川田弥一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
台風で本土と閉ざされた離島で日本で絶滅したはずの狂犬病が発生した。次々と発病していく中で診療所の外科医・窪島は必死の努力を続ける。何故、島で発生したのか?島の有力者の殺害目的で狂犬病を誰かが持込んだと推理した彼と恋人のちづるは、捜査を始める。
ストーリー展開としては中々おもしろい。パニックストーリーだと思ったら、推理をし始めたし。ただせっかく伝染病という得体の知れないものを扱うのだったら、もう少し恐怖感を持続させた方がいいのかな。犯人はまあありきたりかな。猫には狂犬病の予防接種の義務はないし、輸入動物も密輸だったら・・・と思うと、悪意で持ち込まれた場合はどうしようもない。人間に感染・発病した -
Posted by ブクログ
◆炎天のランナー
◆死の人工呼吸
◆眠りの恐怖
◆墜落
◆謎の食中毒
◆クリスマス・ランニング
以上6篇を収録。看護婦の川本雅美と早田菜月が全てに登場する短編集。川本雅美と早田菜月は看護婦でありながら、あらゆる地方の10キロマラソンに参加するランナーでもある。話は全て、その行く先々の大会で知り合った人たちの不審な死について、2人が調べていくもの。
どう考えても事故・・・という事柄が、菜月の「怪しい」というただの勘から殺人事件と決め付けられ、調べていくとやっぱり殺人だったというパターンなんですが・・・それがあんまり好きじゃなかったんだなぁ。看護婦だからこそ見逃さなかった根拠を元に動いてほしか