眞淳平のレビュー一覧
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眞淳平(しん じゅんぺい、1962年- )は、ライター・編集者。
東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程、法政大学大学院社会科学研究科修士課程修了。集英社勤務を経て(有)エコ・パブリッシング代表。環境問題、社会問題、国際関係等が専門
10年前の本だから最新ではないんだけど、イデオロギー抜きにしたデータの集積の本で面白かった。数字を意識しないといかに思い込みとらわれるかということがわかる。日本は地図的に小国だとなんとなく思い込んでたけど、国土面積は上位30%だし、海入れたら世界6位だし。日本の軍事予算はGDPの0.98%でG7に比べて低 -
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ネタバレ面積・人口・GDP・税金・軍事力・石油・天然ガスの生産、輸出・
貧困率・食料自給率・進学率
これらの世界の一位と最下位を指標を提示して比較
日本の順位も書かれています
中高生向け、良書だと思います
ただし2010年発行なのですでに情報が
現実と異なっている部分もあります
最後に著者は若い人の海外への留学の減少や
海外に対する関心が薄れていっている
ことに言及しています
「外の世界に目を向けないものは、同様の歴史を繰り返す可能性があります。自己満足や自己憐憫にひたっている間に、外からの変化の波が押し寄せ、その波に押し流されてしまうのです。外に目を向け、自ら外の世界に出て行ってこそ、その変 -
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地図で読む「国際関係」入門
2015年時点での国際情勢を解説した書です。
日米関係
米中関係と、IT産業
東アジア情勢
ロシアとエネルギー資源戦略
ASEAN
中東・アラブ関係とロシア・ウクライナ関係
イスラム過激派と先進諸国
■日本
・日米防衛協力のガイドラン 要は自衛隊の運用範囲はどこまでか
ホルムズ海峡機雷除去
PKO
日本国内⇒日本近海⇒グローバルへ一体運用地域が拡大
・不安定な東アジア(かっこ内駐留軍) 日(14万)中(160万)露(8万)米(3.7万)韓(52万)朝(102万) 2014年時点
・不安定の弧 アフリカ北東部から、東アジアを結ぶ地域は、不安定な紛争地域
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ネタバレ[ 内容 ]
漁網が多数漂着する世界遺産・知床。
海外からのゴミが流れ着く南西諸島。
日々、特殊車両を使わないとゴミを除去しきれない湘南海岸…。
いまや日本のすべての海岸が、大量の漂着ゴミで覆いつくされようとしている。
それらのゴミはなぜ発生し、どこから来るのか。
また、わたしたちの生活や生態系にどのような影響を与えつつあるのか。
そして、いま求められる対策とはなにか。
忍び寄る海ゴミの脅威の実態に迫る。
[ 目次 ]
第1章 日本中の海岸に「ごみ」が漂着する
第2章 漂着ごみとはなにか
第3章 大量のごみが国を越えて移動する
第4章 「漂流ごみ」が海洋生態系を危機に陥れる?
第5章 漂流・ -
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少子高齢化の進む日本。
財政も厳しく、国際競争力の低下している。
それだけにとどまらない。
気候変動から激甚災害の多発化。
国際関係、安全保障も楽観視できない状況。
本書の前半はこんなことが、これでもか、とばかりに「数字」で語られる。
読んでいくのがつらくなる。
一方、後半部分では新しい技術のことが中心となる。
AIとロボットの発展。
将来的にはほとんどの領域にAIが導入され、今の仕事はなくなっていくだろうともいう。
空飛ぶクルマに、宇宙開発。
医療関係では、がん治療の進化が紹介されていた。
超音波による治療や、免疫細胞を強化する方法など、様々な方法での研究が進んでいる。
だが、認知症に関し -
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タイトルに国際関係とあるが厳密に言えば、国際関係論というよりも国際情勢を初心者でもある程度分かりやすいように書いた入門書。米国、中国、EU、ロシア、インドアフリカ、NGO、国際組織、そして日本と、各チャプターについてその現下の国際関係上の課題について書いてある、
トランプ勝利や英国のEU離脱などが起きる前の2015年に書かれたものなのでアップデートが必要な感じはあるけど、一通りざっくり話を理解するにはオススメ。最後の結論として、経済規模や防衛予算(世界7位)ん引用してなど日本は世界でこれからも大国として役割を果たせるという結論に至るんだけど、そこは超高齢化とか、低い生産性とか、教育への投資の低 -
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数年前、息子が中学生だったときにこの本で夏休みの読書感想文を書いていたのを思い出し、そう言えば、面積や人口等世界の上位の国は知っていても、最下位の国のことは知らないなあ、自分も目を通しておこうかな…と思っていてそのままだったことも思い出して、息子の本棚から引っ張り出してきた。
数年前の版なのでデータや国際情勢に変化がある内容もあるが、でも面積や人口について最下位の国や南アフリカ諸国の貧困率等、意識して情報をとりにいかなければ、普段知らないままでいてしまうような内容を押さえられるのは、大人にとっても良い本であると思う。「ジュニア新書」なので、分かりやすく、比較的中立的に問題提起している点も、大人 -
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様々な統計データから、世界の国の1位と最下位を見ることで国際情勢を考える本。確かに、データを見て見ると、世界の国々にはやはり特徴と差があるわけで、あえて最も差のある部分に注目してその問題を考えることで、面白く勉強するきっかけとなると思った。
面白い指標が「GNH」。Gross National Happiness、国民総幸福という概念で、ブータンの首相が唱えたもの。国民が自分が幸せだと感じるかどうかを指標とするというものだ。今の中国を見て見ても、GNPが高いわりに、人々の生活はあまり良くなっていない。ものもあるが、高いものはある一定の人しか買えない。多くが自分が不幸だと思っている。社会福祉