松本順市のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
201001/残業手当が増えているのに会社の業績が変わらないのならば、支払われた残業手当の分だけ賞与は間違いなく減ることになる/賞与の不平不満は、ほとんどが「賞与がどう決まっているかわからない」ことからきている/報奨金制度を止めたことで顧客満足度が高くなった安藤嘉助商店(リフォーム)/「企業における評価は社員の成長を支援するためにある」という考え方へシフトしなければならない/決算賞与時の利益三分法:当期利益を社員賞与・社内留保・納税の3等分する/年功序列型賃金制度は「先に入社した社員の賃金は、後から入社した社員の賃金を上回ることは基本的にはない」つまり、他の社員に教えることにデメリットがない/
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Posted by ブクログ
ネタバレ人事コンサルがおすすめする日本の企業に合う人事制度をまとめたもの。
最近はジョブ型雇用というワードを良く聞くため、勝手にそちら系の本かと思ってしまいましたが、違いました。
中でも興味深かったのは、褒めたら伸びることを検証する方法として、研修の中でのベルを使った方法はなるほどと感じた。
また、日本人や日本の企業風土として、他の社員に教えること、指導することを大切さも考えさせられました。
2-6-2の法則から、出来の良くない社員をどのように引き上げるかの工夫もなるほどと思いました。
賃金を下げることが目的でなく、会社が成長を続けることが出来るようにする人事制度。詳細は、それぞれが考える必要があるが -
Posted by ブクログ
会社経営の中で重要な人の採用について、採用する側(会社)と働く側(労働者)の両面から書かれている。
経営者が考える給料(制度)と労働者が考える給料(制度)に差があるので、
不満が出る⇨退職する⇨即戦力を雇う⇨想像していた成果が出ない⇨人件費の増加
というような悪循環に陥るのだと思う。
経営者としては、「給料制度の見える化」が必要であり、
労働者は「なぜ今の給料なのか」ということを考える必要がある。
不動産や保険の営業マンのように成果主義を導入している会社は「完全成功報酬」に見えるが、実際には「完全」ではない。
あくまで「担当している顧客」からの売上が多いだけであり、過程(新規獲得、上司か -
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ネタバレ[ 内容 ]
国内の景気低迷が続く中、即戦力を求めて中途採用を繰り返したり、いまだ成果主義で社員を評価している会社は、業績悪化の負のスパイラルから抜け出せない。
では、どうすれば企業の業績は上向き、社員は幸せに働けるのか?
気鋭の人事コンサルタントが“人件費”と“売上げ”の関係を切り口に、伸びる会社の仕組みを公開。
稼げる組織に激変する「成長制度」の効用を、実態と数字から明らかにする。
[ 目次 ]
第1章 野球選手の年俸制にみる「給料」と「売上げ」のカラクリ(野球は究極の成果主義か 年俸が単手に「成果」だけで決められない理由 ほか)
第2章 なぜ、歩合給の会社がダメになるのか(給与項目のカ -
Posted by ブクログ
企業の売り上げからどのように社員の給与が決まるか、そこから企業の業績を上げるにはどうすればよいか、経営者というよりも、個々の社員がそれを考える情報・ヒントがまとめられた良書。
企業の業績(売り上げ)を増やすためには、社員が互いに教えあい、会社全体の生産性を高める必要がある、というのが本書の主張。
即戦力に頼るというのは、優秀な一握りの社員による短期間の業績を求めということ。そういった会社では、優秀な社員が自分のノウハウを抱え込み、最終的には孤立してしまう。結果、中長期的には業績を下げてしまうことになる。
重要なのは「結果」ではなく「結果を出すためのプロセス」。
その「プロセス」を社内で共