周藤芳幸のレビュー一覧
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紀元前17~前12世紀に栄えたミケーネ文明。
古代ギリシアの原像と謳われたが、謎多き文明でもある。
その最新研究と遺跡、考古学史資料から、構成した諸王国や
周辺諸国との関係、文明の衰退などを解き明かしてゆく。
関係
・はじめに
第一章 失われた文明をもとめて
第二章 歴史のなかのミケーネ文明
第三章 ミケーネ文明の遺跡を訪ねる
第四章 諸王国の統治構造
第五章 東地中海世界のミケーネ文明
第六章 ミケーネ文明の遺産
年表有り。
・あとがき
・参考文献有り。
始まりはシェリーマンの発掘と発見。
エヴァンスのクノッソス宮殿の発掘と古代文字。
そして線文字B粘土文書の解読と、ミケーネ文明は
徐々に -
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一言でいって著者は天才ですね。
私のようにギリシア史にそう思い入れもない者をも夢中にさせてしまうくらい面白かったです。
7つの物語のうち・・
第2章の「民主政治をつくるために抜かれた剣」
ペプロスの少女の物語
第6章の「姦通事件」の二つの顔
エウフィレトスとその妻の物語
が特に面白かったです。
どちらも女性が語り手になっているからでしょうか。
何千年かの時とギリシアという遠い地・・
での出来事であっても人々の日々の暮らしと家族を思う気持ちは現代と同じように存在していたことが解りました。
まさに時空を超えたという感じでした。
とりわけ第6章は衝撃的でした。以前読んだ -
Posted by ブクログ
あたかも古代ギリシア人のナマの声を聞いているような錯覚を覚えてしまう7本の歴史小説の短編と、その分かりやすい解説がそれぞれに付いていて、とても読みやすく内容も充実している。「ユートピア史観を問い直す」という副題が何か難しそうな感じで、いきなり「記号としてのギリシア」で始まるのでここで敬遠してしまう人がいるかもしれないが、読んでみれば著者の主張は実に明快で分かりやすい。最初に簡単な古代ギリシアの歴史について、年表や地図などとともに簡単なイントロダクションもあって、初心者に親切な本。それよりもこの本の中核を成す7本の短編は、どれも小説家ではない著者が執筆したもので、本格的な短編小説とは呼べないかも