橘香いくののレビュー一覧
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6月の新刊、た14-43、245P、520円。
ブランデージシリーズ3作目。
「魔王子さまと婚礼衣装の呪い」のほうは、なんかイマイチだったけど、表題作のほうは橘香さんの本領発揮!
恋と冒険がシンクロしあった、ドキドキ感にキュンキュン感が最高。
楽しく読めます。
「無償の愛」を示さないと呪いが溶けないという主題も分かりやすくて良かった。よく出来てるなー。
ラマコス師やら、パトリック・シモンやら、(子鬼のムルトやら)のサブキャラもなかなかいい感じ。
これからお話の大事なところにからんできそうな予感。
ところで、水盤やら炎の中からの声やら闇の魔法やら、ハリポタとディテールがかぶってますね。若干気にな -
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ブランデージの魔法の城の第二巻。
元王子様で魔術師のドナティアン・シャルル(傲慢・超美形)と、ぎゃーぎゃー煩いもと村娘アドリエンヌというラブラブな二人のドタバタ話。
ベテラン橘香いくのさんの作品らしく、安定感のある仕上がりです。
キャラの魅力は十分で、正直ありがちなストーリーですが、十分読み応えがあります。シリーズとして、続けていくらしく、次巻以降に持ち越しとなった問題もありますが、それにいらいらさせられるということもなく。
続きが気になって気になって眠れないというタイプの作品ではないですが、刊行されたら、たぶんまた読むでしょうというかんじ。
イラストレーターさんと作品の相性が良いようで -
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有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 『影の姉妹』『緋色の檻(前)(後)』『盗まれた蜜月(前)(後)』シリーズ最終巻まで。
完結しているシリーズは、一気読みができて楽しいですね。勢いつけすぎて、あちこち読み落としているのは確かだけど。
フェリックスのトラウマについては、コラリーのぶっとばしかたに驚かされました。あれはやけになったんだよねえ。でも言葉じゃどうにもならなかっただろうから、コラリーの行動力が全てを解決したって事でいいんでしょう。
完全に両思いになった二人のやりとりにかなりときめいたので、この後ハネムーン編があるってのがうれしいです。 -
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有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険を『翡翠の瞳』『奈落の女神』『ふたりで泥棒を』『革命はお茶会の後で』『ローランスは猫日和』『楡屋敷の殺人』『黒い塔の花嫁』まで。
さくさく読めるので、もうこんなに読んでしまいました。
コラリーがお馬鹿さんだと言いましたが、なんだかそれが可愛く思えてきました。そして何をやらかしても「コラリーだから仕方がない」と思えてきました。フェリックスに負けないくらい、コラリーにいかれてしまったようです(笑)
さすがの二人の仲も、ここまで読めば進展しているのですが、それでもまだまだ可愛らしい間柄です。フェリックスが気の毒なくらい(笑)。そのフェリックスの過去とかト -
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有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険を『薔薇の埋葬』『お城には罠がある』『カブラルの呪われた秘宝』『王国、売ります!』まで一気読み。
この前に読んだ仙女見習いの子の話とディディウスの話が、思ったよりロマンスしてなかったので、もっとロマンスとりあえずロマンスというコンセプトで選んだ本、第一弾。
気が強くてお人好しのコラリーと、無愛想で正直すぎるフェリックスのお話。
フェリックスはコラリーにべた惚れなんだけど、彼は社交辞令がまったく理解できないタチなので、コラリーを褒めるときも「怒鳴り声がホエザルみたいでかわいい」とか「学習能力のない霊長類」とか言ったりして、いつもコラリーを怒らせていま -
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シリーズの2冊目。今回は海賊のお話しです。海賊には心惹かれる物があります。良いですねえ、海賊。(本物に会いたいわけでは決してありません。また、同じ賊でも山賊にはあまり心惹かれない)今回も主人公のリーは災難続きです。両親の離婚問題に巻き込まれたところからすでに不幸は始まっていましたが、特に執事のせいでひどい目に遭ってしまいましたね。ショーンは、相変わらず大人を振り回してるし、リーの乳兄弟で、料理係のエミリオもカワイイ女の子なのに海賊に全く物怖じしないところなんかも面白かったです。リーの知らないところで悪名高い先祖も登場したし、今後の展開も気になります。
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