岡本順のレビュー一覧

  • たべもののおはなし カレーライス カレー男がやってきた!

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    ネタバレ

    頭に白いターバン、スパイスの小瓶を繋いだネックレスをかけたモジャモジャひげのへんなおじさん、という聞くからに怪しいカレー男。うまいカレーをさがす旅をしているというその謎の男は1年1組の各家庭に出没してクラスの話題を独占。
    カレー男に「もとめていた味だ」と言わせたい主人公のぼくが考えに考えたとっておきの作戦を実行すると…。
    食べる人を喜ばせようと料理に入れる『いっしょうけんめい』は最高の隠し味。
    オチの新たなキャラの登場は予想つかなかったなぁw
    6歳の息子もカレー男の登場にウキウキ。この本で〈絶品〉の意味を覚えた。

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    2022年06月29日
  • 狛犬の佐助 迷子の巻

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    和風ファンタジー。
    これも、どこかで読んだことがあるようなパターン。でもほのぼのとしてほんのり温かい。

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    2019年05月02日
  • 狛犬の佐助 迷子の巻

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    伊藤遊さんで作者買いでした。挿絵が岡本順さんでますます嬉しい♪
    狛犬のバディものなんて、発想が奇抜すぎてさすがです。
    ただ狛犬だけに、かなり動きが制限されてしまう(なにせ石なので…)のが、お話のつくりとして不利だった気がします。
    作者の伊藤遊さんは『鬼の橋』や『えんの松原』でとても濃厚で面白い平安物を書いていらっしゃったので、その時のような濃いワクワクを期待していました。
    本作は、それに比べるともう少し気軽に読める感じだと思います。

    口が悪い親方だけど、本当はとても弟子思いで情の厚い人(狛犬?)だと伝わってくるところが好きです。生前の親方と佐助の物語も読んでみたいな。

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    2018年12月05日
  • となりの蔵のつくも神

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    両親と、中学になって『不良』になった兄と暮らす主人公。
    最近、近所でボヤ騒ぎが起き始めた。

    妙なものに遭遇したら?
    それが『知り合い』だったら?
    そんな不思議な状態の横で、古いマンション問題と
    兄の不良の問題と、自分の友人間での立ち位置と。
    女の子は面倒、と思わなくもないです。

    幅を利かせていれば、それに冗長するのが人と言うもの。
    結局、あの人が最初に集めていた煙草の吸殻は
    本人のものだったのか、別の人のものだったのか。
    勝手に夢物語を膨らませるのはいいのですが
    現実を見ない大人にならないように…と
    教訓が持てそうな『大人』でした。

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    2016年09月27日
  • つくも神

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    H.26.12.始め
    小さな頃遊んだモノたちが、あるボヤをきっかけにつくも神となって現れた。そのモノたちは何を言いたいのか。幼い頃の思い出が蘇ると同時に、今の悩みもほどけていく。

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    2015年02月19日
  • となりの蔵のつくも神

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    以前つくも神はや読みました。
    改題されてどこが変わったのかはわかりませんでした。が、鬼の橋から比べるとパワーダウンした感があるなあ・・・

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    2014年05月20日
  • となりの蔵のつくも神

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    書店の平積で、なんとなく気になりました。
    伊藤遊さんの「となりの蔵のつくも神」です。

    元は児童書らしいです。読みやすく分かりやすい、ファンタジー小説。

     「物には10年で愛着が付き、100年で魂が付く」と言われます。そんな言葉を思い出させる、やさしい物語。

     さすがに大人が読むには、刺激がたりませんが、ちょっと懐かしい感じで面白かった。

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    2014年03月13日
  • となりの蔵のつくも神

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    ネタバレ

    元が児童書なので、語り口や雰囲気が穏やかな作品です。
    主人公の小学生のほのかちゃんがとあるきっかけからつくも神達と関わっていくお話。
    登場するつくも神達が微笑ましくて、顔が綻んでしまいますね。一方で、小学生の目線で感じる友人達との関わりあいの難しさや、グレてしまった兄や母との僅かに影の射した関係等が丁寧に描かれている。
    お父さんの見守り方が素敵だなーと思います。
    グレてても心の底に優しさを残している雄一君も。
    臼と井上さんのくだりは笑ってしまった。
    臼GJ(笑)
    心優しい彼等の傷がいつか治ると良いな。

