期的には主に物価の上昇率の差で決まる。であるから、本当に円高傾向を止めたいのであれば、第1にデフレを止めること、第2に日本の投資家・企業がリスクを積極的に取れるような環境をつくり、対外投資を進めやすくすることである。」(p.236)という著者は無理やりインフレを起こすくらいならデフレの方がマシとのことで「(問題は)活発に消費が行えない消費者と、リスクを取って事業を拡大しようとしない企業のほうにある。そしてそのような状況をつくっている

    0
    2013年03月03日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    為替を見るのに重要なのは3点
    その国が資金の出してなのか資金の受けてなのかという点
    その国が経常黒字国から経常赤字国かという点
    その国が債権国か債務国かという点

    0
    2013年01月12日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    為替相場について、平易に解説。
    為替相場は通貨と通貨の交換レートであり、国力の違い、経済力の違い、人口の増減などで動くものでない。そして、介入によっても、円安誘導などできない。と解説。
    円高の本当の原因に目を向け、低インフレ傾向が続く状態を何とか変えることや、ゼロ金利や量的緩和政策のような異常な金融政策を続ければ通貨の信認が失われ悪性のインフレが起きると警告を発している。
    大変興味深く読むことができ、分かりやすかった。

    0
    2012年12月02日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    円相場の状況をみながら、為替相場の動きを解説する。相場の変動は短期、中期、長期的な視点で異なる。金利、資本フローや物価が主な要因。ドル円だけでなくクロス円を見渡すことで全体を掴みながら、刻々と変わる経済構造に従った対応が必要。

    0
    2012年11月30日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    為替相場に関する思い込みを、ラディカルな視点で見直すことで、そうした思い込みに振り回されないスタンスのとり方を教えてくれる。特に、為替相場にかかわるプレイヤーが他の金融市場に比べていかに多様であるか。また、ドル/円相場だけでなく、ユーロ・豪ドル・ウォン等々とドルや円の関係も見なければ、各通貨の価値の変化はわからない。といった指摘は、言われてみれば当然だが、素人にとっては目から鱗だった。あと、現在の日本経済に対する処方箋として最後にあげていた、稼いだ外貨を国内の内需拡大に活かすべき、という指摘が、以前読んだ藻谷 浩介『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』 と同じで、印象に残った。

    0
    2012年10月06日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良書。
    最近の為替レートの推移がよく理解できました。

    Booklog評価が高いことからも、理解の容易さが分かりますね。

    1章 円高と円安ーその本質を理解する
    為替相場では、どの通貨を先に持ってくるか決まっている。
    ユーロ→ポンド→豪ドル→NZドル→米ドル


    <クロス円の動き>
    ①02年~04年のITバブル回復期の各通貨に対する円相場変動率。
    →USD/JPYでみると、20%USD安だが、JPYは強かったわけではない。
    AUD+19
    EUR+18
    CAD+3
    JPY 0
    USD-22


    ②08年~8-12月の米金融危機後
    →USD/円でみると-20%安だが、AUD/USDでみると17%U

    0
    2013年08月18日
  • 弱い日本の強い円

    Posted by ブクログ

    これ読んどくと、為替の仕組みが今まで以上に理解できるし、さまざまなメディアの論調に惑わされないようになる。

    0
    2014年01月15日