伊佐千尋のレビュー一覧

  • オキナワと少年

    Posted by ブクログ

     これを読まずに沖縄へ遊びに行って、さんざん楽しませてもらったことを申しわけないとは思わないのです。だけども7日間1000kmあまりのドライブで一周できてしまった大きさの島でのできごと。地名を見ると、あ、あの辺だ、と思い出せてしまうのです。

    0
    2013年04月07日
  • オキナワと少年

    Posted by ブクログ

    作者自身が物語の主人公となり、自らの体験に基づいた小説。沖縄決戦の様子や、戦後まもなくの沖縄の様子が描かれている。文字で読んでいても悲惨な絵が思い浮かび、とても胸が痛い。「斬り込み隊」や「たこ壺作戦」という特攻攻撃があったのは知らなかった。しかも当時多くの中学生が、身1つで爆弾を抱えて戦車に突っ込む「たこ壺作戦」を行ったっていうのがとてもひどい。作者の戦争に対する思いや、軍司令部に対する思い、東京裁判に対する思いなど、自分が思ったことと同じ疑問が書かれていた。

    0
    2020年08月25日
  • 検屍 M・モンローのヘア

    Posted by ブクログ

     マリリン・モンローやロバート・ケネディの遺体を司法解剖した検死官トーマス・野口へのインタビューを中心に、日本とアメリカの冤罪事件・未解決事件や司法制度について考察をめぐらしている。

     「モンローのヘア」という通俗的な副題の通り、モンローの死やケネディ兄弟暗殺の謎にも言及してはいるが、むしろ過去の判例史上重要な刑事事件の考察を通して、アメリカにおける人種差別の根深さ、日本の司法制度の前近代性をあぶりだしていることが重要である。

     30年以上前の古い本だが、日本の司法の構造的欠陥はなんら変わっていないので(権力と一体化したがる大衆の司法への介入、被疑者や少数者への攻撃はむしろ悪化している)、

    0
    2015年02月18日
  • オキナワと少年

    Posted by ブクログ

    戦争の話しはどれも悲惨ですが、沖縄の地上戦や日本軍がオキナワンに銃を向けたり集団自決をさせる話しは悲惨極まりない。私の祖父の弟は沖縄戦で亡くなったらしい。どんな軍人だったのだろう?偶然にも彼の命日となった日の記述もあり、会ったことのない祖父の弟の最期を想像して泣きました。

    0
    2011年11月09日
  • 法廷 弁護士たちの孤独な闘い

    Posted by ブクログ

    冤罪事件のお話でした
    4つの話がありました
    冤罪が決まったわけではないが
    その内容から冤罪としか思えないようなもので
    警察の杜撰さを感じました

    0
    2025年06月04日