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    2013年12月21日
  • となりの蔵のつくも神

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    ネタバレ

    もとは児童書なのでしょう。(きっと)

    小学5年生、ほのかの日常におきる出来事の話。
    近頃グレぎみのお兄ちゃんも何とかしたいし、同じマンションの住人でちょっと意地の悪い井上さんとは上手に付き合わなきゃならないし、学校のなかよし5人グループも女の子のことだからちょっと面倒。
    そして、となりの大原さんのおばあちゃん家の土蔵には何かがいるようで・・・?
    ほのかたち子どもの気持ちからちょっとずれているお母さん、意外にも子供たちの力を信じているお父さん、やさしいチヨおばあちゃんに見守られて、ほのかとお兄ちゃんはそれぞれの問題解決に奔走します。

    道具が「なる」。
    傷つき、壊れてしまうと「なれ」なくなって

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    2013年10月20日
  • となりの蔵のつくも神

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    うーん、なかなか良かったけど、もう一声欲しかったかも。雄一くんと龍平くんは、どーなったのかとかね。語られなかったけど、なんとなく分かるけどさ。
    ⭐の数を減らしてるのは、つくもたちのことが納得いかないからかな。え、あのままなの!?っていう。続編とか出て、直ってくれたらいいんだけどなぁ。さみしいじゃないですか。でも、何事も諸行無常だから、仕方ないんだけど…でもねぇ。

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    2013年08月22日
  • 学研の新・創作 歩きだす夏

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    陶芸家を志すママと
    研究者のパパが離婚

    再婚ややりたいことがみつからない苛立ちとか
    悩める小学6年生

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    2013年07月15日
  • 狛犬の佐助 迷子の巻

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    昔の石工の魂がこもっている狛犬たちと近所の人々との、不思議で心温まるファンタジー。
    狛犬の作者である「親方」と「佐助」は死んだ後、狛犬の阿と吽にそれぞれ魂を残し、現代まで残っています。
    情けなくて親方に怒られてばかりの佐助の元に、愛犬がいなくなってしまった青年が訪れるようになり、彼に親しみを感じるようになった佐助は、色々な策を練って青年を愛犬の元へ導いていきます。
    伊藤遊さん作ということで飛びついて読みましたが、この表紙では子ども受けはしないだろうなと思います。
    『鬼の橋』『えんの松原』のような重いファンタジーではなく、さらっと読めて、心が温まる優しいファンタジーでした。

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    2013年06月25日
  • つくも神

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    ネタバレ

    兄は中学に入ってちょっとグレぎみ?
    小学生の妹はそれでもお兄ちゃんが大好きです。

    自分たちが住んでいるマンションのとなりの古い家には
    おばあさんが住んでいて、その家には土蔵があります。
    土蔵には亡くなったおじいちゃんが残した古道具がたくさん。

    妹の私はある日エレベーターで不思議なものと出会います。

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    2013年06月14日
  • 狛犬の佐助 迷子の巻

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    150年前の石工の魂が宿る神社の狛犬。名工と言われた親方の宿る「あ」と若い弟子の佐助の宿る「ん」。狛犬の魂が解るのは7歳未満の子どもと100歳以上のの老人だけ。かわいがっていた愛犬が行方不明になって心配している若い工員の耕平と、幼稚園児の翔太。佐助の「ん」を介して、愛犬の行方を捜す。

    神社の狛犬という日本的な設定で描く、時代を超えたファンタジー。今までになかった設定で、おもしろい。

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    2013年04月03日
  • つくも神

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    平安ものがあんまりおもしろかったので、現代ものも読んでみる。
    主人公の少女と兄、父、母の関係がステレオタイプで、ちょっと残念。つくも神さんや、おばあちゃんのキャラクターは大変素敵だったので、主人公の状況が好みだったら、愛読書になるのかも。
    つくも神に関しては、先行に多くの作品があるので、難しい題材なのかもしれない。

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    2012年03月24日