中野純のレビュー一覧

  • 「闇学」入門

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    女ま館の館主でもある中野純さんの本。少女まんがだけでなく、闇も彼のテーマ。風俗、文学、信仰、健康といった視点から闇を見つめている。これを読み。改めて中野さん主催のナイトハイクに参加したくなった。

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    2015年04月04日
  • ヤマケイ新書 ナイトハイクのススメ 夜山に遊び、闇を楽しむ

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    日暮れまでに下山しなきゃ…そんな固定概念を見事に吹き飛ばしてくれる良書。関西のおすすめナイトハイク場所の紹介があったのが嬉しい。

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    2025年01月19日
  • ヤマケイ新書 ナイトハイクのススメ 夜山に遊び、闇を楽しむ

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     個人的に山登りは好きであるが、夜を目当てに登ったことは一度もない(下山で暗くなったことは多々あるが)。そんな夜のハイキングがお薦めだという。著者の中野純氏は長年にわたり夜の山を歩き、多くの夜山ハイキングを独りで楽しみつつ、数多くのハイカーをナイトハイクへ案内してきた。同書ではナイトハイクのそれぞれの月における魅力や心構えなどわかりやすく解説しており、日本の夜の山がいかに魅力的であるか実体験を交えて紹介している。今まで興味すらなかったナイトハイク。一度は行ってみたいものである。

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    2024年02月23日
  • 闇と暮らす。:夜を知り、闇と親しむ

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    闇歩きの楽しみ
    闇に慣れる
    闇へ行く
    闇の中の怪しい光
    闇のしたく
    闇暮らしの知恵

    山登り、ウォーキング、ハイキングを深夜、闇の中で行う著者。
    だからこその不思議な幻想的な風景が多い。

    闇は、人類にとって怖いものであると思う。
    だからこそ、人類は、火を灯した。
    でも、今の世の中、灯した火ばかりで、闇とはとんと出逢う機会がない。
    人間の情報収集でかなりの任を担っているであろう視覚が、闇の中ではほとんど機能しない。
    その代わりに、他の嗅覚、触覚、聴覚、味覚が周りの情報収集をフルパワーで始める。
    だから、闇の中では、日常では捉えられないほどの鮮やかな香り、新鮮な手触り、聞き取れないほどの小さな自

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    2020年01月15日
  • 闇と暮らす。:夜を知り、闇と親しむ

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    夜の闇を楽しむ、という詩的かつ贅沢なエンターテイメントを紹介し、実践するための一冊。
    実際に行っている著者だからこそ、その面白そうな様子はとても魅力的で、身近にある闇―夜を再認識したくなる。
    また、掲載されている写真がいずれも美しく、これだけでも見ていて楽しい。
    前半のこの内容で、ぜひまた全国版を作ってほしいと思う。

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    2019年01月10日
  • 「闇学」入門

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    夜の散歩、キャンドルでの入浴、月を見ながらぼんやり過ごす時間。どれも大好きだったけど大きな声で言いにくかった。でも、いいのね。日本人は昔から闇を楽しんできた。日本の自然の中で文化として育ってきた、なんて聞くとカッコもつくというもの。著者に感謝です。闇を楽しみましょう♪

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    2014年02月27日
  • 「闇学」入門

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    仕事の九割が闇関連という著者による、闇学入門。
    古き良き時代に戻りたいから闇を求めるのではない、としながらも、日本文化を引き合いに出すと、どうしても古き良き慣習や生活がちらついてしまう。しかし、個人の感覚がどう変化するかということにも十分触れられていて、闇の中に少しづつ落ち着いていく感覚を光のなかでもぼんやり味わえる。
    僕は早寝早起き派で、暗闇なんか寝てしまうに限る、と思っているが、そんな生活だからこそ、闇に通夜・徹夜というのがすごいレジャーでもあり、感覚のリセットにもなるのだと教えられた。闇が足りないと光も足りなくなる。
    書を捨てよ、闇へ出よう(たまには)。

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    2014年02月12日
  • 闇と暮らす。:夜を知り、闇と親しむ

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    ナイトハイクについて非常に実用的でもあり、写真も美しく他にはない珍しい本。著者の闇を愛する気持ちが伝わってくる不思議な魅力のある本。

