両角長彦のレビュー一覧

  • ハンザキ

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    これはおもしろかった!
    この作家さんの小説は初めて読んだけどおもしろい!
    ギャンブラーが主人公なんだけど
    ギャンブル絡みの謎解き物。
    主人公の半崎のキャラもちゃんと立ってるし
    裏の裏を返すストーリー展開が見事。
    続編があれば読んでみたいし
    またこの作家さんの別の本も読んでみたい。
    ***
    宮崎旅行の機中と空港の待ち時間に読みました。

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    2018年12月24日
  • メメント1993 34歳無職父さんの東大受験日記

    嘘でしょ

    全部フィクションに決まってる。そうでも考えないと納得できない。こんなおもしろい人生があるなんて。

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    2017年10月24日
  • ある実験 一人選べと先生が言った

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    タイトルに興味を持って手に取った一冊。
    どう展開していくか読み進めながら期待したが、こういった類を読み慣れてないせいか、後半はあまり入り込めなくなってしまった。
    しかしながら読み終わってみれば、選ぶ者と選ばられる者の関係や選ぶという行為自体について考えさせられており、読んで良かったと思えた。

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    2022年01月13日
  • 困った作家たち 編集者桜木由子の事件簿

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    厄介な作家センセーに、いろいろ難解な問題が起こり、その対応に苦労する編集者とその相棒?の短編集。
    軽く読めて面白い。

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    2021年08月04日
  • 解決人

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    一つ一つの短編は
    「え そんなのありなの!」
    と びっくりするような設定でした
    肝心の 主役
    トラブルシューター六原ですが
    なんだか あまり活躍しないのが新鮮
    確かに 的確なヒントは
    出すのですが
    かなり地味です
    でも でしゃばりでないだけ
    読みやすくもあります
    すかっと読めます

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    2017年02月22日
  • ラガド~煉獄の教室~

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    ネタバレ

     中学校のある1クラスで起こる殺人事件。犯行の再現実験を繰り返しながら、「緑の鹿」に至るまでの、圧倒的な読みやすさ。この謎解きのためにこそ、あの大量の図版が必要だったのかと納得。
     映画でも漫画でもなく、活字で追うからこその愉しみを十分味わうことができる一冊。

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    2012年09月13日
  • ラガド~煉獄の教室~

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    「緑の鹿」説こっええええ。クラスの皆が一斉に将を見つめる光景が浮かんできてぞくっとした。いくつかはっきりしない部分は残るけど、読みやすいのでさらっと読めました。

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    2013年12月23日
  • ある実験 一人選べと先生が言った

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    16人の中から1人だけを選ぶ実験。20年前に大学で行われたのは、ただそれだけの他愛のない内容だったはずだった。
    警察に届いたのは、その実験の詳細が公開されなければ、当時の教授の息子が殺されるという手紙。果たして、実験の意味はなんだったのか……?


    大学時代に行われた謎の実験が、20年後に惨劇をもたらすサスペンス小説。
    キャッチーなあらすじで、デスゲーム物とか好きな人が好きそうです。オチは少し失速し小さくまとまってしまった感がありましたが、それでもなかなか楽しめました。

    人が人を選ぶ事、人に選ばれる事の意味。また、人間の価値とは何によるものなのか。神の選択により選ばれたものとは何なのか。ライ

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    2023年07月30日
  • 困った作家たち 編集者桜木由子の事件簿

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    編集者桜木由子の担当する作家先生たちの困った事件簿。とはいえ、桜木さんが事件を謎解くわけではない、っていう…(途中まで登場人物があれ?ってなって混乱してた)
    どの話も作家たちの一癖あって面白かったし、ショートストーリーもクスッと笑える感じで良かった。

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    2023年03月10日
  • ある実験 一人選べと先生が言った

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    20年前5人の大学生がある実験に参加。
    16人の人物サンプルから一人を選ぶ。
    この実験の意味とは?そして誰が選ばれ、なぜこの実験が20年後の事件に繋がるのか。

    設定もキャラクターもワクワクして読めた。

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    2020年11月22日
  • メメント1993 34歳無職父さんの東大受験日記

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    著者の実体験をもとにしたという1993年を舞台にした小説。タイトルのとおり東大受験を目指すというのがストーリーのメインストリームのはずだが、話があっちに行ったり、こっちに行ったりのドタバタ劇で、東大受験をテーマにした小説だと思って読むと、ちょっと肩透かしを食らう感じ。
    中盤で著者がスランプに陥り、受験への意欲が完全になくなるシーンには、こういう時ってあるよな、というシンパシーを覚えた。ふとしたきっかけで、そこから立ち直るシーンも良かった。

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    2019年10月25日
  • 便利屋サルコリ

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    便利屋を営む猿田、骨崎、リカコのドタバタミステリ短編集。全部ホンワカした感じで面白かった。幕間のショートストーリーも良かったし。
    続きの話あるのかな?あったらぜひ読みたい。

