角征典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
長い年月をかけて複雑化するプログラムと、その複雑さを制御するために生み出されてきたアーキテクチャに関する、現段階で最新の知見。構造化プログラミングから抽象データ構造、オブジェクト指向、UML分析、ドメイン分析というエンティティを巡る歴史と、三層構造アーキテクチャからMVCなどのフレームワーク、ポートアンドアダプタを経て、マイクロサービス・アーキテクチャに至るまでのコンポーネント化の歴史を俯瞰した上で、太古の昔から最新の流行までを貫いて変わらないものとしてクリーンアーキテクチャの原則(単一責任、オープンクローズド、依存関係逆転、コンポーネントの保守性と再利用性のトレードオフなど)を提唱する。「フ
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Posted by ブクログ
リーンキャンバスを軸にステップごとにやるべきことを説明する内容。新しいビジネスをグロースさせるために実践で参考にできそう。
リーンの考え方を知っていれば内容に新鮮味はあまりないが、ビジネスレベルで同じ内容が適用できるということを確認できた。
トラクションを指標として事業を成長させるための仕組みを説明。
トラクションとはビジネスモデルがユーザーから金銭的な価値を回収する割合。
ビジネスモデルの原型には「ダイレクト」「マルチサイド」「マーケットプレイス」がある
ダイレクト:ユーザーが顧客になる単一アクターモデル
マルチサイドビジネス:顧客が購入するデリバティブ資産を生み出すユーザーで構成
マーケ -
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アジャイル開発をどれだけ実践できるだろうか、実践できていだろうかと考えて、本書を手に取った。
アジャイルの考えやプラクティスがたくさんケーススタディできるようになった昨今において、アジャイル失敗しているなどあるがWF vs アジャイルを見かけることもある。
アプローチの違いでしかないので、どちらがいいか悪いかはない。
この本を読んでいて、アジャイルマニュフェスト自体を誤解していたなと思った。アジャイルを本格的に導入実践するにあたって参考にしていきたい。
そして、アジャイルに失敗したことがある人こそ一度読んでみてほしい。そもそもアジャイルというものを誤解していたから失敗したということがあるかもし -
4.0 (2)
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Posted by ブクログ
ネタバレ一年前のアプリケーションを手に取ることがありました。
一年前よりも知識やアプリケーション対象の事象に対して理解が深まって、再度作り直したいという気持ちを抱くことは幾度となくありました。
ただ、闇雲に直すのではなく、観察すること、代替可能にすること、テストができることなどなどを用いて改善活動を行います。
どこに問題を抱えているのか、どうしてそのような道をたどることになるのかを把握すること。どんな価値を与えているのかを読み解くこと。
未来の人が読み解くこと、負担を下げること。
そこからその価値を提供するための枠づくりが始まる思考材料を提供する価値ある書籍だと思います。 -
4.0 (2)
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Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計
Robert C. Martin氏の著書です。
Cleanシリーズの三冊目になります。
今回は、ソフトウェアアーキテクチャにフォーカスされた内容になっています。
ソフトウェアアーキテクチャとは、結局のところ設計と同じであること。
アーキテクチャは、「振る舞い」「構造」の2つの価値があり、後者により価値が高いこと。
それらを実現するための戦略と考え方が書かれています。
後半にでてくるクリーンアーキテクチャの図は有名ですね。
【本書で学べること・考えること】
- アーキテクチャとは
- プログラムのパラダイム
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Clean Craftsmanship
プログラマーのRobert C.Martin氏の著書です。
倍増する経験の浅いプログラマーに向け、プロのプログラマーが持つべき規律、基準、倫理とは、何であるかを解説した本になります。
【本書で学べること・考えること】
- 規律
XP(Extreme Programming)プラクティスの「サークルオブライフ」から、技術に関する以下の5つのプラクティスをベースに解説しています。
- テスト駆動開発
- リファクタリング
- シンプルな設計
- 協力的プログラミング
- 受け入れテスト
- 基準
基準とはベースラインとなる「 -
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Clean Agile 基本に立ち戻れ
プログラマーのRobertC.Martin氏の著書です。
アジャイル宣言以後、プログラミングの世界で定着したアジャイルですが、広がるにつれ誤解も一緒に広がっています。
アジャイルとは何なのかを、基本に戻って確認するための一冊です。
【本書で学べること・考えること】
- アジャイルの歴史(アジャイル宣言)
- アジャイル概要
- サークルオブライフ(XP)
- 顧客、開発者の権利
- ビジネスプラクティス
- チームプラクティス
- テクニカルプラクティス
- アジャイルの価値基準
- 大規模アジャイル
- クラフトマンシップ
読んでみての感想 -
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Posted by ブクログ
ネタバレアジャイルは経験したことがないが、もし経験した時にはこの本をもう一度読み返して、アジャイルの本質は忘れずに取り組んでいきたい。
アジャイルと一緒によくでてくるXPやTDD等、本書の言葉でいえばメソドロジーにこだわるのではなく、そのメソドロジーで叶えたいとしているイデオロギーを見据えることが大事であるというのは、見失わないようにしたい…。
本書ででてくるプラクティスも、いずれはよりよいプラクティスに代替され、マニフェストも塗り替えられていくのかもしれない。
アジャイルだけに限らず、ソフトウェアの開発手法の本質について考えさせられる内容でした。