    夜の高尾山をなるべく灯りをつけずに縦走したり、八丈島の闇夜の目の前の滝も見えない状況は想像しただけでも恐ろしい・・・しかし、不思議と知らなかった闇夜の世界に惹かれてしまう。

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    2013年04月12日
  • ヤマケイ新書 ナイトハイクのススメ 夜山に遊び、闇を楽しむ

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     この人のナイトハイクの目的は闇を求めて歩くことなのか。
     なるほど、夜に山に登るにもいろんな考えの人がいるんだね。

     何を隠そう俺もナイトハイカーだが、求めるものは夜景。
     都市近くの山に登って人の営みである夜景を見下ろすのが趣味なのだ。

     とはいえ闇そのものを深く感じるのも夜の山の一興。
     ライトを手で隠せば真の闇に包まれる。
     しばらくすると目が慣れて、うっすらと道が浮かび上がってくるのを感じられると、野生に戻った感覚がある。

     著者の歩き方は闇そのものを楽しむため、あえてライトを使わずに無灯火で登頂することもあるという。
     まだそのレベルには至っていないし、目指す方向性と違う。。

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    2023年12月17日
  • 闇と暮らす。:夜を知り、闇と親しむ

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    <目次>
    第1章  闇歩きの楽しみ
    第2章  闇に慣れる
    第3章  闇へ行く
    第4章  闇の中の怪しい光
    第5章  闇のしたく
    第6章  闇暮らしの知恵

    <内容>
    闇歩きや洞窟歩きを本職にする(そういうツアーを主催したり、企画したり、文筆したり)著者の、闇歩きのすすめ。「社会」のカテゴリかと思いましたが、「旅」ですね。自分は「闇」があまり好きではないのですが、この本を読むと「闇歩き」「ナイトハイク」をしたくなります。明かりのない夜の空や都会の夜景、森の中の光る者たち、興味があります。ちょっとしたハイキングコースを「闇歩き」したくなります。かなり注意が必要だと思うし、滑落しても、野獣に出くわし

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    2021年06月24日
  • 「闇学」入門

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    先月下北沢B&Bであった「仲俣暁生×中野純×南陀楼綾繁「サリーだって語りたい!…男⼦が見た少⼥まんがの歴史と変遷」を聴講した時に登壇された中野さんの著書を買って読んでた。夜這いのことが出て来るかなーと思ってたら少しだけ取り上げられてた。宮本常一さんが『日本人を考える』という対談集の中だったかで「夜這いが無くなったのは街灯がついたから。明るかったらあんなことは出来ない」と発言されたのがずっと連想されてたので。

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    2018年11月09日
  • 「闇学」入門

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    日本人の楽しみは、実は闇の世界にあった?実際に戦前、ほんの少し前までの日本は闇に支配されていた国であり、そのような闇の中に想像力を働かせて様々なクリエイティブな遊びをしてきた歴史がありました。

    たとえば『暗夜行路』という志賀直哉の有名な小説があります。クライマックスでは、主人公が深夜の大山に登っていく様が描かれ、それがタイトルにもなっています。今風に言えばナイトハイクですね。

    実際にナイトハイクは、『夜のピクニック』などで取り上げられたように、様々な地域や学校でイベントとして実施されています。そして我々日本人の大半が大晦日には夜を徹して寺社にお参りしに行くという習慣を持っています。昔は山が

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    2014年04月17日
  • 「闇学」入門

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    闇という着眼点。もうそれだけで専門を究めていこうという独創的なところがいい。

    闇を語るのだから当然それと対になる光について、ある程度触れないわけにはいかない。しかし、エコに戻れとか、スマホばっかり見てんじゃねーとか、そういう話ではなく、闇そのものの魅力をじっくりと紹介する。

    昼夜問わず光あふれる現代のライフスタイルに、人間の本能はどこまでマッチできるのだろうか。

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    2014年02月08日
  • 闇と暮らす。:夜を知り、闇と親しむ

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    まずは闇に慣れること。五感の活性化。人間本来が持っている感覚が研ぎすまされる等。
    ナイトハイクの指南書。

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    2013年02月13日