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    2019年09月18日
  • ブラッグ

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    殺人を請け負う会社、それがブラッグ社。
    奇想天外なストーリーであり、ややスプラッタな面も多々ある短編集。

    短編のひとつひとつが、次の短編の話につながっているので、全体でひとつの中編とも言えます。

    最後のどんでん返しは、さもありなん、といったところでしょうか。
    現実の世界でも、形を変え、実際にありそうな感じがするのは、筆者の筆力でしょうか。

    短編と短編の間に挟まれたショートショートも、面白いです。

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    2018年07月18日
  • 困った作家たち 編集者桜木由子の事件簿

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    編集者桜木が担当する作家たちが関係する事件にまつわるミステリー。
    でも桜木が解決するわけではなく、ほとんどは同行した探偵が解決する。
    桜木や探偵のキャラもいい。ものすごく驚かされたわけではないが、短編ミステリーとして楽しめた。ドラマにしても楽しめる内容だと思う。

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    2018年03月08日
  • ラガド~煉獄の教室~

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    純粋に推理を楽しむミステリー小説ではない。
    ホラーミステリーといえばいいのか、それともSFミステリーといえばいいのか。
    終盤に向かうまではとても面白かった。
    テンポの良さ、登場人物たちの動きがわかりやすく描かれ戸惑うことはない。
    やたらと多い教室内の図式もいい。
    事件当日のようすを探ろうと情報を集める秘書やテレビ局。
    証言に基づき事件を解明しようとするふたりは、互いに情報を補完しながら真実へと近づいていく。
    事件の本質は思いがけないものだった。
    次々と明らかになっていく新事実は隠されていた過去や人の醜さをあぶりだしていく。
    ではこの物語の本質はなんだろう?
    ホラーという素材をミステリーで味付け

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    2017年03月07日
  • ブラッグ

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    初読みの作家。アイディアは良いのだが、一貫したストーリー展開と結末が面白味に欠ける連作短編集。殺人を請負う株式会社というのは面白い着想だが、ひとつひとつの短編のつながりが、今一つ読み取り辛い。後半は、そんな殺人株式会社の無差別派と請負派の内紛が描かれ、納得出来ない結末へとなだれ込む。

    しかし、読み終えてみると、今の世の中で次々起こる殺人事件の背後には、こういう会社が存在してるのではないかと考えてしまう。

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    2014年09月26日
  • ラガド~煉獄の教室~

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    『自由は、野方図の中からひとりでに生まれるものなどでは絶対にありません。『よき管理』のもとで初めてあたえられるものだということを、わかってくれたんです。』

    面白かったけど、ミステリの枠を飛び越えてしまったので、期待していたものではなかった。でも、これはこれで良かったな。続編が出て欲しいな。

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    2014年09月14日
  • ラガド~煉獄の教室~

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    ネタバレ

    ストーリー:
    始業直前の中学校の教室に包丁を持った男が乱入、学級委員の女子生徒を刺殺した。怨恨か、無差別殺人か?警察は教室の原寸大セットを組み、犯行の再現実験を行うが、再現を重ねるたびに予想外の事実が判明し、迷走状態に陥る。一方、事件の真相を生放送で暴くと予告したテレビ局は、公約を実行することができるのか?

    感想:
    真実(と思われること)が一転二転三転四・・・・となっていくスピード感、先を読みたいと思わせる展開はピカイチだと感じた。図が多々出てくるがそれも展開描写として必要だと感じられるレベルで邪魔だとは感じなかった。本当にラストの不明瞭さが残念。あとは読者の想像にお任せしますスタイルなのか

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    2014年04月13日
  • ラガド~煉獄の教室~

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    3 

    巻末の綾辻行人との対談で、著者は“広義のミステリーとして書いた”と言っているが、今どきの“広義のミステリー”ほど曖昧なジャンルはない。仮説と否定が繰り返される構成は、ある種のミステリの構造の一つとしてすでにある。しかし本作は基本的に読み手から情報を隠し、作中人物が勝手に仮定を構築し、勝手に否定されていくのを大量の図版と一緒に傍観していくだけなのが物足りない。個人的には、教室を舞台にしたSF謀略小説と感じたが、あながち的外れでもなかったようだ。やはり対談で、著者はかつてはシナリオライター志望でSF好きで映画好きということが明かされるが、なるほどそういった嗜好や特徴が本作には表出している。

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    2013年07月26日
  • ラガド~煉獄の教室~

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    始業直前の中学校の教室に包丁を持った男が乱入、学級委員の女子生徒を刺殺した。怨恨か、無差別殺人か?警察は教室の原寸大セットを組み、犯行の再現実験を行うが、再現を重ねるたびに予想外の事実が判明し、迷走状態に陥る。一方、事件の真相を生放送で暴くと予告したテレビ局は、公約を実行することができるのか?第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作

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    2012年05月14日