山手樹一郎のレビュー一覧
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宝塚の舞台化された時代劇でありながら、
ユーモラスでコメディタッチであるのが気になり、原作を読んだ。
嫌味のない、辛さや血のあまりない、時代劇はあまりないように思う。
出てくる女性が生業を持っていて(職種はさて置き)、しっかりと生きているのがいいです。
主人公?の夢介が、モテるけど、2枚目じゃなく...続きを読むPosted by ブクログ -
偶然出会ったお美也と助けた大川忠介が、はだか長屋に連れられて一癖も二癖もある住人を真っ当な人間に導く様が良かったです。佐原屋配下の町道場の剣客たち鳥居新奉行との今後が気になります。匿名
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舞台をみて、このユーモラスのある話の原作が気になって読んでみました。
大衆時代劇 何気に 家庭版??な感じが、昔の作品が一回りして現代にマッチしてて面白かった。Posted by ブクログ -
次から次と忠介に心惹かれる女子が登場。
みんな独占欲が強く我儘で同じ女性として
情けない。
一平の恋女房のお妻が拐われ
淀藩に連れて行かれてしまい
魔手からのがれようとして貞之を絞殺してしまう。
逃げる途中にそのお妻が殺されてしまった。
恋女房を失った一平はどうなってしまうのかな -
忠介の女房お杉とお腹の子・慕い続けたお照が
亡くなってしまった。
さらに大名の騒動に巻き込まれてお美代までもが
亡くなってしまった。忠介にとっては哀しみの巻
匿名 -
同じジャンルの山本周五郎に比べて人情味の深さが浅く読後の印象は強くない。もっとも、樹一郎は<楽しく読める大衆文学>であり、<直木賞>を受賞(辞退)した周五郎とは比較すべきではないかも知れません。夏の夕涼みをしながら、気楽に読むには適した一冊です。東海道の古い観光地図を見ながら足取りを辿るのも一興です...続きを読む